『 弘前大の今年の入学試験で、医学部医学科の定員が5人増えて105人となることが正式に決まった。増員分はすべて青森県定着枠で、同枠は10人から15人となり、地元医師確保につなげていく。 また、来年の2011年度入試は、教育学部で学校教育教員養成課程の小学校教育専攻と中学校教育専攻の募集枠を一つにし、教科ごとの募集に切り替える。 理工学部知能機械工学科は、前期日程で生物を外し、後期日程は面接がなくなり、物理と化学から1科目を選ぶ。さらに、医学部保健学科は看護学専攻、理学療法学専攻、作業療法学専攻の前期日程で、理科の選択科目を1から2に増やす。 』2010年1月12日アサヒコム
青森県の地域医療、過疎、僻地医療に貢献して貰える医師を確保する為に定員枠増やすことは良い事と思います。都市圏の大学医学部に合格出来る学力の無い受験生が、予備校などの勧めで地方の国立大学や一県一大學の構想により設置された国立医科大学、今は地元に旧来から有る国立大学と合併しているところが多いですが。
駅弁大學の医学部と揶揄されています。医学部受験は、予備校関係者から地域制限の無い全国区と言われています。
ただ医学部は、学閥が強いので地方の国立大学医学部を出て都市圏の病院や大學付属病院に勤務しても学閥による系列化が根強いので出世や昇進が難しいと言えます。未だ戦前からの伝統と歴史を誇る旧帝国大学系医学部の地域地盤のゆるぎないものが有ると思います。各地域ごとの医師会でも根強い力を持っていると思います。医学部ならどこの大学の医学部にでも合格しさえすれば医者になれると考える後継が必要な開業医の先生方も多いようですが。将来性がまだまだ有るとは言えない医者の世界ではないでしょうか。親元で開業出来ず、出身大學の地元の病院勤務後、出身大学のある県内で開業医になられた先生もいます。
地元の医学部志望の受験生が、これまで他府県から受験に来る受験生に押されて来たとも言えます。弘前大学の医学部の関係者も地元と都市圏の受験生に学力格差で負けたとも言われていますが。青森県内の県立高校に地域医療に将来貢献して貰う目的で地元枠の合格者数を確実に確保をする為に弘前大学医学部進学への特進コースを県立高校に設置し、医学部進学に力を入れられてはどうでしょうか。
青森県教育委員会もサーポトすべきだと思います。
地元の地域や僻地医療に欠かせない有能な看護師の養成も大切で、看護学科と医学科との連携や看護学科の地元定員枠を募集しても良いのではないでしょうか。日本には昔から、その地方特有の病気も有り、根絶の為に地方の国立大學医学部独自の優れた研究業績を長年上げて来ました。地元地域医療に根ざした最新の医療技術や機器、医療設備と医学研究で地域住民に貢献し、命を守ることの出来る地元医学部の実力と役割を思う存分発揮して下さい。