「(店の修繕に)2500万円」(金野光宏さん)
大がかりな修繕をしたリビング用品店を手放すことになる金野光宏さん(71)。再開した店が目立つ岩手県釜石市の中心商店街で立ち退き話が持ち上がったのは、去年夏のことでした。
「びっくりしました。ただ、びっくりしました」(金野光宏さん)
津波で被災した今野さんの店は、客足がようやく戻ってきた矢先だったのです。
「店主たちが移転しなければならないのは、この辺り一帯に文化ホールや立体駐車場を建設する計画があるからです」(記者)
被災した文化会館の再建は復興事業の1つで、中心部の賑わいを取り戻すには欠かせないといいます。
「(去年)12月28日に事業認可を取得」(都市計画の説明会)
市では、説明会を重ねながら用地買収の交渉を進めています。造成工事を、今年の秋にも始める計画なのです。
「(復興の)核となる施設。丁寧に説明しながら、まちづくりを進めていく」(釜石市都市整備推進室 小友光晴室長)
商店街には、現在34の店や事務所があります。
「納得という感じまでいっていない」
「残念」(商店主)
今野さんは、移転先の土地をまだ確保できておらず頭を悩ませています。
「苦悩しながら(店を)立ち上げてきた。そういう心情を(市が)察しながら互いに心ある話し合いができれば」(店を手放す金野光宏さん)
震災発生から間もなく2年。復興が急がれる中、被災した商店主たちは、再び厳しい現実に直面しています。(19日11:43)
最終更新:2月19日(火)13時7分
岩手県と釜石市は、東日本大震災の復興の為に中小零細企業を切り捨てないで、 予算面でも支援すべきです。東北各県の被災地には町おこしは必要ですし、地域の活性化の為に行政は努力すべきです。岩手県釜石市の自力再建された商店主皆さんに本当の春が、来ますように心からお祈り申し上げます。岩手県出身の歌手千昌夫さんの北国の春をお贈り申し上げます。
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YouTube: 北国の春