15兆円規模の大型補正予算の検討会を党内で始めました。
補正予算の中身を検討していくと、ウソっぽいのもあります。
まず打ち出しからしてウソっぽいです。
麻生財務大臣は補正予算と来年度予算をセットで打ち出し、
「15か月予算」と称していますが、それもウソです。
補正予算審議を2月に始めれば、最長でも14か月予算です。
おそらく衆参の予算委員会の審議にかかる時間を計算すれば、
補正予算案が成立するのは2月の中旬か下旬でしょう。
そうすると「15か月予算」などでないのは明白です。
おそらく「13.5カ月予算」か「ほぼ13か月予算」です。
つまりは残り1か月か1か月半で10兆円を使うという、
かなり乱暴な予算執行を求められる強行予算です。
こういう乱暴や予算執行だと、必ず税金のムダ遣いが増えます。
役所の現場でも無理に予算を執行させられるので苦労します。
雑な予算では、費用対効果の高い事業は少なくなります。
こういう「15か月予算」といった言い方でごまかせば、
乱暴な予算執行をカモフラージュすることができるだろう、
という永田町的発想に霞が関は付き合ったのでしょう。
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