本澤二郎の「日本の風景」(4858)
<千葉県を代表する反原発・反原子力ムラの御園豊と無農薬健康果実の江澤貞雄両人が来訪>より、転載させて頂きました。
自然を愛する仲間が、3人そろってよもやま話に花を咲かせた7月7日。築50年の我が家のベランダが突然、空茶で賑わいだ。
水田三喜男・池田淳・水野清のもとで政治修業をしてきた御園は、桃源郷のような袖ヶ浦市の深山幽谷の水源地で、晩年を悠々自適の優雅な人生を約束されていたのだが、その矢先に、目の前の谷からフクシマの放射能が噴き上がっていることに腰を抜かした。やくざの産廃業者・市当局・千葉県に対して「原状回復せよ」と怒りの告発を続けている。
自然を放射能で奪われた現実に驚愕しながら、地区の住民を引っ張って原子力ムラと対決している。
他方、自然の恵みを最大限生かした無農薬・無肥料の健康果実・ブルーベリーの森を開園し、江澤式ど根性栽培を全国展開する江澤。二人とも千葉県を代表する自然愛好者だ。明日7月9日には、NHKが午前8時30分から25分も放映する。12日にも再放送してくれるという。エザワフルーツランドの開園は本日からだ。開園日和である。
NHKが公共放送らしく放射能汚染問題を25分かけて報道する機会を作れるかどうか?日本の民主主義・言論の自由に新たな転機が訪れるのだが。
談論風発よろしく御園から「官房長官の松野の選挙区を含めて40万人が利用している水道が汚染されていることが分かった。人の命が危ない。これを放置することは人間として許されない。断固として闘っていく」と話し始めた。
彼の相手は人殺しさえいとわない原子力ムラ。生死をかけた市民運動である。筆者も必死で反骨のジャーナリストの本領を発揮して、深刻すぎる房総半島の危機を報道して当局の覚醒を呼びかけている。数年の努力が実ってか、ここにきて市役所も慌てふためいていることがわかった。「小櫃川の水を守る会」という歴史を有する市民運動でも活躍してきた関巌さんらの君津郡市の市民運動組織も、御園の呼びかけに協力してくれている。
池田淳も水野清も共に自民党きっての名門派閥・護憲リベラルの宏池会議員、同秘書会で活動してきた御園だ。日々放射能の内部被曝を受けている可能性を否定出来ない。覚悟の戦いに市民の輪は、旧水田・池田派を軸に、証拠隠滅を図る自治体の壁に挑戦している。戦いが彼の人柄を強くしている。
<野村泰塾の優等生が「飲めない水道」「ブルーベリー全国展開」を披露>
久しぶりに千葉県を代表するような逸材の対話を聞いていて、若いころのことを思い出した。野村泰塾である。
東京新聞記者から知事特別秘書、千葉日報編集局長、千葉テレビ常務を歴任した野村泰を中心に毎月、このあたりでは大きな野村豪邸で勉強会を開いていた仲間である。二人ともその一期生。筆者は勉強会の内容をメモすると、それを字の上手な池田嬢がガリ版で印刷して会員に配った。
今のアクアラインが実現する前に「鉄道も敷設すべき」と提言したが、利権を優先して決行した。いまも悔しい。昔も今も変わらない財閥利益優先の計画が実施された。案の定、川崎市の対岸・木更津市は疲弊してしまった。国民が主体にならないと何事も成功しない。
いま江澤ブルーベリーの森は、自身で決断、夫妻で決起した成果である。御園は水野建設大臣秘書をしながら、幽谷の道路を整備することに成功したものの、目の前の放射能汚染のすぐ近くの住民から、ガン多発の報に泣いている。元区長のYの場合は、毎年大腸のポリープの手術に泣かされている。内部被ばくではないかと思うのだが、袖ヶ浦市は逃げまくってばかりいて、しっかりとした健康診断をしない。
<安倍銃撃事件から1年=ますます不条理の日本へ>
報道によると、安倍銃撃事件から1年も経つのに裁判は開かれない。当然であろう。犯人とされている山上徹也の発射した銃弾は、安倍本人にあたっていない。狙撃手の銃弾である。本物の犯人に蓋をかけている。証拠は捏造するしかない検察だから勝ち目はない。
最近の問題は、銃撃事件が暴いた文鮮明の統一教会の現総裁が「岸田を呼んで教育しろ」とわめいていることが分かったことだ。日本からの送金を知りたい。金融機関は知っているだろう。韓国政府も?統一教会の自民党総裁候補の萩生田光一は、明日から海外に飛ぶ。怪しい。岸田も統一教会の仲間なのだろう。統一教会の解散?嘘だろう。マイナンバーカードといい、国民はなめられている。返納運動は消えないだろう。人間の首に輪をはめて拘束する!独裁者の統治手段であり、論外である。
昨夜日刊ゲンダイ記者に初めて神道ムラ社会のことを話して聞かせた。神道政治連盟・神社本庁が日本最大のガンである。
<草取りに汗をかく家庭菜園・桃が数個、初めてのズッキーニ>
エザワフルーツランドのブルーベリーが我が家庭菜園にも数本ある。無農薬・無肥料の完璧な健康果実だから手がかからない。最近のカラスは知恵がある。仕方なく網をかぶせた。御園邸では既に小鳥の餌になったという。やくざ・原子力ムラとの戦争に忙しいのだ。しかし、元庄屋の子孫の警察人脈だけでなく、家のつくりも立派だ。完璧な防犯カメラも最大の武器となっている。部屋から外を眺めていると、高級別荘に住んでいるようで心地いい。我が家はまだ家に入れない。ろくな居間もないのだから。
朗報は、今年の気候は果実が実るようだ。初めて柿がなっているが、台風でほとんど落下するに違いないがどうなるか。桃が初めてなったが、赤くなるまで待っていると虫が先行する。それでも無農薬桃はすばらしい。
農薬・化成肥料から無農薬・有機肥料に戻せる日が来るのか。ズッキーニを二本植えてみた。一本成功した。人間の腕よりも大きくなる。いただいたトマトは黄色く、酸のない胃にやさしいトマトだった。午前中に沢山いただいたので、両人にもおすそ分けした。気を使ってくれた揚げ物は、1年ぶりだったので夕食でたいらげた。今年もエザワフルーツランドの招待状に感謝。
ともかく雑草がすごい。油断すると熱中症で倒れ込む。風が吹いていると助かる。ゆっくりが生き延びる骨である。江澤・御園来訪で元気をもらった七夕の日だった。そういえば1972年7月7日に田中―大平内閣が誕生した。
2023年7月8日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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