きょう12月7日の各紙が小さく報じていた。
自民党の二階俊博幹事長がきのう12月6日昼、民進党の野田佳彦幹事長と会食し国会の重要案件について話し合ったという。
会食には林幹雄自民党幹事長代理、安住淳民進党代表代行らが同席したと。
何というニュースだ。
終盤国会で与野党の対立が激化するなかで、会食しながら国会情勢を話し合ったというのだ。
かつて自民党と社会党が国会で火花を散らしていた時、その裏で手を結んでいたことが明らかになった。
いわゆる55体制のいかさまだ。
その結果、社会党は消滅した。
いままさに民進党がその轍を踏もうとしている。
社会党はまだそのことを隠した。
しかし民進党は白昼堂々と自民党との会食を行っている。
共産党はそれでも民進党との野党協力に期待するとでもいうのだろうか(了)
見なくてもわかるきょう12月7日の国会党首討論の不毛
きょう12月7日、五カ月ぶりの党首討論が行われるという。
しかし、その結果は見るまでもない。
安倍首相の愚にもつかない長口舌を聞かされて終わる不毛な党首討論になることは目に見えている。
野党共闘が本気で挑めばそうはならない。
民進党がその持ち時間のすべて共産党にゆずり、共産党の志位委員長が野党の持ち時間のすべてを使って安倍首相に迫れば、安倍首相はひとたまりもなく論破されて国民の目の前で恥をかくことになる。
しかし、現実にはそうはならない。
民進党は蓮舫代表の初舞台で起死回生を目論む。
そして蓮舫代表の貧相な批判が安倍首相の返り討ちに合い、民進党は更に評判を下す。
一方の共産党は、時間があまりにも短く、志位委員長の演説に終わってしまう。
かくして党首討論は安倍首相のひとり舞台で終わる。
繰り返して言う。
野党共闘は国会討論でこそ行うべきである(了)
見なくてもわかるきょう12月7日の国会党首討論の不毛
きょう12月7日、五カ月ぶりの党首討論が行われるという。
しかし、その結果は見るまでもない。
安倍首相の愚にもつかない長口舌を聞かされて終わる不毛な党首討論になることは目に見えている。
野党共闘が本気で挑めばそうはならない。
民進党がその持ち時間のすべて共産党にゆずり、共産党の志位委員長が野党の持ち時間のすべてを使って安倍首相に迫れば、安倍首相はひとたまりもなく論破されて国民の目の前で恥をかくことになる。
しかし、現実にはそうはならない。
民進党は蓮舫代表の初舞台で起死回生を目論む。
そして蓮舫代表の貧相な批判が安倍首相の返り討ちに合い、民進党は更に評判を下す。
一方の共産党は、時間があまりにも短く、志位委員長の演説に終わってしまう。
かくして党首討論は安倍首相のひとり舞台で終わる。
繰り返して言う。
野党共闘は国会討論でこそ行うべきである(了)
「戦後政治の総決算」を食い散らかす安倍首相を持つ不幸
今回の安倍首相の真珠湾訪問について、きょう12月7日の産経新聞が田北真樹木記者の署名入り記事で書いている。
安倍首相は5日夕、国会内の自民党総裁室で開かれた自民党の役員会で唐突にこう語ったという。
「戦後政治の総決算に挑むつもりだ」と。
くしくも中曽根康弘首相の在職日数1806日を抜いて戦後歴代4位になったばかりの日だったと。
その2時間後、安倍首相はハワイ訪問の記者会見を開いたと。
それをテレビで知った自民党役員らは、「この事だったのか」と知らされたと。
この産経新聞の記事が事実なら、自民党役員でさえ知らなかったサプライズだったということだ。
その夜、安倍首相は都内のステーキ店で夕食を共にした自民党幹部にこう語ったという。
「ちょうどよい機会なんだ。『戦後』にきちんとケジメをつける」
どうやら安倍首相は「戦後政治の総決算」というレーガシィ(遺産)づくりの外交を独り占めするつもりのようだ。
安倍談話の時もそうだった。
慰安婦問題の不可逆的合意も、今度のプーチン大統領の訪日も、そして拉致問題は自分の手で解決して見せると繰り返すのも、すべてそのあらわれだ。
問題は、間違った歴史認識に固執する安倍首相に、そのような歴史的遺産づくりの資格がまったくない事だ。
どれもこれも、魂がこもっていない。
当然のことながら、不完全な形で終わる。
それでも、真っ先に手をつけたのは安倍首相となる。
レーガシィは最初に手をつけた者の勝ちだ。
二番ではダメなのである。
次々とレーガシィを食い散らかし、独り占めする安倍首相を持つわれわれ国民は不幸だ。
そんな安倍首相のやりたい放題を許す政治をこのまま放置していいはずがない(了)