私は子どもの頃から「落ち着きがない」と言われ、
集中力が続かず、協調性がやや欠けています。
ADHD(注意欠陥・多動症障害)の自己診断を、
ホームページのサイトで何度かやってみたところ、
ギリギリでセーフだったり、アウトだったりでした。
自分がADHD気味なことを自覚しているので、
カバーする方法をいろいろ工夫しています。
いつも本を3冊ほど持ち歩く癖があるのですが、
知らない人は「勉強熱心ですね」と言います。
実際のところは、集中力が決定的に欠けているので、
1冊の本を読み続けられないだけです。
学術書や政策文書だと3分くらいで飽きます。
集中力がすぐに切れるので、別の本に換えないと、
本を読み続けられません。
よほどおもしろい小説でないと、すぐ読めなくなります。
だから3つの分野の3冊の本を常時携帯しています。
外交分野1冊、経済分野1冊、教育分野1冊という感じで
異なる分野の本を常時3冊ほど携えて移動しています。
1冊あたり2~3ページずつ読んで、次の本に換えます。
高校時代の受験勉強でも10分勉強して10分気分転換し、
1日あたり3時間の家庭学習を目標にしていました。
もし集中力があったら、東大法学部に行って官僚になって、
今ごろは国会議員に根回ししていたことでしょう。
ひとつのことに打ち込むのも苦手、集団行動も苦手なので、
中学・高校と一貫して帰宅部で、習い事もやっていません。
ぶれることなく、マイペースに生きてきました。
転職の回数も多いです。離党もしました。
いろんなテーマに興味があり、専門家には向きません。
学者にも憧れていましたが、博士論文を書くためには、
1つのテーマを3~4年研究しなくてはいけないため、
とても無理だと挫折しました。修士であきらめました。
3つの国で4つの大学に行き、取得した学位は2つです。
働きながら通っていた某大学院は中退してしまいました。
それでも、大学教育にかけた年数は、5年だけです。
勉強会や会議に出ていても、すぐに集中力が途切れて、
別のことを空想し始めてしまうことが多いです。
重要な会議の場合には、集中力を持続するために、
あえて詳細なメモを取るように心がけています。
記録のメモではなく、集中力を維持するメモです。
ADHD自己診断で私に当てはまるのはこんな質問です。
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・子どもの頃から感受性が強く、感覚が鋭敏だった。
⇒食べ物の好き嫌いが多いのもそのせいか?
・子どもの頃からカバンや机の中がゴチャゴチャだった。
⇒いまもゴチャゴチャです。
・マイペースだとよく言われる。
⇒自民党時代に河野太郎さんから「ユニークだ」と言われ、
河野さんに言われるなら、よほどのことだと思います。
・気の合う一対一の関係はいいが、大人数での集団行動は苦手だ。
⇒幼稚園時代に最初のドロップアウトを経験しました。
JICAをドロップアウトし、自民党をドロップアウトし、
次は何をドロップアウトするのやら?
・雑音や電話などで気が散ると、目の前の作業に集中できなくなることが多い。
⇒静かな環境でも集中できません。
・新しく物を買っても、あまり説明書は読まない。
⇒読めません。新しい物を買わないように心がけます。
・興味のない科目では、授業中に空想したり落書きしたりしていた。
⇒いつも空想していました。いまも。
・仕事や作業をしている途中で、ボーッとしてしまうことがある。
⇒人から「目を開けたまま寝ている」と言われます。
・私の頭の中のアイデアを実行できたら、相当すごいはず。
⇒いつでも総理大臣になる覚悟はあります(?)
・人が話しているときに、つい口を出して、話の腰を折ってしまいがちだ。
⇒気をつけていますが、そういう時もあります。
・物事の要点を素早くつかめる。
⇒カンはよいと思っています(?)
・変わっている、個性的だと言われることが多い。
⇒よく言われます。本音は「常識がない」ということでしょう。
・日によって、ささいなことでキレそうになったりする。
⇒キレます。自己抑制するように努力しています。
・過度の残業、浪費、食べ過ぎ、過激な発言などをしてしまい、あとで落ち込む。
⇒過激な発言で敵をつくっています。
・転居や転職などで、気分を入れ替えるのが好き。
⇒引っ越し好きだし、転職は多いです。前世は遊牧民だと思います。
・たとえ自分に不利でも、納得のいかないことはできない。
⇒納得できないことは、やらないように心がけています。
・会議や授業など、長時間くつろいで座っていることが苦手だ。
⇒5歳児並みの集中力!
・人が自分の話の要点を飲み込めないときなど、心の中で爆発しそうになる。
⇒心の中で爆発します。不機嫌になるようで、秘書に迷惑をかけてます。
・自分流に片づけているところで、人にさわられるとひどく腹が立つ。
⇒自分流の片づけであるのは間違いありません。「片付け」の定義によります。
・会議などで黙っていようと思いながら、つい正論をふりかざしてしまう。
⇒正論かどうかは別として、空気を読んだ上で、空気が読めない発言をすることがあります。