毎日新聞 自殺した夫の菅野重清さんの遺影(右下)を前に、記者会見で東京電力を提訴する考えを涙ながらに話すバネッサさん=参院議員会館で2013年2月20日、中村藍撮影
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(読売新聞) 2013年02月20日 21時33分
東京電力福島第一原発事故で廃業に追い込まれ、2011年6月に自殺した酪農家の菅野(かんの)重清さん(当時54歳)の遺族が20日、都内で記者会見し、3月中に東電に1億円余の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こすことを明らかにした。
提訴するのは、菅野さんの妻で、フィリピン国籍のバネッサさん(34)と小学生の息子2人。菅野さんは福島県相馬市で36頭の乳牛を育てていたが、原発事故の影響で牛乳が出荷停止となり、廃業に追い込まれた。その1か月後、堆肥小屋で首をつって死亡した。小屋の壁に「原発さえなければ」などとチョークで書き残していたという。
2011年6月に自殺した酪農家の菅野(かんの)重清さんの最期の言葉『原発さえなければ』福島県で東京電力福島第一原発事故で被害を受けた被災者の皆さんの声の代弁でも有ります。東京電力側は、日本の企業としての社会的責任と義務を果たすべきです。そうでないと菅野(かんの)重清さんの霊も浮かばれませんし、東京電力幹部は福島県の被災者の皆さんの恨みを受けて日本の昔からの言い伝えで、畳の上では死ぬず孫の代まで祟りの影響を受けるのでは有りませんか。法律や規則で罰せられなくても、宗教上、心霊界から自分たちの悪しき行いにより、神罰や仏罰が当たり、これから因果応報、自業自得、輪廻の言い伝えようになるのでは有りませんか。
2011年4月21日午前5時22分に『被災地は、「瓦礫の山」が野ざらし、菅直人首相が放置しているため、小沢一郎元代表が激怒、倒閣に動く』の転載許可を頂いたブログを見られたて、ピーマンさんと言う方から頂コメントを政治評論家板垣英憲氏に御依頼し
、翌日ブロクに載せて頂きました。『小沢さん、早く立ち上がって下さい。お願いします。原発周辺の家畜やペット置き去りにされ餓死共食い恐ろしい状況です。これは天災などと言ってられません。人災です。一刻の猶予もありません。お願いします。』この大変な内容コメントを思い出しました。
板垣英憲氏の「マスコミに出ない政治経済の裏話」ニュースにブログ~
「何を考えているのですか?小沢なんかに頼るほどあなたは安い人間なのですか? 今回の大震災は菅さんの出遅れや政府の出遅れが目立つけど自民党なら迅速な対応が出来ましたか?まず無理です!何故なら前例なき大震災だからです!そして菅さんがこの時期に退けばはっきり言って全ての日本人は他国からの笑い者です!菅さんは命賭けてでも一山を越えるべきであり、今辞めてもらっては日本の価値が地に落ちます。そして一言ですが、小沢一郎は国賊であり、日本を他国に売り私服を肥やすような男です!彼に一国の主は務まらない!あなたは無知過ぎます」
このコメントに一応反論を書いておいたが、東京新聞TOKYO Webが4月14日午後5時45分、「谷垣氏、首相退陣を要求 不信任、問責に含み」という見出しをつけて、次のように配信した。
「自民党の谷垣禎一総裁は14日の記者会見で、東日本大震災や福島第1原発事故への菅直人首相の対応を批判した上で『自ら出処進退を判断する時期に来ている。これ以上この体制でいくのは国民にとって極めて不幸だ』と述べ、退陣を要求した。衆院での内閣不信任決議案や参院での首相問責決議案の提出については『まず首相が進退を判断すべきだ。(判断がない場合に備え)われわれもいろいろ思いを巡らせている』と含みを持たせた。 首相の対応を『会議や対策本部が乱立している。権限が不明瞭な特命担当相や内閣官房参与を任命し、情報の錯綜と指揮命令系統の混乱を招いている』と指摘。『泰然自若としていなければいけないリーダーが、木の葉が漂うようになっている』と酷評した。民主党の小沢一郎元代表が政権批判を強めていることに関しては『小沢氏の動向には関係ない。われわれは是々非々の立場で臨む』と述べるにとどめた。(共同)」
◆谷垣禎一総裁による公然とした「菅直人首相退陣要求」である。この退陣要求は、菅直人首相が4月13日、菅直人首相が行ったと言われる発言が大きく影響しているものと思われる。読売新聞YOMIURI ONLINEは4月13日午後8時41分 、「首相発言なかった?…原発周辺『当面住めない』」というタイトルで、こう配信 していた。
「菅首相は13日、首相官邸で松本健一内閣官房参与と東日本大震災の復興に関して意見交換した。松本氏は会談後、福島第一原子力発電所周辺の避難対象区域について、首相が『当面住めないだろう。10年住めないのか、20年住めないのか。そういう人を内陸部に住まわせるエコタウンのような都市を考えなければならない」と述べたと記者団に明らかにした。首相の発言が報道されると、松本氏は改めて記者団に「発言は私の推測だ。首相は言っていない』と述べ、訂正した。首相は13日夜、首相官邸で記者団に『私が言ったわけではない』と強調した。松本氏の訂正後の話によると、松本氏は首相に、避難区域には当分『住めない』との見通しを示したうえで、住宅を高所に移したり、自然エネルギーに頼った都市を作る『エコタウン構想』を説明。首相は「それがいいのではないか。内陸部に住む選択をしていかないといけない』と応じたという。松本氏は麗沢大教授で、アジア外交が専門」
菅直人首相は、自分の発言が顰蹙を買っていると知るや、直ぐに前言を翻して「そんなことは言っていない」と強弁する。そしてその責任を他人に転嫁する性癖がある。対談相手には、「言わなかったことにしてくれ」と発言隠蔽工作をする。
在日韓国人から違法献金を受けていたことがバレると、「外国人とは知らなかった」と言い逃れし、受け取っていた金額分を慌てて返金する。それだけならまだしも「過去も、現在も、未来までも、無関係の間柄であることにしてくれ」と口封じする。
もっとひどいのは、民主党と自由党の合併を実現させたのは、当時の民主党代表だった菅直人首相自身だつたのもかかわらず、いまごろになって「オレの原点は反田中角栄だ」と周辺に漏らし、田中元首相のまな弟子である小沢一郎元代表を排除の資性を崩す気配はないと、朝日新聞(4月14日付け朝刊)に書かれている。
それならば、なぜ「民主党と自由党合併」の立役者になったのかという疑問が生ずる。小沢一郎元代表は、「また菅に騙された」、鳩山由紀夫元首相は「菅さんのことは、信用していない」と常々言っており、
要するに、菅直人首相は、「大ウソつき」ということに尽きる。もちろん、騙される方がバカだと言ってしまえば、実もフタもない。
◆とにかく、このところの菅直人首相の挙動は、不審である。夕刊フジが4月14日付け紙面で、「菅の会見総スカン」という見出しをつけ、第1原発事故を「レベル7」としたことに関して「『在外公館では〈首相は心身ともに健康なのか、適切な判断力がないのではないのか?〉と心配する声が広がっています』と話す」とまで書かれている。これではもはや精神異状者扱いである。
小沢一郎元代表は、「党員資格停止処分」を受け「座敷牢」に閉じ込められたまま身動きが取れない状態にあるのだが、ついに堪忍袋の緒が切れたらしい。4月13日、以下のような「見解」まとめて、再び「倒閣」を叫び始めた。
「今回の大震災で大変な被害に遭われた方たちは、菅政権に対して、『本当にわれわれの暮らしとふるさとを復活させてくれるのか』と強い不安を抱いていると思います。地震、津波による被災者の方々への対応は遅々として進んでいません。また、福島第1原発の初動対応の遅れをはじめ、菅直人首相自身のリーダーシップの見えないままの無責任な内閣の対応は、今後、さらなる災禍を招きかねない状況となっています。政治家が最後に責任を取る覚悟を持てないのであれば、何のための政権交代だったのか。統一地方選挙の前半戦での大敗は、国民からの菅政権への警告であると強く受け止めています」
小沢一郎元代表が最も怒っているのは、自分が「座敷牢」に閉じ込めらていることではない。「地震、津波による被災者の方々への対応は遅々として進んでいません」という行をよく読んでいただきたい。
東日本大震災発生から、1か月を過ぎているのに、被災地は依然として「瓦礫の山」が野ざらしにされたまま、撤去されていないからである。全国の産廃業者は、今か今かと待機しているにもかかわらず、菅直人政権から「かかれ!」の命令がいつまで経っても出ないのである。被災民の多くが、見捨てられているのだ。
これに対する不満やら、苦情やらの声が、小沢一郎元代表のところへ殺到しているという。なぜ、こんなことが起きているのか、このカラクリを「有料ブログ」において、解明しておこう。
~ニュースにブログ~
その悲痛な「声」を、本日の記事の冒頭、掲載させて頂きます。
『小沢さん、早く立ち上がって下さい。お願いします。原発周辺の家畜やペット置き去りにされ餓死共食い恐ろしい状況です。これは天災などと言ってられません。人災です。一刻の猶予もありません。お願いします』
誠に痛ましい限りです。牛舎に繋がれた牛は、逃げることもできず、可哀想で絶句するのみです。新潟中越地震のとき、山古志村の市たちが、ヘリコプターに吊り下げられて避難地に移されているテレビ映像がいまだに忘れられません。菅直人首相がモタモタしないで、先手先手と早いうちに手を打っていれば、助けられたはずである。すべて後手後手になっており、文字通り、菅直人首相が招いている「人災」だ。このまま放置しておくと、「人災」がどんどん広がっていく恐れがある。
◆マスメディアは、依然として「菅直人首相の下で、一致団結すべきだ」というような極めて単細胞的な論調を続けており、マスメディアが「人災増幅」のマシンの機能を発揮している。その罪は、まさに万死に値するのだが、小沢一郎元代表を血祭りに上げてきた立場から、いまさら、路線変更できないのだろう。その代表者は、TBS番組「朝ズバ」の「みのもんた」さんであり、これに同調しているのが、日本テレビ番組「ミヤネ屋」の宮根誠司さんである。いまの「菅直人首相降ろし」の動きを、いつもの「政局」と決めつけて、「人災増幅」の旗振りをしているのである。
とにもかくにも、菅直人首相の言葉には、「心」が篭っていないのだ。街頭宣伝カーで演説するのと同じ調子でしゃべっているのだから、聞かされる方には、虚しく響く。従って、どこへ行っても「総スカン」を食らってしまう。天皇皇后両陛下の優しい真心の篭ったお言葉とは、比べものにならない。
菅直人首相は4月21日、初めて福島県内の避難所を訪問し、住民から「憤激」のキツーイ一発を食らった。この恥ずかしい場面をさすがに新聞、テレビなどのマスメティアが、一斉に報じていた。この場面をネグレクトするようでは、マスメティアとは言えない。政府広報と言った方が正確だろう。
読売新聞YOMIURI ONLINEは4月21日午後8時51分、「「もう帰るんですか」避難所訪問の首相に憤慨」というタイトルをつけて、以下のように配信している。(なお、読売新聞本紙は4月22日付け朝刊「社会面=39面」に掲載)
「『早く原発を抑えてくれ』『早く家に帰らせてくれ』――。菅首相は21日、初めて福島県内の避難所を激励に訪問した。『頑張ってください』などと繰り返すだけの菅首相に、不満を募らせる避難住民から強い口調の訴えが投げかけられた。福島第一原発に近い大熊町や葛尾村などからの避難住民60人がいる田村市総合体育館。住民数人と話し、立ち去ろうとする菅首相に、被災者の男性が声を掛けた。『もう帰るんですか』。屋内退避区域に自宅があり、避難所で過ごしている。数回呼び掛けると、菅首相は出口から反転し、歩み寄ってきた。男性は『早く家に帰らせてほしい』と訴えた。菅首相は『全力を挙げて手立てを尽くしているところです』と話したといい、男性は『気持ちが伝わらなかった。(避難所訪問は)パフォーマンスに過ぎない』と憤慨していた」
◆こういう惨状のなかで、政界では、小沢一郎元代表を軸とする「菅直人首相降ろし」の動きが活発化してきている。私は4月19日夜、このブログで「小沢一郎元代表、仙谷由人官房副長官、亀井静香代表の3者が、『菅直人首相降ろし』のクーデター画策」と書いて投稿した。これをガッチリ裏付けるような記事を、日刊ゲンダイが4月23日付け紙面(5面)に「仙谷 小沢に接近の悪だくみ」-「天敵に「密使」を派遣-菅降ろしと復権狙う」という見出しをつけて掲載している。仙谷由人官房副長官は、「反小沢」の急先鋒だっただけに、「豹変ぶり」を皮肉っているのだ。
夕刊フジは4月23日付け紙面(2面)で「菅降ろし止めない前原&野田-狭まる包囲網」という見出しをつけて、菅直人政権の「末期症状」を伝えている。
小沢一郎元代表は4月24日投開票の統一地方選後半戦が終わるのを待って、本格的な「倒閣」に乗り出す構えだ。待ち遠しい限りである。