教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

上野公園の地下に眠る「博物館動物園駅」 その数奇な運命とは? 駅舎内で作品展も

2019年11月03日 15時49分41秒 | まち歩き
 

上野公園の地下に眠る「博物館動物園駅」 その数奇な運命とは? 駅舎内で作品展も

上野公園の地下に眠る「博物館動物園駅」 その数奇な運命とは? 駅舎内で作品展も

博物館動物園駅の駅舎(2019年10月17日、内田宗治撮影)。

(乗りものニュース)

京成本線の始終点、京成上野駅の隣には、かつて「博物館動物園駅」がありました。様々な構造的、また歴史的な個性を持ち、廃駅となったいまも時折、イベントで公開されることがあるこの博物館動物園駅、数奇な運命を振り返ります。

開業は86年前、上野公園内にあった「ハクドウ駅」とは?

 その名は「博物館動物館」駅。なにか童話に出てくるような駅名です。駅舎も国会議事堂の正面ファサードを連想させる異彩を放つ外観。関係者は「ハクドウ駅」とも呼んでいます。

 ですが地図には載っていません。1997(平成9)年、同駅は休止となり、営業再開されないまま手続き上、2004(平成16)年に廃止となってしまったためです。ここではいま作品展が開催され、ふだん見られない駅舎内部が公開されています(2019年11月17日まで)。

 同駅は京成本線の始終点、京成上野駅の隣駅でした。現在、京成上野駅の次の駅は日暮里駅です。この間、日暮里駅手前までの区間は地下を走っています。

 昨2018年11月、ハクドウ駅は21年ぶりに眠りから覚めました。閉ざされていた扉が開き、その中で期間限定のインスタレーション(空間芸術)が催されたのです。ですがまた扉は閉ざされ、今再び目覚めの時を迎えています。

 同駅舎は、上野公園の中、東京国立博物館の西側に位置しています。2018年に鉄道施設としては初めて、「東京都選定歴史的建造物」に選ばれました。

 同駅の数奇な歴史を追ってみましょう。

 京成本線の京成上野〜日暮里間は、1933(昭和8)年に開業します(博物館動物園駅も同時開業)。

 同区間は、宮内省から東京市に下賜された上野恩賜公園内を通ります。一部の区間では、世伝御料地(せでんごりょうち)を通らざるをえませんでした。これは天皇の世襲財産の土地で、本来なら分割したり譲渡したりすることが許されない土地です。

御料地での建設には様々な難題が…

 世伝御料地を通る許可は何とかおりたものの、建設には様々な難題がふりかかります。ルート内の樹木、とくに桜の根を傷つけてはならないことまで言い渡されました。

 そのための措置が、地下鉄道とすること。それも地表面にあまり影響をおよぼさない非開削工法で行うことです。半径120メートルという現在でも京成本線で最も急なカーブも、博物館動物園駅付近で設けざるをえませんでした。

 当時の地下鉄道建設には2通りの工法がありました。地表から下へと穴を掘り、その中に線路を敷いてその上を埋め戻すという開削工法と、山間部にトンネルを掘るのと同じ非開削工法です。

 京成上野駅付近から博物館動物園駅の上野寄りまでが、山間部と同じ非開削工法(馬蹄形隧道)で造ることになりました。

 ここで掘るのは地表から浅い所、上部(土被り)3メートル程度しかない所です。いっぺんに掘ると上部が崩れてしまうので、断面をいくつかに区切り、小断面ごとに掘り進め周囲を固定させていくという緻密な工程が必要となります。

 しかも、急曲線を伴いながら両側から掘ってきたトンネルを接合部でぴったり合わせなければなりません。このため同じ測量を20回も繰り返して行ったといいます。

 博物館動物園駅舎は石造りのように見えますが、鉄筋コンクリート造りの躯体に御影石とテラコッタ(素焼きの陶器)で装飾した造りです。これは御料地に立つことを考慮したためです。

 ホームの長さは60メートル。3両編成の電車を想定し、後年4両編成の電車運行の際は、幅の細いホームを延長して設置し停めていました。

数奇な運命をたどって閉鎖された駅が、期間限定で公開中

 太平洋戦争中、数奇な運命はさらに重くのしかかってきます。京成上野〜日暮里間は当時、地下鉄銀座線以外では東京で一番長い地下区間でした。すでに空襲が激化していた1945(昭和20)年6月、同区間は国に接収されてしまいます。

 その“元京成の線路”は国鉄と同じ線路幅に改軌され、国鉄日暮里駅付近から繋がれた線路より、国鉄の1・2等寝台、1等客車などがトンネル内の博物館動物園駅方面へ送りこまれました。車両を軍の作戦本部にするためだと言われています。同駅のホームや通路には軍用物資が置かれ、簡易地下工場も地下に造られました。

 終戦後、同区間は旅客扱いを再開。博物館動物園駅も再開業となりましたが、4両編成の電車しか停まれないこともあり、6両編成の普通電車が走り出すと通過駅となってしまいました。利用客は減少し廃止となったわけです。

 今回の駅舎内部公開では、ホームまでは入れませんが、相対式2面2線のホームは現存しています。また同駅の地上出入口は、今回公開の駅舎のほか、京成上野駅寄りに「動物園口」と呼ばれていたものがもうひとつあり、閉鎖された形で残っています。

 現在、駅舎内で開催中の作品展「想起の力で未来を:メタル・サイレンス2019」も興味深いものです。

 かつての地下切符売り場付近では、スペイン出身の作家、クリスティーナ・ルカスによる3面映像インスタレーションの大作『終わりえぬ閃光』(全6時間)の上映、入口付近のドーム型屋根の下ではフェルナンド・サンチェス・カスティーリョによる彫刻が展示されています。

『終わりえぬ閃光』は、世界初の空爆が行われた1911(明治44)年から太平洋戦争での東京空襲や原爆投下、そして2019年まで、世界中での空爆に対して、すべての年、すべての場所が地図と写真で次々と示されるのが圧巻です。惨禍を示す映像の途中、電車がゴーゴーと下を通り過ぎると、まるで地の底から聞こえてくるように感じられます。

 博物館動物園駅は、2019年11月17日までの金土日曜・祝日、10時から17時まで、期間限定で公開中です(入場無料)。

 

Retroで、歴史を物語る駅上野公園の地下に眠る「博物館動物園駅」 大切に保存して欲しいと思います。

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主権者に寄り添わない安倍内閣は総辞職すべし

2019年11月03日 15時42分41秒 | 国際・政治

『真実を曲解し不正な情報によって世間の人々にこびへつらい、世間にとり入れられるような、ことはしたくない。

 
 

主権者に寄り添わない安倍内閣は総辞職すべし』より、転載させて頂きました。

2019年11月02日 16時28分50秒 | 政治

 

                                 

                    「植草一秀の『知られざる真実』」
                                    2019/11/02
            主権者に寄り添わない安倍内閣は総辞職すべし
             第2471号
   ウェブで読む:https://foomii.com/00050/2019110211272659983──────────────────────────────────── 萩生田光一文科相が大学入試への英語民間試験の導入延期を発表した。
萩生田文科相は英語民間試験についてBSテレビ番組で「自分の身の丈に合わ せて頑張ってもらえれば」と発言して批判を集めていた。
この発言を契機に英語民間試験に対する世間の関心が高まり、制度の不備、問 題点が広く認識されるに至った。
英語民間試験をめぐっては、経済状況により受験機会に差が出たり、地域に よって試験会場が都市部に限られたりするなど、受験生の間で不公平が生じる ことが指摘されていた。
これらの問題を重視した主要野党は10月24日に導入を延期する法案を衆院 に提出した。
萩生田文科相が「身の丈」発言を示したのが同じ10月24日だった。
結局、萩生田氏は発言の撤回と謝罪に追い込まれるとともに、大学入試への英 語民間試験の導入延期発表にまで追い込まれた。
英語民間試験の利用そのものに極めて重大な問題がある。
その問題点を端的に示す言葉が「身の丈」である。
萩生田文科相の発言は、英語民間試験が受験性の経済力によって大きな有利、 不利の差を生み出すことについて、その格差を肯定するものだった。
しかし、この点に対する批判が強まり、試験利用を延期せざるを得ない状況に 追い込まれたわけで、大臣失格ということになる。
民間試験利用というが、1回の試験の受験料は最大で5万円を超える。
民間英語試験を大学入学共通テスト向けに受験できるのは大学受験の前年の4 月~12月までの8ヶ月間のうち最大で2回まで。
大学入学共通テストに必要な共通IDを記入して受験した民間英語試験の2回 目までの成績が大学入試英語成績提供システムに自動的に登録されるとされて いる。

IDを記入して受験した試験結果はもれなく成績に反映されるが、IDを記入 しないで繰り返し試験を受けることは可能だ。
また、民間試験の実施場所は大都市が大半で大都市から離れた場所に住む受験 生には極めて大きな負担がかかる。
1回の受験料が高額であるため、資金力がなければ練習として試験を受験する ことはできない。
とりわけ遠隔地に住む受験生には著しく不利になる。
政府が2020年度から採用するとしてきた民間英語試験は7種類だが、この 7つの民間試験は成り立ちも傾向も難易度も評価方法もまったく違う。
この7つの異なる民間試験を“CEFR”というヨーロッパ言語参照枠基準の 6段階に当てはめて換算するとしているが、その換算法自体に科学的裏付けが ないとの批判が存在する。
また、民間試験を受験する際に、さまざまな不正が行われることを厳重に チェックする仕組みが存在しない。
「替え玉受験」が行われて、不正に高い得点を得て大学受験に臨む受験生が現 れることを否定できない。
このような制度的欠陥、問題だらけの民間英語試験利用が推進されてきている 最大の背景は、民間英語試験業者への利益供与である。
これが実は「民営化」の本質なのである。
「民でできることは民に」の掛け声に隠されたいかがわしさを知っておかねば ならない。

拙著『25%の人が政治を私物化する国』(詩想社新書)https://amzn.to/2NvMgvL
に「民営化」の問題点を詳述したが、
「民でできることは民に」
との方針は間違っている。
「民がやるべきことは民に」
が正しいのであって、
「民でできることは民に」では
「公がやるべきことまで民に」
との結果がもたらされてしまう。
「公がやるべきこと」まで民にやらせるのは、民にその事業によって利益を得 させるためだ。
正確に言えば、公がやるべき事業運営権を民間事業者に提供することによって 「利益供与」が行われるのだ。
この意味での「民営化」を推進する人物には、民間事業者からリベートが提供 される。
これが「民営化利権」なのだ。
民間英語試験利用は典型的な「民営化利権」のひとつである。
制度利用は延期でなく中止するべきだ。

大学受験は一人一人の個人にとって、極めて重要なイベントである。
人生を左右するイベントと言ってもよいだろう。
その受験の制度が、この11月の段階で急遽変更されたのではたまらない。
制度に不備がないのか、制度に問題点はないのか。
その点検と検証は実施の3年前には確定させておくべきだ。
受験という重要なイベントに向けて、それぞれの個人が対策を立てる。
その対策に従って努力を積み重ねて受験に臨むのだ。
その重要イベントの制度が試験前年の11月に変更されることは極めて重大な 問題だ。
すでに民間試験を受験した者に対する金銭補償の問題も生じる。
萩生田文科相は、この民間試験利用を「身の丈に応じて対応しろ」と言い放っ た。
経済力によって有利、不利の著しい格差が生じる問題について、その格差を是 認する方針を大臣として示した。
この発言を撤回した時点で文科相の立場を辞するべきだ。
菅原一秀経産相、河合克行法相は公選法違反の疑いで辞任に追い込まれた。
萩生田文科相は文部科学行政そのものの失態を演じたわけで、より本質的な失 点を上げたと言える。

安倍首相は台風襲来で千葉県を中心に極めて重大な被害が広がるなかで内閣改 造を強行した。
多くの問題点が指摘されてきた腰巾着、側用人たちを「滞貨一掃」で閣僚に起 用したが、懸念通りの失態が広がっている。
萩生田光一氏は加計学園から利益供与(=報酬)を受けてきた人物だ。
加計疑惑が解消もされていないなかでその萩生田氏を文科相に起用すること自 体が非常識極まる。
外相から防衛相に横滑りした河野太郎氏は台風の相次ぐ襲来で日本全国に甚大 な被害が広がり、100名を超す犠牲者が生じているなかで、
「私は雨男だ」
と発言した。
被災者に寄り添うどころか、被災者を愚弄する暴言である。
安倍首相は
「任命責任は私にあり、厳しい批判があることには真摯に向き合わねばならな い」
と発言するが、問題は批判に対して、どのような具体的行動で応えるのかであ る。

答えは明白だ。
安倍首相は内閣総辞職するべきである。
内閣改造からわずか50日で閣僚2名が辞任に追い込まれ、他の閣僚の不適切 な言動が続いている。
大学受験の制度を突然変更することの重大性を踏まえれば、責任も明らかにせ ずに民間英語試験利用の延期を発表するだけで済ませる対応は許されない。
萩生田氏は引責辞任するべきだ。
また、日米FTA交渉を担当した茂木敏充外相の辞任も不可避だ。
日米FTAではTPPで確定していた日本の自動車および自動車部品の対米輸 出関税撤廃が消えた。
そもそも、TPPにおける自動車関税撤廃そのものが国益喪失の決定だった。
普通自動車は25年目、大型自動車は30年目に関税が撤廃されると決められ たのだが、そんな遠い将来に日本が自動車輸出を継続しているかどうかも不明 だ。
自動車産業は100年に1度と言われる大きな変革期に差し掛かっており、日 本企業が自動車輸出を継続できるかは不透明なのだ。

そのTPPから米国が離脱して日本に米日FTAを強要した。
安倍首相は国会で米日FTAには応じないと何度も繰り返した。
そのFTA交渉を強要され、担当した茂木敏充氏は、日本の対米自動車輸出の 関税撤廃の消滅を受け入れてしまった。
日米合意文書には、自動車輸出関税の撤廃を引き続き協議することが書き込ま れたが、関税を撤廃する確約は取れていない。
これを茂木敏充氏は、国会で、関税撤廃は「確約である」と虚偽答弁してい る。
虚偽答弁で国益喪失の合意決定を隠蔽する行為は、主権者に対する背信行為そ のものだ。
茂木外相の即時罷免も求めなければならない。
安倍内閣は完全に潮時を迎えた。
内閣総辞職は時間の問題になりつつある。

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権威失墜の認証制度<本澤二郎の「日本の風景」(3485)

2019年11月03日 15時23分03秒 | 国際・政治

権威失墜の認証制度<本澤二郎の「日本の風景」(3485)

権威失墜の認証制度<本澤二郎の「日本の風景」(3485)より、転載させて頂きました。

1週間二人の閣僚辞任で権威喪失の天皇の認証>

 日本の閣僚などは、その地位に着くと、わざわざ皇居に出向いて、天皇から認証をしてもらうことになっている。日本国民統合の象徴からのお墨付きである。興味も関心もなかったため、様子がわからないのだが、おそらく天皇のハンコ(御璽)をついた書状をもらうのであろう。

 天皇認証を受けて本人は、新たに発心して、仕事に専念する。仕事とは国民の公僕として、さらに励むというのである。そこには一点の曇りもない良心を前提としている。

 したがって大臣となるには、任命者が事前に、徹底して身体検査を行う。これは健康のみならず、これまでの行いに非はないのかどうか、文字通り修身斉家の人であるのかどうか、国民や家庭に迷惑をかけていないかどうかの検査・審査を受ける。

 

 問題のある人物は、自らの判断で閣僚推薦を断るのであるが、まずはこうした事例はない。それどころか、あれこれと口実をつけて、自分を売り込むのであるから、逆である。

 

 これは首相になったものについても、である。憲法尊重擁護義務を果たすのか、果たせるのか。まともな首相であれば、自問自答の日々が続くことになる。そうして政治は、治国平天下を約束されるのであるが。

 

<崩壊した天皇認証と重大な政治責任>

 昨日、突然に日本記者クラブ会員のS君が来訪、日本記者クラブ50年の記念品という一合升と麻で作ったと思われる手提げ袋を持参してくれた。

 駆け出しの記者のころは、この日本記者クラブ(Japan National Press Club)は高嶺の花だった。門外漢には理解できないだろうが、新聞記者にとって、ここの会員になることが、いわば記者としての登竜門だった。

 

 首都圏紙・東京タイムズの政治部長になったのが、鈴木善幸内閣の時で、この時点で初めて基本会員の名誉に浴した。その時は、大いに一人満足した。ただそれだけのことでしかなかったが、その時の記者クラブ証を現在も使用している。ただし、現在は個人会員であるが。

 

 一度、北京の国際空港で若い男女が奪い取るように荷物を移動してくれた後、突然開き直って金を要求してきた。彼らの詐欺行為を諦めさせたのは、この記者クラブ証だった。

 日本記者クラブは昨今、権力監視を放棄してしまい、完ぺきに色あせてしまっている。権威などないわけだから、いただいた一合升は「記者クラブも50年の道を歩んだのか」と関係者が感慨にふける程度のものである。

 

 だが、天皇から認証を受けた菅原と河井という人物は、いうなれば天皇の顔に泥を塗ったことになる。明治が確立した天皇制だから、そのころなら切腹ということになろうか。

 

 腐敗・違法の人物を、自らの傲慢な野望達成のために任命した首相の任命・政治責任は、極めて重い。認証者である天皇を裏切ったわけだから、一片の口先での謝罪で済むわけではない。象徴である天皇と主権者に対する裏切りである。

 

<安倍晋三責任は「行政を前に進めることだ」と国民と天皇愚弄・開き直る>

 安倍の天皇利用は、日本一だと誰もが思っている。

 166億円の天皇交代劇で血税を使いつくすために、平成天皇の退位という前例のない手段を用いた、と今では、凡人でも理解している。「安倍・日本会議の作った令和など使用しない」という国民も多い。

 一連の時代絵巻のような166億円の宗教儀式を、歴史の伝統のある韓国・朝鮮や中国の人々も、口には出さないが「そういうことか」と納得している。日本文化の源流は、大陸と半島なのだ。「十二単は中国古来の服装」はその一つである。

 

 それにしても、安倍という人間の政治責任が、いかにもふるっている。「行政を前に進めること」が任命責任の取り方と独裁論をひけらかして、国民と天皇を愚弄して開き直っている。「日本語ではない」と清和会OBは反発している。

 

<菅攻撃が清和会内部で浮上!>

 統一教会の集まりに参加した自民党改憲派の代表格・細田は、元来、性格は穏健である。今回の事件に対しては、派内をまとめきれない。

 もともと安倍人事でうま味を吸った人物は、稲田と萩生田など数人。7年にわたる安倍人事に対して、派内は怒りが充満している。もともとが右翼的な派閥で、天皇制に共鳴している。天皇認証人事にケチをつけた菅人事だから、余計に菅攻撃に集中している。安倍にいいように利用された宏池会も、反撃の機会を狙っている。いまや四分五裂のよたよた自民党なのだ。

2019113日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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安倍の悪政<本澤二郎の「日本の風景」(3484)

2019年11月03日 15時12分11秒 | 国際・政治

 

安倍の悪政<本澤二郎の「日本の風景」(3484)

安倍の悪政<本澤二郎の「日本の風景」(3484)より、転載させて頂きました。

<萩生田の「身の丈」発言のからくり判明>

 文科相の「身の丈」発言についての解説を、神戸外大OBがしてくれた。不勉強者は、さっぱり何のことか理解できなかった。いま判明した。そもそも英検という名前は知っていたが、どこがどのような試験をしているのか?これさえ不明だったのだが、そのからくりがわかると、安倍が萩生田を文科省に送り込んだ理由と、それが安倍悪政の最たるものであることも。

 受験生は知っている。受験生家族も分かっている。極右・日本会議から善政を見つけることは容易でないことは知っていたが、これは英検業者と文科官僚が編み出した利権の悪政である。これを実施させてはならない。断固反対すべきだ。

 

<英検7業者と文科官僚の莫大な利権制度、加計の比ではない!>

 英検というと、英語の検定試験を意味するのであろうが、確たる裏付けのある試験制度ではない。

 民間業者が、金もうけのために、勝手にビジネス化してきたものだ。その成果を私立大学の一部で拝借、受験生に一定の評価を与えてきた。

 

 語学力というと、英語というらしいが、中国語やスペイン語、フランス語、ドイツ語、ロシア語にもいえる。英語に限ったことではない。英検の業者は7社も存在しているという。

 

 外語大OBによると、岡山のフクタケ書店も大手の業者だという。「かつては岡山の興行主だった。半やくざが、今では英検で暴利を得ている」というのだから、大分怪しい教育企業といえる。

 

 「これら民間業者が、文科省有識者会議を牛耳って、国立大学受験生に押し付けようと、今回の制度導入計画となったもので、各方面から反発が広がっている」「私立大学どころか、国立大学受験にも制度化するという、かなりいかがわしいものだ」などと説明を受けると、筆者でなくとも、誰もが反対することになる。

 

<国立大学に導入して受験生・受験生家族いじめの悪政>

 こうした中での「身の丈」発言が飛び出した。そして、これが新たな安倍・萩生田の教育利権となる。安倍が側近を文科省に送り込んだ理由も判明する。

 

 NHKや新聞テレビは、以上のような解説をしない。追及する野党議員は、この莫大な利権構造狙いを理解しているのであろうか。新聞テレビもごまかして真実の報道をしていない。

 新聞テレビでも、真相がつかめない現在の日本社会が、国民の不安要因といえる。

 説明によると、英検は何度でも受験できるが、この受験料が5万円とべら棒に高い。繰り返し受験して、得点を上げようとするため、もうそれだけで数十万円をかけねばならない。

 

 文科省有識者会議のこうした決定には、もちろん、裏がある。会議メンバーは、英検業者7社の代表が参加しているというのである。

 「受験生は参考書を購入する。そこでも業者は利益を上げることができる」という。

 

 得点を上げようとして受験生は、繰り返し大金を払って受験する。そのうえ、そのための業者は、参考書販売で二重の儲け、というのだ。文科省官僚と民間業者の守銭奴ぶりも極まっていよう。

 

 役人も業者も受験生とその家族から、とことん絞り上げようという魂胆なのだ。延期で誤魔化されてはならない。悪知恵は役人と業者によってひねり出したのであろうが、これが実現すると、かの加計事件どころではなくなる。

 

<英検制度は悪政の最たるもの、廃止せよ!>

 安倍の悪辣さの最たるものであろうが、これでは貧乏人は高等教育を受ける機会を失ってしまう。有能な人材を排除する教育制度であろう。

 

 廃止が当然である。これを強行しようとした萩生田という日本会議の極右政治屋に徹底してメスを入れるべきだろう。

 

 教育は現在の国立大学のやり方でいいのだろうか。東大法学部任せで国のかじ取りは可能だろうか。NOである。菅原や河井や萩生田を評価できるであろうか。

 

 修身斉家の人であることが不可欠だ。正義を貫ける人間、道理をわきまえた人間教育に重点を切り替えるべきだ。人間らしいいい人間つくりに目を向けよ、である。悪党を許さない法治の人が、今の日本に必要で、英検導入ではない。

2019112日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)ねこ

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安倍と菅の心理戦争<本澤二郎の「日本の風景」(3483)

2019年11月03日 15時00分52秒 | 国際・政治

安倍と菅の心理戦争<本澤二郎の「日本の風景」(3483)

<安倍改憲戦略を狂わせた菅原・河井も菅の子分>

 こともあろうに、この1週間で二人の腐敗閣僚事件が発覚、首切りしなければならなかった安倍晋三首相と日本会議は、この7年で初めての政権の危機に立たされている。首相の女房役で政府スポークスマンの裏切り人事発覚という深刻な場面での安倍任命責任は、総辞職に相当する。経済産業省と法務省は、安倍の改憲軍拡路線の中枢を担ってきた役所である。

 トップは、いずれも菅が押し込んだ「適材適所」の入閣のはずだったが、就任1か月半で化けの皮がはがされてしまった。衝撃を受ける安倍と菅の信頼関係は、ことごとく切れてしまった。

 普通であれば、殴り合いの場面である。今後は、両者の心理戦争が政権の帰趨を決めることになる。

 

<「俺を貶めたな」「もう信用できない」と思い込んだ心臓>

 安倍の心臓は破裂しそうに鼓動を早めている。安眠どころの騒ぎではない。即位外交で小国の元首と繰り返し名刺交換、くたびれてしまっている中での相次ぐスキャンダル発覚である。

 

 二人とも確たる証拠がある。得意の嘘で逃げ切ることはできない。任命責任者として打ち首にしたものの、これで終わったわけではない。国会での徹底した追及が待ち構えている。そのうえで両者の刑事責任へと進行する。自公政権の失墜である。

 

 まともな野党が存在すれば、審議が相次いでストップ、法案審議どころではなくなる。国民は10%消費税と、信じられないほどの不正・腐敗を前提とした高額の原発電力料金に泣かされている事実を、関電疑獄事件で知ったばかりである。

 国民の怒りは、文字通り天を衝く勢いだ。議会も捜査当局も、これを止めたり無視することは不可能であろう。

 

<菅の安倍後継が消えて、内閣はガタガタ、野党に好機>

 先の人事で主役となった菅は、よたよたの二階の幹事長留任を勝ち取った上での強行人事作戦の成果だった。いうところの岸田外しだった。安倍も応じたが、どっこい、それによって菅への反発は党内に燃え広がっていた。

 

 そうした怒りの線上で、菅原と河井夫妻への、まだ新しい1か月前の腐敗が次々と炸裂して、閣僚失格となったものである。

 しかも、この二人は安倍の改憲軍拡路線を推進するエンジンの役割を担っていたものである。「菅に裏切られた」との安倍の思いは、容易に想像できる。心臓が次々と破裂した瞬間である。忠臣が見事に裏切って見せたのだから。しかも、菅が安倍後継に名乗りを上げたことを、象徴・裏付けた人事でもあった。

 

 幹事長に留任した二階は、安倍4選ラッパを吹き鳴らす一方で、菅の安倍後継者ラッパをも、内外に吹聴していた。その土台が、菅原であり、河井夫妻だった。

 そこで地雷がさく裂した。内閣は根幹が崩壊してガタガタである。天は、防災小国の日本に対して、相次ぐ台風で傷めつけ、同時並行して政権の中枢さえも直撃したかに見える。

 

<スパイ合戦さながらの疑心暗鬼の自民党・公明党>

 先の参院選で、菅を喜ばせた選挙戦は、岸田の故郷である広島に、岸田派現職に、新人の河井の妻を擁立、勝利したことである。菅は過去に宏池会に所属したが、そこを抜け出して安倍に食らいついて、官房長官の要職に就いた。

 岸田宏池会にただならぬ敵対心を抱いていることが、この河井の妻を擁立したことから判断できる。菅は手玉に取っている公明党創価学会を、そこに集中させて勝った。

 公明党創価学会に対して、相当の資金を流したとされる。結果は、岸田派の現職を落として、菅が担いだ河井の妻が当選した。このような熾烈な選挙の場合、双方とも、スパイを相手陣営に送り込むという戦国時代さながらの戦いを繰り広げることになる。

 

 河井の妻の公選法違反事件も、あっけなく発覚した。夫妻そろっての腐敗が暴露されてしまった。

 

<菅と公明党創価学会に敗北した宏池会の巻き返し>

 河井の妻の当選は、そのまま岸田の安倍後継総裁の芽を摘んだことになる。岸田の無念はいかばかりか。安倍に服従した自業自得とはいえ、あまりにも無残な敗北となってしまった。

 「菅原と河井辞任で多少留飲を下げた宏池会」なのかもしれないが、ここは宏池会の巻き返しの行方が注目されよう。2019年危機本番を迎えたことになるだろう。

2019111日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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「安倍晋三政権の閣僚ドミノ辞任予定者」菅原一秀経済産業相、河井克行法相に続いて、萩生田光一文部科学相の件が出てきて、その後さらに3人辞めることが決まっている

2019年11月03日 14時26分35秒 | 国際・政治
 
 

板垣英憲『情報局』11月16日オフレコ懇談会ご案内

2019年11月03日 07時33分34秒 | お知らせ
板垣英憲『情報局』11月16日オフレコ懇談会

<趣旨>
 板垣英憲「オフレコ懇談会」~情報4重構造「表・裏・陰・闇」を解析する。マスメディアの表面に登場して来ない門外不出の「陰と闇」の情報、ブログはもちろん通常の勉強会では語れない内容を取り上げ、少数の参加者の皆様と共に、懇談形式による勉強会を開催いたします。

日 時 11月16日(土)13時~16時まで
会 場 都内某所

(懇談会プログラム)
12:30~13:00 受付
13:00~14:30 講演
14:30~14:45 休憩
14:45~15:50 懇談(質疑応答)
※プログラムのお時間は多少前後いたします。

人数 13名様(申込先着順)
参加費 5000円  

お申込みはこちら

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「安倍晋三政権の閣僚ドミノ辞任予定者」菅原一秀経済産業相、河井克行法相に続いて、萩生田光一文部科学相の件が出てきて、その後さらに3人辞めることが決まっている

◆〔特別情報1〕
 「安倍晋三首相は11月20日、歴代首相在任期間最長の桂太郎元首相を抜いて、在任通算8年になるのに、内政外交ともに、労して功なくして、却って難を受け、嘲りを買う」-上皇陛下のごく近くにいる吉備太秦によると、「一説には、2020東京オリンピック(2020年7月24日~8月9日までの17日間)までは続けるといわれているけれど、それはない。2019年内持たないだろう。菅原一秀経済産業相(無派閥)、河井克行法相(無派閥)に続いて、萩生田光一文部科学相(細田派)の件が出てきて、その後さらに3人辞めることが決まっているのがいる。いま名前があがっているだけでも、竹本直一IT担当相(岸田派)、田中和徳復興相(麻生派)、武田良太国家公安委員長(二階派)、これらの面々が、問題だらけだ。竹本直一IT担当相などは、よく入閣できた」と呆れ果てている。

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南北首脳会談から米朝会談を経て南北統一へ、そして中国の民主化のシナリオが書かれています。このときから始まっていました。必読です。


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第95回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
2019年11月9日 (土)
13時30分~16時45分
演題「れいわ新選組・山本太郎が遂に安倍長期政権を倒す」
~選挙の神様「小沢一郎衆院議員」直伝「選挙戦術10か条」の秘密とは?

会 場 小石川後楽園内「涵徳亭」(円月・不老)
参加費 2,000円


【『一由倶楽部 鉄板会』】
令和元年11月23日 (土)13時~16時

会 場 都内某所
参加費 5,000円
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HOME天木直人のブログ憲法9条改憲の是非について石破茂氏に公開討論を挑...

2019年11月03日 12時39分14秒 | 国際・政治

 

憲法9条改憲の是非について石破茂氏に公開討論を挑みたい

2019-11-03

 きょう11月3日の読売新聞の一段の小さな記事に私は注目した。

 その記事にはこう書かれている。

 自民党の石破茂・元幹事長は2日、東京都内で開かれた市民団体主催の憲法集会で、次のように述べたと。

 「(憲法改正に反対する)一番左の人と是非話したい。どんな人でも断らない」と。

 これを読んだとき、私は思わず喝采を叫んだ。

 ついに新党憲法9条にチャンスがやってきたと。

 いうまでもなく石破茂氏は憲法9条改憲論者だ。

 しかも安倍首相のように、自衛隊明記だけの「おためし」改憲ではなく、それを批判して、憲法9条を改憲するなら、自衛隊を軍隊にして日本を自主防衛できる国にすべきだと主張する国防族の一人だ。

 2日の都内の講演会でも次のように語ったという。

 「以前の自民党では(戦力不保持を定めた)憲法9条2項の改正は当たり前で、反対はほとんどなかった」と指摘した上で、現在の9条1、2項を維持したまま自衛隊の根拠規定を追加する安倍首相の改憲案について、「理解できない」と反対する考えを示した、というのだ。

 新党憲法9条にとってこれ以上ない論争相手だ。

 新党憲法9条は、憲法9条に関しては、石破氏の望む「既存のどの左翼政党よりも左翼的」であり、その一方において、石破氏の示す自主防衛については、既存のどの右翼政党よりも右翼的だ。愛国的だ。

 石破氏にとって不足はないはずだ。

 既存の左翼政党は共産党と相場は決まっている。

 しかし、いまさら石破氏が共産党の政治家と議論しても、目新しい議論は何も出て来いない。

 石破氏と共産党議員の憲法9条についての議論など、世論は見向きもしない。

 石破茂氏は、新党憲法9条代表の私と議論してはじめて意味ある議論ができるのだ。

 既存のメディアは絶対に新党憲法9条代表と石破氏の論争など、取り上げようとしないだろう。

 しかし、いまはインターネットが既存メディアを追い越す時代だ。

 誰でも動画を配信できる時代だ。

 その動画が、既存のメディアのどの動画より世論の関心を集める時代だ。

 誰か石破茂氏と新党憲法9条代表である私との公開討論を実現して、その動画を日本中に、いや世界中に、公開してくれないものだろうか。

 石破氏は「どんな人でも話し合う事を断らない」と言っている。

 私はれっきとした元外交官だ。

 元駐レバノン日本特命全権大使だ。

 新党憲法9条の代表として国政選挙にも挑戦してきた。

 石破茂氏にとって相手に不足はないはずだ。

 安倍首相の憲法9条改憲阻止については二人とも反対だ。

 しかもその反対理由が真逆だ。

 これほど面白く、意義のある討論は他には期待できない。

 真っ先に企画し、配信したものが勝ちだ。

 いよいよ新党憲法9条にチャンスが巡って来た。

 そういう思いで、私はきょう11月3日の読売新聞の一段の見出しの記事を読んだのである(了)

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