教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

原子力02   1ミリ、100ミリ、「直ちに」の差は?

2011年07月20日 21時20分45秒 | ブログ

原子力02   1ミリ、100ミリ、「直ちに」の差は?

福島原発で放射性物質が漏れたとき、一般人が1年間に被曝しても大丈夫な量は、 

(法律と私) 1ミリシーベルト 

(解説者) 100ミリシーベルト 

参考;(政府)「直ちに健康に影響はない」 

と大きく違いました. これでは普通の人が迷うので、「違いの原因」だけ解説をしておきます 

・・・・・・・・・ 

まず、100ミリシーベルトを支持する専門家は、国立研究所系研究者、京都大学、長崎大学、東芝関係者などに多いようですが、その一人は、かつて長崎大学におられて、今、京都大学の渡邉正己教授です 

わたくしは普通このようなことを論じるときに、個人名を挙げません。それは、内容を批判することがあっても、人間を批判したくないからです。 

しかし今回の場合ははっきりと発言しておられますことと、ここでは渡邊先生を批判するのではないので、先生のお名前を挙げさしていただきました。 

先生が320日に発言されたことは次のようなことでした。 

100ミリシーベルトで健康に害を与えると仮定しても、発がん率はおよそ100人に1人。放射線の被曝がなくても100人のうち50人はガンになるので、あまり影響はないと予想されます。」 

これは先生のお考えであり、わたくしの考えとは違いますが、だからといって先生のお考えが間違っているというわけではありません。わたくしと違うということです。それでは何が違うかを整理してみたいと思います。 

・・・・・・・・・ 

「人間はがんで死亡するのが、人口の約半分なので100人に50人はガンで死ぬ。だから放射線に被曝して100人に1人だけガンが増えたからといって問題ではない」というのが先生の趣旨です。 

これに対して、わたくしは次のような例を考えます。 

1)   「どうせ人間は100人に100人が死ぬのだから、交通事故で死んでも問題はない。それに、交通事故の死者数はわずか10万人に5人だから、交通事故対策等はやらなくてよい」 

2)   「飲酒運転をしても、交通事故死の10分の1にしか過ぎない。ましてその数は100万人に5人だ。だから飲酒運転を取り締まる必要はない」 

どうせ人間を100人に100人が死ぬのだから交通事故で死んでも病気で死んで同じであると言えば、それはそうかもしれません。渡邊先生はこのように考えておられると思います。 

しかし、社会が交通事故を何とか無くそうとしているのは、人間が自然の中で死んでいくのは仕方がないが、幼い子供や青年が、また、仮にお年を召した人でも、やはり交通事故で亡くなるというのは悲惨なことだと日本社会は判断していると思います。 

次に、飲酒運転による交通事故死は、交通事故全体の10%に過ぎません。ですから、飲酒運転で犠牲になる方は年間「たった」500人です。確率的で言えば「100万人に5人」にしかすぎません。100万人に5人しか被害を受けないものをメディアが騒ぐというのも問題かもしれません。 

しかし、お酒を飲まなくても運転できるし、お酒を飲めば交通事故が多くなるのです。だからたとえ50人増えるにしても、日本社会は何とかそれを食い止めようとしてきたと私は思っています。 

このような通常の社会的だ災害に対して、100ミリシーベルトの放射線を浴びると100人に1人がガンになるわけですから、約1億人の日本人を考えれば、100

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7月20日 海江田大臣からの電話の用件 小出裕章(吉田照美ソコダイジナトコ)

2011年07月20日 20時49分50秒 | ブログ

小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ

京都大学原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報

7月20日 海江田大臣からの電話の用件 小出裕章(吉田照美ソコダイジナトコ)

2011年7月20日

2011年7月20日、文化放送「吉田照美ソコダイジナトコ」に小出裕章氏が出演されました。その際に、7月13日に海江田万里経済産業省から小出氏に掛かってきた電話の内容について小出氏自身が語りました。このエントリーではその箇所のみお伝えいたします。

録音

※該当箇所はラスト30秒あたり。
Voice_(110720)

海江田大臣から小出氏に掛かってきた電話内容に関する箇所の書き起こし

=====

吉田「それであと小出先生、最後にちょっと、ツイッターの情報なんですけど。サイゾーという情報誌からなんですが。7月13日に海江田経済産業大臣から小出先生に直接電話があったというのは本当なんですか?」

小出「(笑)。早いですね。えーっと、元木さんがきていてなさったときにちょうど電話がかかってきまして、もちろん海江田大臣直接ではなくて秘書のかたから電話がありました。」

吉田「はあー。これはどんな御用だったんですか」

小出「えーっと、私のなにか話を聞いてくださるということでしたけれども、私はそういう余裕がないということでお断りしました」

吉田「わかりました!」

=====

番組全体の内容の書き起こしは以下のリンクからどうぞ。
7月20日 汚染食品の流通に反対しない真意 小出裕章(吉田照美ソコダイジナトコ)


7月20日 汚染食品の流通に反対しない真意 小出裕章(吉田照美ソコダイジナトコ)

2011年7月20日

2011年7月20日、文化放送「吉田照美ソコダイジナトコ」に小出裕章氏が出演されました。コメント欄にてかふうさまより教えていただきました。

番組案内

7月20日(水)
・てるてるデリバリー:上杉隆(ジャーナリスト)
・コメンテーター:上杉隆
・7時の情報デリバリー:おは天純子の季節散歩!
・週刊エンター:節電ライフを満喫する
          ~省エネ芸人、グリーンランド・杉木大樹さん~

動画

Voice_(110720)

=====

吉田「京都大学原子炉実験所の小出裕章先生にまたお話を伺おうと思います。えー小出先生おはようございます。」

小出「おはようございます」

吉田「今日も宜しくお願いいたします」

小出「こちらこそよろしくお願いします」

吉田「あの原発事故収束に向けてですね、工程表が示されてから3ヶ月なんですが。ステップ1は放射性物質の放出量が事故直後に比べて200万分の1に減少したことなどから、まあ達成できたと、評価されていますけれども。そもそもその工程表自体がメルトダウンを認める前に作られていたものだと思うんですけども。これあの、誰でも普通にこれ見てですね、政府の発表鵜呑みに出来ないと思うんですけれども。そのあたりまず小出先生からお話しいただきたんですが」

小出「おっしゃるとおりです。それにそれ以上言葉を繋ぐ必要がないと思います」

吉田「ないですか。ああー、現在伺いたいのは1号機から4号機、それぞれどういう状態にこれあるんですか?」

小出「要するにわからないのです」

吉田「やっぱわかんないんだ、これは」

小出「はい。あの、原子炉の中にどれだけあの水が入っているかという、そのこと自身がわからないという状態です。皆さんなかなか想像しにくいかもしれませんが、火力発電所が例えば、地震や津波で壊れたといえばですね、壊れた現場に行ってゆっくり時間をかけて修理をすればいいんですね。しかし原子力発電所の場合は放射能で汚れてしまいますので、修理に行くことすら出来ないと。原子炉の中の、水がどこまであるかというのは、原子炉水位計という計器で計っているのですが、その計器の調整に行くことすら出来ないという、そういう困難な現場なのですね。」

吉田「現場でも要するにわかんないわけですね、じゃあ」

小出「はい。1号機に関してはかろうじて原子炉建屋の中に作業員が突入して計器を直してみたら水がなかった。やっぱりメルトダウンだということになったわけですが。2号機と3号機に関してはいまだに原子炉建屋の中に人が入ることすらできないというそういう困難な状況です」

吉田「それを本来発表すべきなんですね、そのこともね」

小出「そうです」

吉田「はあー。そういう中でセシウムに汚染された肉牛の問題なんですけども、これがまた消費者に不安をまた与えているんですが。やっぱこれは、我々は放射性物質による被曝とやっぱり付き合っていくしかないっていう時代として諦めるしかないわけですかこれは。」

小出「私はそう思います。3月11日を境にして世界は変わってしまいました。」

吉田「ああーー……」

小出「どんな食べ物も福島から放出された放射能で汚れてしまっている、わけです。ですからその汚染した食べ物をどのように分配するのか、という選択しか残されていません。」

吉田「あの、小出先生は伺うところによると、その福島県産の肉牛が流通すること自体は反対をされていないというふうに伺ってるんですが。それでその真意っていうのはどの辺にあるわけですかね」

小出「ええっと。今、日本の国がやろうとしていることは、基準を決めて基準を超えたものは危険だから出荷停止にすると。基準を下回っていれば安全だとして流通させてしまうというそういう姿勢なんですね。」

吉田「はい」

小出「私はそれにまず反対、なのです。基準を超えればもちろん危険ですけれども、危険を下回っていたとしても、危険なの、です。放射能に被曝をするということは微量であっても危険ですので、汚染の少ないものから汚染の高いものまでいろんなものが出てくるわけですけれども。それをきちっと表示してそれなりに流通させて一次産業を守るということが私は必要だと思います。」

吉田「はあはあ。はあはあなるほどね。数値をハッキリ明示しろと」

小出「そうです。」

吉田「いうことが大切だと」

小出「はい。」

吉田「これあの全頭検査してやっぱそういうあたりってのは、牛に関してもそうですけど、他の色んな流通してるものに関しても、全部やっぱりその数値ってものを明示して欲しいと僕なんか思うんですけど」

小出「はい」

吉田「これはやってそんな難しいことじゃないんですよね。作業的には」

小出「すべての食品をやろうとすると大変ではあろうと思いますが、それこそ東京電量がやるべき責任がある立場と私は思っています。」

吉田「そうですよねえ。これをなんで国がそこら辺を強く出れないんですかねえ」

小出「国と東京電力は、ようするに犯罪者なのです。」

吉田「そうですよねえ」

小出「はい。その2人の犯罪者が自分たちの犯罪をなるべく軽く見せたいとしてマスコミを使っているわけですから」

吉田「そういう作業をマスコミと共にやってるというのが今の現状なんですね」

小出「そうです。」

吉田「はあー、上杉さんどう思う」

上杉「おはようございます。ジャーナリストの上杉です」

小出「あ、おはようございます」

上杉「今もちらっとおっしゃったんですが、その2つの犯罪者とほかに、メディアのほうもその犯罪にどうも加担してんじゃないかと私自身ずっと思ってたんですが」

小出「私もそう思います」

上杉「特に今回ですね、この放射性物質が出ていて、しかも牛だけにどうもここ最近、牛だけしかも福島県産だけに、放射性の物質が付着してそれが食べれる値を超えてると、いうような報道になってるんですが、実際は決してそんなことはないと思うんですが、小出先生からご覧になってどうでしょうか」

小出「もちろんです。牛だけが汚れるなんてことはあろうはずがなくて、えー、あらゆる食べ物が汚れてしまっている。」

上杉「あの小出さんが4月の段階でだと思うんですけれども、あの、放射性の物質が。放射能がですね、格納容器含めて、えー外部放出が出ていると。でそれは決して止まっていないとおっしゃっていましたが、その状況が改善されないままステップワンが今回ですね、達成されたと。ステップ1を読み込んでいくとその外部放出が止まるということが条件になっていたのですが。もうここがいつの間に達成されたのかなというのが疑問にあるんですが。それはどうなんですかね」」

小出「えーっと。大気中への大量の放射能の放出というのは3月のうちにほぼ収まっていると私も思います。逆に今汚染水というのが敷地の中に11万トンを超えて溜まっているものがあって、それを循環式にしたと言っていますけれども、循環というのはただ回しているだけで減る道理がないのですが。どんどん今減ってるといってるのは海に流れていってるということなんですね。だからそれを速く何とかしなければいけないのですけれども。それに関してもなんにもしないまま手をこまねいているという状況なのです」

吉田「これこんなに遅い判断で大丈夫なんですか?」

小出「大丈夫ではありません」

吉田「そうですよね。」

上杉「あの、ストロンチウムの被害についてもかなり早い段階から小出先生がおっしゃってましたけど。ますます今回ですね。汚染水が出てるということでその心配が増しますし、あと台風が近づいていて、当初言われているような形で台風が福島の近くに行った場合、よりそういう意味での被害が大きくなるんではないかと。いうふうに言われていますが、このあたりはどうですか?」

小出「おっしゃるとおりです。これから敷地に雨が振るようになったら、汚染水がまたあふれるということになると思います」

上杉「その辺の対策ってのは政府はきちんと、対策というか警告も含めて、えーどうも発表してないんですが」

小出「はい。」

上杉「えーこれはまあ、なぜかと聞いてもしかたがないんですが、えー、むしろその防護策というか個人個人ができる対策というものはどういうものがあるんでしょうか」

小出「えー、個人個人とおっしゃったのは国民一人一人という意味」

上杉「そうです。食べ物、口にするものですね。」

小出「わたしはその、汚染した、食物が汚染するのは避けられないし、それを流通させるべきだというふうに言ってる人間で。流通させた上で実は肝心なことがあるわけで。子どもには汚染したものを与えない。原子力を許してきた大人がそれを食べるということを私は主張して、います。ですからまず、一番大切なことはどの食べ物がどれだけ汚れているということを、きちっと東京電力に計って知らさせるということが必要ですし、それを受けて大人たちがちゃんと子供たちを守るということをやることが必要だと思います。」

吉田「わかりました。それであと小出先生、最後にちょっと、ツイッターの情報なんですけど。サイゾーという情報誌からなんですが。7月13日に海江田経済産業大臣から小出先生に直接電話があったというのは本当なんですか?」

小出「(笑)。早いですね。えーっと、元木さんがきていてなさったときにちょうど電話がかかってきまして、もちろん海江田大臣直接ではなくて秘書のかたから電話がありました。」

吉田「はあー。これはどんな御用だったんですか」

小出「えーっと、私のなにか話を聞いてくださるということでしたけれども、私はそういう余裕がないということでお断りしました」

吉田「わかりました! ありがとうございました。またよろしくお願い致します」

小出「こちらこそ」

吉田「ありがとうございました、朝早く。京都大学原子炉実験所の小出裕章先生でございました」


7月13日 海江田経産相から小出裕章氏に直接電話があった(サイゾー)

2011年7月20日

7月19日付けのサイゾーに、7月13日に小出裕章氏の元を尋ねた元木昌彦氏が興味深い内容を寄稿していました。このブログの趣旨である、小出裕章氏本人の言葉の紹介に反しますが特別にエントリーとさせていただきます。

以下、引用。

=====

 余談になるが、小出氏のところを辞する間際に、電話がかかってきた。そうした時間はないとすぐに切ったが、誰からですかと尋ねると、海江田万里経産相からだと教えてくれた。

 面識はないと言う。菅直人に反旗を翻した海江田が、何用あって反原発のカリスマのところへ電話を寄こしたのだろうか。

=====

引用元:日本の被曝医療構造はピラミッド型? 切り捨てられる低線量被曝 ? 日刊サイゾー

=====

追記)
その後、7月20日、文化放送の「吉田照美 ソコダイジナトコ」にて、吉田照美さんから海江田大臣からの電話の内容について質問された小出さんが、その内容について語りました。

7月20日 海江田大臣からの電話の用件 小出裕章(吉田照美ソコダイジナトコ)


7月18日 今後解放されることはないセシウム汚染とその対策 小出裕章(MBS)

2011年7月19日

2011年7月18日(月)、MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。

番組案内

2011年7月18日【月】
節電の夏、怪談で涼を
「節電、節電」と例年以上に暑さが厳しく感じられる今年の夏。こんな時こそ怪談で涼んでみませんか?怪異蒐集家の中山市朗さんをスタジオに招き、怪談にみる大阪と東京の違い、そしてとっておきの上方怪談を語ってもらいます。一度聴き出したら最後。スイッチ切りたくても切れませんよ~!
京都大学原子炉実験所・小出裕章さんの原発事故解説も。

録画

20110718 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

内容、書き起こし

(水野:小出さんこんばんわ)

小出:小出さんこんばんわ。

(水野:こんばんわよろしくお願いします)

小出:よろしくお願いします。

(えーまずは、牛肉の問題でうかがいたいと思います。放射性セシウムを含む藁が与えられた福島県の食肉用の牛が全国各地に流通していたと、いうニュースがございます。でこの流通していた牛肉のうち多くがですね、兵庫県に肉牛が出荷されていたと、いう話が出てきました。でこれは東京についで多いということでおそらくこの種まきジャーナルを聞いてくださっている多くの方もですね、えー、我が家はどうだろうかという思いで心配をしていらっしゃるのではないかと思うんです)

小出:はい。

(水野:でこの自体に及んで、小出先生は私たちどういうふうに対処するべきだと思われますか?)

小出:えー、私は流通すること自身は反対していないのです。えー、福島県で生産される農産物、あるいは酪農製品も私は流通させろとずっと言ってきた人間ですので流通させることはいいことだと思いますけれども。ただ知らないまま流通されてしまって、子どもも含めてそれを食べてしまうという状況を、私は一番嫌います。えー、どれだけの汚染された牛肉がどこに流れているということをきちっと知らせながらこれからやって欲しいというのが私の願いです)

(水野:うん……、でもですね、これ、うちの店でだしている牛肉はどうやらセシウムい汚染されていると店が開示したときにそれを消費者は買いますか?)

小出:買わないでしょうね。

(水野:ね。買わないんじゃないかと。思うんですよ。例えば大人だけの家庭であってもなかなか手を出す気にならないんじゃないかと。)

小出:はい。多分そうだろうと私は思いますけれども。私はみなさんに知ってほしいのです。3月11日を境に世界は変わったのです。私たちがこの日本という国をどのようにつくっていきたいかということを考えたときに私はやはり一次産業を支えたいと思いますし、子どもには汚染の食品を食べさせたくないと思いますので、原子力をここまで許してきてしまった大人、放射能の汚染を許した大人がどうすべきなのかということを、やはり皆さんに考えて欲しいと思うし、考えるためのまず条件、ここまでどれがどれだけ汚れてるということを日本の国と東京電力にきちっと表示させるようにさせたいというのが私の願い、です。

(水野:ただ大人はですね、これから先ずっとこうした形で汚染された形で食品を食べ続けて、大丈夫なんですか? いっときのことではないのではないですか?)

小出:大丈夫じゃないです。被曝というのは必ず危険ですから、被曝に関して大丈夫とか安全とかいう言葉を使ってはいけません。ですから大人が、わたくしは大人に食べてくださいと言ってるわけなんですけれども。大人の人にとっても大丈夫なんていう被曝はありませんし安全な被曝はありません。ただ世界が変わっていってしまった以上それを引き受けるしかないと私は思っています。

(水野:例えばそれを消費者としましてはこれぐらいの放射能、物質であればまあ健康に大きな被害は出ないだろうと長期的な見通しを科学的に示されたらある程度の安心が得られてそうした食品にも手をだそうと思うかも知れないと思うんですよ。そうした長期的な実証といいますか、データというものはあるんですか?)

小出:はい。私が信用しているその、長期的なデータというものはもちろんあるわけで。1ミリシーベルトという被曝をしたときに、全年齢の平均で言えば1万人に4人が癌で死ぬと。ただしもう50歳を過ぎたような大人であれば、それの100分の1くらいになっていますと。ですから100万人に4人というぐらいしか死ななくなるのですから、そのぐらいの危険はせいぜいひきうけるべきだしそれが10ミリシーベルトになったところで、10万人に4人ですから、せめてそのくらいのことを引き受けながらこれからの日本という国を少しでもましな国にすると、いうぐらいの責任はもって欲しいと私は思います。

(水野:でも今やですね、逆に言いますと子どもに安全な牛肉を食べさせたいと思っても、どれが安全なのかがわからないというような段階に近づいているんじゃないかと思うんですよ)

小出:そうです。そうです。それが一番悪いことなのであって、どの肉がどれだけ汚れている、どれの野菜がどれだけ汚れているということをきっちりと知らせてくれない限りは選択はできないという状態に私たちは追い込ま出ているのです。それをきっちりと知らせるという責任こそが国と東京電力にあると思います。

(水野:また福島県の牛が出荷停止になるようなんですが。これは福島県だけの問題ですか?)

小出:違います。

(水野:はあー……。)

小出:ようするに汚染というのは、連続的にあるわけですね。ですから国が決めた1キログラムあたり500ベクレルという基準を超えてるもちろん牛もあるわけだし、ちょっと下まわっている牛もいるわけですけれども。みんな要するに連続的に汚染があるし、連続的に危険が存在しているのです。そのどっかの基準を超えたら危険で、その基準を下回っていれば安全なんてものはもちろんないのです、もともと。ですから福島県であろうと宮城県であろうと茨城県であろうと、あるいはちょっと離れたところでもホットスポットというところに位置してしまえば、みんな汚れているわけだし、程度の高い汚染程度の低い汚染として連続的につながっています。

(平野:先生あの、今たまたま牛肉の話になっているですけれども。たとえばまあ3月の事故以降ですね、戸外で放置していた食品って結構あると思うんです。例えば大根なんかを干してる農家の軒下なんかですね、様々考えられるんですけれども。このへんなんかも当然こう、計測が必要でしょうし、その出荷時のまあ情報っていいますかね、それも大事になってくると思うんですけれども。)

小出:そうです。

(平野:あまり政府とか自治体もやってませんよね)

小出:もちろんみんな、そんなこと見たくもないわけですし、政府の方はなるべく安全だということを宣伝したいのですから積極的にやらないということをこんにちまで来ているわけなのですね。でも、もちろんその乾燥させたような大根にしてもそうですし、お茶なんてものはものすごい高濃度にもうどこでも汚れてしまっているわけなのですね。それをちゃんと、あの、消費者、国民一人ひとりにわかるように表示させるというシステムを作る

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菅総理の支離滅裂 、蟷螂の斧・山内康一

2011年07月20日 14時02分01秒 | 国際・政治

予算委員会で菅総理に質問をしようと調べていたら、
原発の海外売込みでも、菅総理は支離滅裂でした。

菅総理は今年1月24日の国会の施政方針演説では、
「私みずからベトナムの首相に働きかけた結果、
原子力発電施設の海外進出が初めて実現しました」と
実績として原発売り込みをアピールしていました。

総理みずからトップセールスで原発を売ったかと思えば、
それから半年もたたないうちに「脱原発」を訴えて、
それこそ「脱原発解散」を狙っているとの噂もあります。

菅総理が「脱原発」に舵を切った後のはずですが、
菅総理は先月2日にベトナム共産党書記局常務であり、
国家主席就任予定のチュオン・タン・サン氏に対し、
「原子力分野での協力については、今後、より高い水準の
原子力安全の実現を目指し、ベトナム側と協議を進める」
という趣旨を伝えたそうです。

きわめてお役所的でわかりにくい表現ですが、
「原発売り込み」を止めるとは言ってません。
まだベトナムへの原発を売る気かもしれません。

国内で「脱原発」と言い、海外へは原発を売るのでは、
二枚舌であり、支離滅裂であり、不誠実です。

ろくに外交分野の実績のない菅総理にとっては、
ベトナムへの原発売り込みは数少ない実績でしたが、
その実績も3・11以降は汚点になりかねません。

仮に菅総理が「脱原発」解散をやったところで、
まったく信念のない主張では国民に訴えません。
何をやってもうまく行かない菅総理は、早く辞めるべきです。

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【アクセス】ジェームススキナー365日語録357

2011年07月20日 13時36分39秒 | 悩み

■どのくらい簡単に、相手が自分のもってる素晴らしいものにアクセス
できるのか考えよう

☆大体、自分が自分の商品を買ってみようと思ってもなかなか買いたくても> 買いにくい状況を作ってしまってることが多いのです。

ですから、自分で自分の商品を試しに買いにいってみましょう。
インターネットでもです。
簡単にアクセスできるようにしてあげると、無限にお金が転がり込んできます。

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米CIAの要請で導入した原発は、「つなぎのエネルギー」だったのが忘れられ、米国はいま大変化

2011年07月20日 13時08分30秒 | 国際・政治

2011年07月19日 19時53分55秒 | 政治
◆日本の原子力政策は、米国の核戦略の下で、少資源国である日本に「原子力の平和利用」という観念を浸透させて、被爆国日本の国民の国民が抱いている「核アレルギー」を少しでも解消しようと、米国主導で行われたと言われている。
 東京電力労組(電力労連=いまの総連)出身で民社党衆院議員を務めた東電OBの話によれば、原発を導入した当時、全国の電力会社経営陣も労組幹部、つまり、労使双方が「原発はつなぎのエネルギー」という共通認識を持っていたという。電力は、原発中心で賄うのではなく、水力、火力、そして再生可能な新しい自然エネルギーなど加えて、十分に賄えるようになれば、原発から脱脚していくと考えていたというのである。
 ところが、現在は、労使ともに、「原発中心の電力供給」という考え方が主流となり、「脱・原発依存」、ましてや「反原発」を非常識と受け止めて、敵視するようになっているという。
だから、原発導入時のOBたちが、いくら「原発はつなぎのエネルギーである」と説いて回っても、受け入れてもらえなくなっているのだ。「意識がまったくズレている」と嘆くのみである。
 なぜこうなったのか。これは、物心ついたときには、手塚治の漫画と「鉄腕アトム」で原子力になじみ、原発が現代文明の最先端を走る技術として歓迎され、電力発電のエネルギー源として当たり前、あるいは常識となったことが、大きく影響している。しかも、原発が、電力会社の収益を上げる「ドル箱」として位置づけられるなかで、電力会社労使ばかりか、自民党、民社党など主要政党の政治資金源となり、通産省(現在の経済産業省)など関係官庁の官僚たちの天下り先として便利な業界として、「政財官学」が原発利権で鉄の癒着構造を築いてきたからである。もちろん、マスメディアも例外ではない。
◆原発導入からこれまでの過程で、新聞各社は、それぞれの利害の違いを社説といういわば、公器中の公器である「社説」を使い、我田引水的な主張、論調を繰り返してきた。
 最も露骨だったのが、読売新聞である。社主である正力松太郎元衆院議員(元警視庁警務部長、元科学技術庁長官=初代、4代)が、米国CIAの要請で日本への原発導入に尽力、通産相時代の中曽根康弘首相(旧内務官僚、警察部長、元科学技術庁長官=7代)とともに手を携えて、原発を各地に設置した。
 こうした関係から、読売新聞は、現在でも「原発推進派」として社説、論説を展開しており、東電はじめ電力業界にとっては、心強い用心棒となっている。
 朝日新聞は、7月13日付け朝刊「オピニオン面」(15面)で、「推進から抑制へ 原子力社説の変遷」という見出しをつけて、「変わり身」の早さを印象づけている。「転機はチェルノブイリ」といい、最近は「危うさへの感度足りず」と反省している。自然エネルギーに関するニュースにも日ごろから力を入れてきた。読者の意識の変化に応じて、社説を変えるいつもながらの「似非新聞」ぶりである。
◆しかし、日本の原発政策は、米国の意向に強い影響を受けてきたことから、現在でも米国は、相変わらず、対日姿勢を変えていないのではないかと、思い込んでいると大変な間違いを犯す危険がある。読売新聞は、あまりにも米国CIAとの関係が深かったことから、現在でも、頑迷固陋に従来の観念に固執していると米国の変化に気づかないまま、間違った論調を続けてしまう危険に陥る。実は、米国の方が、脱・原発依存から再生可能な自然エネルギーへのピッチを上げている面が際立つ。オバマ政権になってからは、なおさらである。このあたりの感度では、朝日新聞は、敏感である。商業新聞である以上、世の中の変化に敏感に即応するのも、営利目的の成せる業とも言えるだろう。
◆産経新聞MSN産経ニュースが7月18日午前6時51分、「【社説検証】■首相無責任と論じた産経、讀賣、 朝日は“歓迎ムード”に踊る」という見出しをつけて、配信している。よく整理されており、参考になるので、以下引用しておこう。
 「菅直人首相が13日夕の記者会見で、『将来的に原発に依存しない社会を目指す』と明言し、日本のエネルギー政策を大転換させる考えを打ち出した。朝日が『首相の方針を歓迎し、支持する』と賛意を明確にしたのは、これまで同紙が大々的に『脱原発論』を展開してきたことから予想されたにしても、『首相が交代した後も、この流れが変わらぬような道筋をつけてほしい』『与野党を問わず、政治全体として脱原発という大目標を共有して、具体化へ走り出そう』と、『脱原発』の問題点にはほとんど触れないまま、“歓迎ムード”に浮かれたような論調に終始した。対して産経、日経、読売、東京の4紙は、菅首相の発言を強く批判した。産経は『中長期的に再生エネルギーを強化してゆくことも、方向性としては妥当』としながらも、『基幹エネルギーの転換をどう円滑に進めるかだ。首相はこの点を全く説明しておらず、無責任以外の何物でもない』『エネルギーの安定供給という政府の責任を放棄した』と断じた。日経も同様に〔国民生活などへの影響の大きさを考えれば、首相の発言は無責任」と論じる。読売は『代替電力の展望もないまま原発からの脱却ばかりを強調するのは、あまりにも非現実的』とし、『安全確保を徹底しつつ、原発利用を続けることが、経済の衰退を防ぐためには欠かせない』と原発の有用性をも訴えた。産経、読売、東京の3紙はさらに、今回の方針が菅氏の政権延命策に当たるとして、『単なる政権延命のためだけの政策転換は、もう許されない』(産経)、『政権延命を狙って大風呂敷を広げただけでは困る』(東京)などと語気を強めた。『考え方については基本的に支持し、評価したい』とした毎日は、やや抑え気味ながら『将来とは一体、いつごろを考えているのか』「《十分に必要な電力供給は可能》と明言したが、もっと具体的な数字を挙げて説明しないと説得力を欠く』などと、発言内容の不備をついた。ただ『政府・与党としての考えをまとめる作業を急いでもらいたい』とした毎日に対し産経など3紙は、菅氏が重要な政策の決定に携わることが不条理だと強調する。『退陣を表明して『死に体』となっている首相が国の将来を左右する新たな政策に取り組むことがあっていいのだろうか』(産経)▽『中長期的な国家戦略は新政権の下で、腰を落ち着けて議論するのが筋』(日経)▽『退陣に言及した首相にはすでに、政府を動かす政策実現力が残されていない』(東京)15日の閣僚懇談会では首相自ら、会見での発言内容は個人的な考えだったと釈明した。国の基幹的な政策が首相個人の思いつきに翻弄されているのだ。産経は14日付の主張で『一刻も早い退陣こそ求めたい』と迫り、16日付でも『最高指導者の発言として、あまりに軽く』『居座りを続けていることで実害は拡大する一方だ』と断じ、『首相の即時辞任を求める』と重ねて訴えた。『そもそも『信頼も信用もされない総理は何をやったって存在それ自体が政治空白だ』と言い放ったのは野党時代の首相自身である』(東京)まさか菅サン、その発言も『思いつきだった』と言うのではありますまいな。(清湖口敏)」
 ◇■首相の「脱・原発依存」会見を受けた各社社説
産経・その場限りで信用できぬ
朝日・政治全体で取り組もう
毎日・目指す方向は評価する
読売・看板だけ掲げるのは無責任だ
日経・菅首相の「脱原発依存」発言は無責任だ
東京・政権延命狙いでは困る
 〈注〉いずれも7月14日付

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
大勲位・中曽根康弘元首相が、93歳にして原発政策の大転換に「風見鶏」の健在ぶりを発揮して、衝撃を与えている

◆〔特別情報①〕
 あの原発推進派の頭領であった大勲位・中曽根康弘元首相が、93歳にして「風見鶏」健在ぶりを示している。自ら路線を敷いた原発政策の大転換に意欲を示しているのだ。

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『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊



もくじ

2章 田中角栄門下生たちによる骨肉の争い
  ―自民党内の小沢一郎包囲網の暗躍

細川に「武村を切れ」と命じた小沢一郎の真意

 新党さきがけの武村正義官房長官(現在、蔵相)との暗闘は、熾烈だった。これは、実は、武村正義官房長官が、東大(経済学部卒)出身で、かつ旧内務省の嫡流意識がもっとも強いと見られている自治省の高級官僚出身者であるという経歴と無関係ではない。

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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.122

第二章 第一世界大戦

前回からの続き

次に千九百二十八年の初、センチュリー・マガジンと云ふ雑誌にマルカス・ラヴェージと云ふユダヤ人の寄稿で次の様な露骨な暴露をやつて居る。

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「孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学」(PHP文庫)
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引用元:http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken
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「秋以降もやるつもりか」に首相、険しい表情

2011年07月20日 12時47分52秒 | 国際・政治

讀賣新聞2011年7月20日(水)07:10『 2011年度第2次補正予算案の基本的質疑が行われた19日の衆院予算委員会で、自民党は東日本大震災の復旧・復興策が遅れているとして、菅首相らを厳しく追及した。政府側には対策の遅れや、調整不足を認める場面が相次ぎ、本格的な復興策を盛り込む第3次補正予算案の編成に向け、政府の態勢立て直しが急務となっていることが浮き彫りとなった。 「『復興プラン』などと言う前に、当然やるべき当たり前の作業が遅れている」 自民党の茂木敏充氏は、政府の震災対応の現状を強い口調で非難した。 茂木氏がまず指摘したのは、5月に成立した第1次補正予算に盛り込まれながら、予算の執行が進んでいない事業の存在だ。茂木氏によると、1次補正にはがれき処理に3500億円超、壊れた公立学校施設の補修費に950億円超が計上されたが、すでに被災自治体に予算が付けられたのは、がれき処理費が208億円、補修費が9億7000万円にとどまっているという。 さらに茂木氏は、がれき処理では16市町村からの要望に対し、11件が差し戻されていたことを指摘し、「請求の乱発を防ぐための意図的な措置ではないか」とただした。政府は、枝野官房長官が「事務処理の扱いとして適切ではない」と陳謝したほか、首相も「執行が進むように強く指示したい」と答弁するなど、対応の遅れを認めざるを得なかった。 政府内の調整不足は、被災地のがれき置き場などで大量発生しているハエや蚊などの害虫駆除で露呈した。 5月24日に松本環境相(当時)は、害虫駆除対策を、災害廃棄物処理事業の補助対象にする意向を示したが、茂木氏は「3日後に補助事業の対象外とも取れる課長通達が出されていた」と、江田環境相を追及。江田氏は「就任したばかりで事情はつまびらかでない」と答弁に窮し、善処を約束した。 さらに、茂木氏は、河川・道路・下水道、全半壊した学校や病院などの復旧を列挙し、「なぜ2次補正に計上しないのか」と迫った。首相は「本格復興は3次補正での対応になる」と答えたが、「あなたから3次補正の話は聞きたくない。秋以降も首相をやるつもりか」と切り返され、険しい表情を浮かべた。』

このような状況では、東北各県の被災地の瓦礫処理も瓦礫置き場などで大量発生しているハエや蚊などの害虫駆除も補助事業の対象外になれば更に遅れに遅れ、本格的な東日本大震災の復旧作業も復興事業も秋以降に自分が総理大臣を辞めず一緒に丸投げ継続扱いの補正予算として、総て先送りにするつもりではないでしょうか。もう東日本大震災から4ヶ月を経過し、被災地では、瓦礫やゴミ集積場、魚介類が腐敗した冷蔵施設などでハエが大量発生し、と悪臭に悩まされ大量発生したハエで伝染病も懸念されています。不自由な避難所での日常生活を送られている皆さんも身体的、肉体的にも限界に達し精神的ストレスから心の病に掛っている人や被災地では自殺者今増えています。 東日本大震災の東北各県の被災地の皆さんは、切捨て御免では本当に困ります。菅直人総理大臣は、側近と名店でおいしい高級料理に舌鼓を打ち、被災地の人達は、差し出された食事大量のハエが集り困られ状況を現実に直視しているのかと言う事です。簸たすら内閣総理大臣の椅子にしがみ付き、東日本大震災と東京電力福島第一発電所の事故処理に全力を尽くさず自分の栄耀栄華しか考えない菅直人総理大臣の元市民運動家、新左翼活動家の労働貴族化した姿しか見えません。

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【それぞれ】斎藤一人語録318

2011年07月20日 09時03分22秒 | 悩み

キーワード: 「雪の白とひまわりの黄色
        真っ赤な夕焼け
        みんな神様のつけた色 」

解説:ここ数年、イチローが折に触れていってる言葉があります♪

「完全に骨格が違います。
アメリカ人のような筋肉を目指す必要はありません。」

その言葉を聴いたときに、スマップの「世界にひとつだけの花」や、
一人さんの

「雪の白とひまわりの黄色
 真っ赤な夕焼け
 みんな神様のつけた色 」

自然のものにはみんな神様がつけた色があります。
人間も一人一人に神様のつけた個性があります。
神様がつけた個性を変えようとしないで、
楽しく延ばしていくような人生が幸せな人生だと思いませんか?

って言葉がひらめきました♪自分を極めていきたいものですね♪

</object>
YouTube: SMAP 世界に一つだけの花

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7月18日 今後解放されることはないセシウム汚染とその対策 小出裕章(MBS)

2011年07月20日 00時29分09秒 | ブログ

7月18日 今後解放されることはないセシウム汚染とその対策 小出裕章(MBS)

2011年7月19日

2011年7月18日(月)、MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。

番組案内

2011年7月18日【月】
節電の夏、怪談で涼を
「節電、節電」と例年以上に暑さが厳しく感じられる今年の夏。こんな時こそ怪談で涼んでみませんか?怪異蒐集家の中山市朗さんをスタジオに招き、怪談にみる大阪と東京の違い、そしてとっておきの上方怪談を語ってもらいます。一度聴き出したら最後。スイッチ切りたくても切れませんよ~!
京都大学原子炉実験所・小出裕章さんの原発事故解説も。

録画

20110718 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

内容、書き起こし

(水野:小出さんこんばんわ)

小出:小出さんこんばんわ。

(水野:こんばんわよろしくお願いします)

小出:よろしくお願いします。

(えーまずは、牛肉の問題でうかがいたいと思います。放射性セシウムを含む藁が与えられた福島県の食肉用の牛が全国各地に流通していたと、いうニュースがございます。でこの流通していた牛肉のうち多くがですね、兵庫県に肉牛が出荷されていたと、いう話が出てきました。でこれは東京についで多いということでおそらくこの種まきジャーナルを聞いてくださっている多くの方もですね、えー、我が家はどうだろうかという思いで心配をしていらっしゃるのではないかと思うんです)

小出:はい。

(水野:でこの自体に及んで、小出先生は私たちどういうふうに対処するべきだと思われますか?)

小出:えー、私は流通すること自身は反対していないのです。えー、福島県で生産される農産物、あるいは酪農製品も私は流通させろとずっと言ってきた人間ですので流通させることはいいことだと思いますけれども。ただ知らないまま流通されてしまって、子どもも含めてそれを食べてしまうという状況を、私は一番嫌います。えー、どれだけの汚染された牛肉がどこに流れているということをきちっと知らせながらこれからやって欲しいというのが私の願いです)

(水野:うん……、でもですね、これ、うちの店でだしている牛肉はどうやらセシウムい汚染されていると店が開示したときにそれを消費者は買いますか?)

小出:買わないでしょうね。

(水野:ね。買わないんじゃないかと。思うんですよ。例えば大人だけの家庭であってもなかなか手を出す気にならないんじゃないかと。)

小出:はい。多分そうだろうと私は思いますけれども。私はみなさんに知ってほしいのです。3月11日を境に世界は変わったのです。私たちがこの日本という国をどのようにつくっていきたいかということを考えたときに私はやはり一次産業を支えたいと思いますし、子どもには汚染の食品を食べさせたくないと思いますので、原子力をここまで許してきてしまった大人、放射能の汚染を許した大人がどうすべきなのかということを、やはり皆さんに考えて欲しいと思うし、考えるためのまず条件、ここまでどれがどれだけ汚れてるということを日本の国と東京電力にきちっと表示させるようにさせたいというのが私の願い、です。

(水野:ただ大人はですね、これから先ずっとこうした形で汚染された形で食品を食べ続けて、大丈夫なんですか? いっときのことではないのではないですか?)

小出:大丈夫じゃないです。被曝というのは必ず危険ですから、被曝に関して大丈夫とか安全とかいう言葉を使ってはいけません。ですから大人が、わたくしは大人に食べてくださいと言ってるわけなんですけれども。大人の人にとっても大丈夫なんていう被曝はありませんし安全な被曝はありません。ただ世界が変わっていってしまった以上それを引き受けるしかないと私は思っています。

(水野:例えばそれを消費者としましてはこれぐらいの放射能、物質であればまあ健康に大きな被害は出ないだろうと長期的な見通しを科学的に示されたらある程度の安心が得られてそうした食品にも手をだそうと思うかも知れないと思うんですよ。そうした長期的な実証といいますか、データというものはあるんですか?)

小出:はい。私が信用しているその、長期的なデータというものはもちろんあるわけで。1ミリシーベルトという被曝をしたときに、全年齢の平均で言えば1万人に4人が癌で死ぬと。ただしもう50歳を過ぎたような大人であれば、それの100分の1くらいになっていますと。ですから100万人に4人というぐらいしか死ななくなるのですから、そのぐらいの危険はせいぜいひきうけるべきだしそれが10ミリシーベルトになったところで、10万人に4人ですから、せめてそのくらいのことを引き受けながらこれからの日本という国を少しでもましな国にすると、いうぐらいの責任はもって欲しいと私は思います。

(水野:でも今やですね、逆に言いますと子どもに安全な牛肉を食べさせたいと思っても、どれが安全なのかがわからないというような段階に近づいているんじゃないかと思うんですよ)

小出:そうです。そうです。それが一番悪いことなのであって、どの肉がどれだけ汚れている、どれの野菜がどれだけ汚れているということをきっちりと知らせてくれない限りは選択はできないという状態に私たちは追い込ま出ているのです。それをきっちりと知らせるという責任こそが国と東京電力にあると思います。

(水野:また福島県の牛が出荷停止になるようなんですが。これは福島県だけの問題ですか?)

小出:違います。

(水野:はあー……。)

小出:ようするに汚染というのは、連続的にあるわけですね。ですから国が決めた1キログラムあたり500ベクレルという基準を超えてるもちろん牛もあるわけだし、ちょっと下まわっている牛もいるわけですけれども。みんな要するに連続的に汚染があるし、連続的に危険が存在しているのです。そのどっかの基準を超えたら危険で、その基準を下回っていれば安全なんてものはもちろんないのです、もともと。ですから福島県であろうと宮城県であろうと茨城県であろうと、あるいはちょっと離れたところでもホットスポットというところに位置してしまえば、みんな汚れているわけだし、程度の高い汚染程度の低い汚染として連続的につながっています。

(平野:先生あの、今たまたま牛肉の話になっているですけれども。たとえばまあ3月の事故以降ですね、戸外で放置していた食品って結構あると思うんです。例えば大根なんかを干してる農家の軒下なんかですね、様々考えられるんですけれども。このへんなんかも当然こう、計測が必要でしょうし、その出荷時のまあ情報っていいますかね、それも大事になってくると思うんですけれども。)

小出:そうです。

(平野:あまり政府とか自治体もやってませんよね)

小出:もちろんみんな、そんなこと見たくもないわけですし、政府の方はなるべく安全だということを宣伝したいのですから積極的にやらないということをこんにちまで来ているわけなのですね。でも、もちろんその乾燥させたような大根にしてもそうですし、お茶なんてものはものすごい高濃度にもうどこでも汚れてしまっているわけなのですね。それをちゃんと、あの、消費者、国民一人ひとりにわかるように表示させるというシステムを作るということが、私は一番大切なことだと思います。

(平野:また牛に戻りますけどね、あのー、まあいわゆるこう、餌でですね、除染をすることがなんか有効だということがチェルノブイリの事故でまあ研究されたということですけれども、実際にやってるらしいですけれども。先生その辺お聞きになったことありますか?)

小出:はい、もちろんあります。

(平野:顔料とか、そういうの使う……)

小出:プルシアンブルーとかありますけれども。

(水野:プルシアンブルー)

小出:はい。えー、でも、それで防げるというのは多分わずかだろうと思います。

(平野:はあー……。)

小出:だからまあ、汚染しているところの藁とかをですね、食べさせないということが出来るのであれば、もちろんそれはそれなりの効果があります。けれども、でも、いわゆる自然のサイクルの中で酪農なら酪農という、営みをしてきたわけですから、いきなり全部の藁を捨ててしまえと言われてもですね、なかなか出来ないだろうし。捨てたところで放射能がなくなるわけじゃありませんから、またどこかで汚染が広がるということに繋がってしまいます。

(水野:うーん……。あの、今回、爆発したときに大量の放射性物質が空中に出てそれで汚染された藁を餌として食べたという牛が問題になってるんですが。これからはこうしたセシウムを検出されるような牛肉はこれからはでないってことですか?)

小出:えー当時3月の中頃から末にかけて大量の放射能が出てそこらじゅう汚れたわけですね。でもちろん藁も汚れたわけで。藁を食べた牛が今よごれていると。で、藁だけが汚れたのかといえばそういう事じゃなくて……)

(水野:そこですよね)

小出:大地そのものが汚れてしまったわけですから、これからはその、大地で育つ野菜が汚れてくるということになるわけですし。えーそれを食べる家畜もまた汚れてくるということになります。

(水野:ということはセシウムから完全に開放されることは……)

小出:ないのです。

(水野:相当な時期ないんですか?)

小出:そうです。これから100年という単位でないわけです。

(水野:その濃度の多少はあれ。)

小出:そうです。

(水野:ずーっとセシウムに汚染されたものを私たちは摂取する以外、もうないんですか)

小出:そうです。だから日本という国は基準を決めて、基準を超えない限り安全だというふうに日本という国は思わせようとしてるわけですけれども。そんな事はもちろんないのであって、基準を下回ったところで危険はずーっとつきまとってくるのです。ただそれは、私は子どもには負わせたくないので、とにかく汚染の仕分けをして大人が引き受けて、子どもにはなるべく汚染の少ないものを与えるというそういうシステムづくりを私はしたいのです。

(水野:んー……、例えば子どものための食品の基準値を新たに設けるというようなアイディアはいかがですか?)

小出:えー基準値というのは多分決められないと思います。基準値を決めてしまうとこれより上は危険だけど、これより下は安全ということになってしまいますので。なんども私これも聴いていただいたと思いますけれども。映画で18禁というものがあるように、食べ物に関して60禁、50禁、40禁、まあ20禁、10禁、というふうにですね、もうしかたがないのでなるべく汚染の少ないものは子どもにまわるように、そういうシステムを作るという以外にはないと思います。

(水野:はい。ありがとうございました。)
(平野:ありがとうございました)

小出:はい、ありがとうございました。

(水野:京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生に伺いました。)


7月8日 東京都の下水汚泥施設での放射性廃棄物焼却で出る排ガスの安全性について 小出裕章

2011年7月17日

2011年7月8日付けで、東京都議会議員、柳ヶ瀬裕文氏が小出裕章氏のインタビューを行った動画が掲載されました。コメント欄にて
Hiromiさまに教えていただきました。

柳ケ瀬氏のコメント

下水汚泥処理施設で放射性物質を燃やしていますが、その排ガスが安全かどうかインタビューしてきました。京都大学原子炉実験所の小出さんはご多忙で、アポイントをとるまで?大変でしたが、専門的なアドバイスを頂くことができました。「大丈夫か?」との質問に、最初ガツンとお答えを頂いています。話の途中で出てくる「瓦礫」は「下水汚泥」と読?み替えて頂くとわかりやすいかもしれません。情熱的なお話に私の意識も大きく変わりましたし、あらためて活動の方向性を確認することができたと思います。

録画

小出裕章氏インタビューその1(排ガスの安全性)

内容、書き起こし

柳ヶ瀬「先生ビデオ取らせてよろしいですか?」

小出「どうぞお好きなように」

柳ケ瀬「というのはしっかりと東京都の」

小出「なんでもお好きなようにやってください」

柳ケ瀬「ありがとうございます。先生早速なんですけれども、えー、下水汚泥処理施設がですね、いくつかのセンターがあるんですけれどもこういう施設、設備になってるんです。あのバグフィルターを使ってるところもあればセラミックフィルターを使っているところもありますし、電気集じん器のところもあるんですね。で、ここで、あの、非常に高い放射性物質を含む下水汚泥を燃やしていてその焼却灰からも非常に高濃度のですね1万ベクレルと超えるような放射性物質が見つかっていると、いうことなんですね。それでまずお聞かせいただきたいのはこの施設でですね、もともと放射性物質を想定して作られたものではない施設なんですが、ここで燃やして、排ガスがですね、大丈夫なのかっていうのが都民の皆さんの一番の心配なんですね。私いろんなかたにお話を伺ってきました。するとある方は、多少出ますと。多少出るけれども、これは、あの国環研(※おそらく国立環境研究所の略)の先生とかですね、多少出るけれどもそれが大気中に薄まることによって大丈夫なんではないかとおっしゃるかたもいらっしゃいましたし。ある方はヨウ素なんかは絶対これじゃあ処理できないから全部抜けてるよと。それは今となっては調べようがないけれども、過去あの濃度がかなり高かった頃はですね大量に出てました、それで全部出ちゃってるから周辺の環境調査とかそういうのもやったほうがいいんじゃないかと、そういうような先生もいらっしゃいました。それで実際のところどうなんだろうというところはよくわからないんです。それで先生が大気の放射性物質の測定等々専門でやってらっしゃるということもお伺いしましたので、これで本当大丈夫なのか。もしその、何か手立てがあればですね、もしなんらかの装置を取り付けたほうがいいんじゃないかとか、スクラバのやり方をもうちょっと変えたらいいんじゃないかとか。そういうものがありましたらぜひお伺いしたいなあと思っていますし。あともう1点はですね、これ東京都が排ガスの測定をしました。私があまりにも危険だ危険だと言ってですね、言ったもんですから、あの測ってくれというお願いをしてたんですね。その結果東京都が東武スラッジプラントのこの1号炉というところで計ったんです。その排ガスの測定が1分あたりですね、24リットルの吸引で、3時間38分という、なぜ38分かってのはよくわからないんですけれども、中途半端な時間で、えー、吸引をして、でゲルマニウム半導体の方で1000秒という測定時間で計ったと。その結果、出ませんでした、不検出でした、だから安全なんですということを東京都は今言ってるんです。でこれが本当に信用できるのかということもですね、わたくしは今お伺いしたいなと思って、お伺いさせていただきました。」

小出「はい」

※書類を見始める。

柳ケ瀬「出たばっかの資料なんです」

小出「そうですか」

柳ケ瀬「ですから、今、吸引の量ですよね」

※小出氏、メガネを外してじっと見る。

柳ケ瀬「古川先生なんかは量が圧倒的に足りないんじゃないかということもおっしゃっていたんですけど。」

小出「(笑)」

柳ケ瀬「あの原子力委員会の方で1分あたり50リットルの吸引をですね、1週間やりなさいという指針が出ているということも確認もしています。この指針の根拠がどこにあるかというのは私どもよくわからないんですけれども、そういう指針もある、なかでこの測定結果はどこまで信じていいのかどうかということも先生のご見解をお伺いできればと。」

小出「はい、はいわかりました。いくつかお答えいたしますけれども。先程から柳ケ瀬さんが大丈夫かという」

柳ケ瀬「そうですね」

小出「言葉を何度かお使いになった。私は放射性の被曝に関しては大丈夫という言葉を使わないで欲しいと思っている人間です。えー、被曝に関しては、どんなに微量でも危険があるというのが現代の学問の到達点ですので、仮に、えー、濃度が薄い、微量であるとしても危険は必ずあります。ですから、どんな意味でも大丈夫ということはありません。どこまでならば東京都民の方々に受け入れてもらうことができるかという。我慢してもらうことができるかというそれだけのことだと、思います。それでその意味でいうと、3月11日に世界は変わったのです。ね。私はこの京都大学の原子炉実験所で仕事をしてその、放射能を扱っている人間です。でいろんな放射能を扱いますけれども、放射能を扱うときには一つ一つ手続きをして、何月何日にこんな放射能をどれだけ使いますというような事細かな手続きをしなければ、放射性物質というのは使えないものなの、ですね。ところが今東京都のこういう下水処理場、あるいは浄水場もそうだと思いますけれども、どこにいっても、その放射性物質だらけ、にすでになっている、のです。でもともと浄水場も下水処理場も放射性物質を取り扱おうなんてことを想定して作られたものではありません。ので、全く管理のできないままそういう物質を取り扱っている。そして作業員の人たちも、私は放射線業務従事者という特殊な法律上のレッテルを貼られた人間で、放射線の被曝の管理を受けながら、えー、生きているものですけれども。でも下水処理場の人たち、作業員の人たちは何の要するになんの管理もうけないまま、要するに被曝作業に当たってしまっている、ということなんですね。で、正直にいうと私もうどうしていいか私わからない、のです。今までの私の常識で言えば、すでにこういう所は、ここの原子炉実験所よりもはるかに高い被曝環境、です。で……私のような実験所だったら放射性物質を取り扱うとして……、国に申請をして審査をしてもらって、でこういうフィルターを付けているからまあいいだろうといって許可をもらうということになっているわけですけれども。……そんな要するに法律体系が全然適用できない状態にすでになってしまっているわけですね。ですからまあ国の、なんでしたかねこれは、(書類を確認する)こんなのご存知ですよね。安全保安院がこんなものを出した、ということも、全然今までの法律では対処できないと、いうことなんですね。ですからとりあえず暫定的にこれでやるしかないということになってしまってるわけで。」

柳ケ瀬「これもですね、どこのラインで線を引くのかというのはとても難しいと思うんです。ただその、ま大丈夫かどうかっていう話さっきありましたけれども、やっぱり健康被害をできるだけ少なくしていくということを考えなければいけないと思うんです」

小出「そうです。もちろんです」

柳ケ瀬「ですから私下水汚泥の問題も今何かできることは、ないか。あのお、例えばこのフィルターがですね、セラミックだったら少なくともそれをバグフィルターに変えようとかですね、あの、先生は、ヘパフィルターが必要なんじゃないかとおっしゃってることもちゃんと聞きました。」

小出「はい、はい」

柳ケ瀬「そういったものに変えようよという提案をすることも可能ですし、そういうためにはどうしたらいいのかってことを考えていきたいと思ってるんですね。で、これの考え方に関しては、多分私もいろんな国の役人と話をしましたけれども、やぱりある一定以下の例えば瓦礫であるとかそういったものを処理していかないと復興は進まないじゃないかということを彼等はいうんです」

小出「そうです」

柳ケ瀬「それはたしかにそうなんですけれども、それと健康を天秤に掛けてそのバランスを取るのは非常に難しいっていうのは思うんです」

小出「そうです。そうです。」

柳ケ瀬「私はそれを考えたときに、どちらかというと都民、国民の健康よりも、瓦礫の処理であるとか復興であるとか、そういったことのほうが優先されてるんじゃないかというふうに私は思ってる方なんですけれども」

小出「私もどちらかというとそう思います」

柳ケ瀬「そうですか」

小出「そう思いますけれども、瓦礫自身はですね、膨大なものが、ようするに生じてしまっている、わけで、放射能で汚れてほとんどのもの、まあ福島の原子力発電所周辺を中心にしてほとんどの瓦礫は放射能で汚れてしまっているわけ、ですよね。それを何とかしなければいけない。今までだって原子力発電所を動かすあるいは原子炉実験所が動くということで、そこから出てくる放射性の廃物をどうするかということで、まあ散々悩みながら法律を作ってやってきたわけですけれども。そんな法律がもう一切適用できないと。もう瓦礫のほうが遥かに放射性廃物になってしまってるわけですね、失礼。(電話に出て)小出です。はい。はい。そうなんですか。今丁度行きますので。ありがとうございます。(電話を切る)。ごめんなさい」

柳ケ瀬「ありがとうございます。」

小出「ほんとにさっきも申し上げたけど、私自身もどうしていいかわからない。こんな原子炉実験所で出てくる放射性のゴミにくらべても遥かに強い放射能のゴミで、それが遥かに膨大に出てきてしまってるのですね。それをトータルとして人々の被爆量を減らさなくてはいけないという、のが、言ってみれば日本国の責任だろうし、まあ柳ヶ瀬さんは東京都議だから東京都民の被爆量を減らすということを責任を負ってる方であって。トータルに考えてどういう方法を取るのが一番いいのかということを今現在私にはわかりません。でもそれをきちっと考えてなるべく減らす方向にしなければいけないと思ってる。で柳ヶ瀬さんがおっしゃったように、今、国や都も多分ともそうだと思いますけれども、のほうのやり方というのはとにかく瓦礫を何とかしなければいけない、復興だ、というそっちの方に力点があって、それをやることによる被曝がどれだけになるかということにあまりまだ考慮が払われていないというそういう段階だと思うんですね。ですから柳ケ瀬さんが今それを取り上げてこうやってやってくださっていることは多分価値のあることだと思いますし、その上でどういう対策を取らせることができるかということは是非ともやらなければいけないと思うしやってほしいと思いますので、お願いしたいと思います。それでやらなきゃいけないことは分かっていて、ようするに排気系にできるだけ出さない、っていうことですよね。ですから性能の良いフィルターを追加して設置するということ、をまずやるべきだと思います。でやればでもそのフィルターが放射能のゴミになりますし、償却する処理をすれば焼却灰にものすごい高濃度な放射性物質が蓄積していきますのでそれをいったいどうするのかという。それは保安院が出したようなこれまでとは全然違った形で処理に向き合う必要が出てくると思いますし、普通のゴミ処分場にそんなものを捨てるということを許してしまうともうどうにもならなくなりますので、東京都としてもいったいそのゴミをどこに始末するのか。普通のゴミ処分場じゃない、管理型の処分場、せめてですね。」

柳ケ瀬「管理型のところに今、埋めてますけれどね」

小出「はい。それも本当は埋めちゃいけないんですけどね。放射性物質は産業廃棄物処分場とかそういうところにはうめちゃいけないという別のものだったんですけども」

2011年7月15日

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