ブログ:桜和尚の震災復興応援歌”死を見つめ 今を生きる”"岩手から全国に広がった樹木葬「これからのお墓を考える」こんなテーマでブログを始めましたが、3/11大変なことが起こりました。故郷石巻を中心に、こんな時僧侶として何ができるか?・・・を悩みながら書いています。
プロフィール
政府の復興原案に「鎮魂と追悼が復興の原点」とあるように、亡くなった多くの方々の魂を鎮め、冥福を祈るために”手合せ桜”を犠牲者の数だけ植樹し、復興を誓う活動です。人と人との”縁”を結び手を合わせ、犠牲者への祈りと、復興を祈る桜を植え ていきましょう。 メルマガ始めました
◆思いは国境を越えて-スタンドバイミー
外国のNGOオールハンズボランティア(前回)の続き・・・
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外人さんに対し、意味不明なブロークンが伝わるはずもない。
ましてや、犠牲者の数の桜を被災地に植えることも。
でも、ひょっとしたら彼らが世界に向けて、桜のことを発信してくれるかもしれない、、と思ったからです。
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彼らは今日も暑さの中、ボランティアに汗を流し、ここに来てくれた。
彼らに何とか、慰労の意味で、楽しませてやらなくては、、と数日前から考えていた。(以外に私はサービス精神が旺盛??ヽ(゜◇゜ )ノ)
歌なら外人さんに通じるだろう。よし、自動伴奏つき、ギターでスタンドバイミーをうたってやろう。もちろん英語で????(´0ノ`*)
なぜスタンドバイミーか?それは、自動伴奏ギターの曲リストに入っている唯一知っている曲だから。
このギター、スイッチをいれるとカラオケのように音が出て、弦を鳴らすと押えていないのに、コードの音が出るスグレモノ。ヤマハ製で、すでに製造中止のレアもの。
偶然だが、スタンドバイミーの歌詞がとてもいい。----------------
If the sky that we look upon
Should tumble and fall
Or the mountain
Should crumble to the sea
見上げている空が
万一 崩れ落ちてきても
それとも 山が
万一 崩れて海になっても
I won't cry, I won't cry
No, I won't shed a tear
Just as long as you stand
stand by me
泣きはしない 泣きはしない
いいや 一粒だって 涙なんか流さない
君がいてくれさえすれば
君がそばに いてくれさえすれば
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どうですか。こんな言い歌詞はないでしょう。ピッタリでしょう。
これを外人さんの前で歌ってやろうというのだから、私もいい度胸しています。
練習している声も姿も、妻には見せられません。
本堂の奥で秘密の特訓です。(檀家さんに聞かれたらどうしよう・・)
ついに当日の午前、妻の前で「今日外人さんが来るから、慰労のために歌を歌う。
一緒に歌ってほしい。子供たちも紹介するから、一緒に歌わないか?」
妻「えー・・・・・いいよ
」
あっさり、OKが出た。いままであれほど心配していたのに。
どんなにか心配していたのに。
あー気が抜けた。でもよかった。(・∀・)
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ということで、本番は外人さん方も一緒にスタンドバイミーを歌ってくれたのです。
(スタンドバイミーは、震災のことを歌ッテイマスネ・・・と、日本語のわかる外人さんが言ってくれた)
そのほかに、涙そうそう も好評。 最後は、世界に一つだけの花を全員で手拍子。
サンキュー (アンコールはありませんよ)
この様子を懇親に交じっている檀家さんも見ているのだが、
あとで村の人たちになんと言われるか
(うちの和尚、頭、大丈夫??・・・)なんて
・・・まあいいか!
英語も、頭もブロークンなのは本当だから・・
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見上げている空が 万一 崩れ落ちてきても
それとも 山が 万一 崩れて海になっても 僕は泣かない
ただそばにいてほしい
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悲しみの中にいる時、言葉は無力です。
ただ、そばにいるだけ。悲しみを分かり合える人が、隣にいてくればいい。
これを同悲(どうひ)というのでしょうか?
stand by me それだけでいいのです。
ありがとうオールハンズ。