『明治大学(東京都千代田区)はこの春の志願者数が11万5700人で、早稲田大学を抜いてトップになった。1998年に神田駿河台に明治大学のランドマークともいえるリバティータワーを完成させてから、躍進が目立つ。その推進力の背景を、納谷廣美学長の話をもとに探る。 09年度の志願者数は、(1)早稲田12万1200人(2)明治10万6300人(3)日本9万300人。10年度は(1)明治11万5700人(2)早稲田11万5500人(3)日本95300人。11年連続1位の早稲田を抜いた明治の志願者数10万人超えは4年連続。着実に発展しているといえる。 起爆剤になったのはリバティータワーにあるといってもいい。高さ120メートル地上23階建ての高層校舎。4、5階が学部長事務室、教学の事務室も入っている。17階は学生食堂、中央図書館のほか、ゼミや大学院の共同研究室などがある。情報端末も十分に配備されている。内部は清掃が行き届く。男子と女子のトイレもきれいだ。 この建物は、それまで学部ごとにばらばらだった建物を集約して、大学側全体の職員と学生が集まりやすい場所にしたことに意味がある。かつての旧校舎は落書きとタバコの吸い殻を消したこげ跡が目立った。このタワーはそれを一新し、あくまでも学生の利用しやすい集まりやすい場所、教育の場所という発想を貫いている。 「視点を転換した、最初の改革のスタートの場所。明治の顔ができた」と納谷学長はいう。その隣にはアカデミーコモンが04年に完成し、社会連携事業、専門職大学院、博物館、ホールなどが入っている。生涯学習を意識した市民との交流をしやすいように配慮した。これらの空間は駿河台地区のおしゃれな空間を醸し出している。 これらを支えてきたのが、財務の健全性だった。臨時定員増の増収分も残していたので財務的には安定したという。これらの資金がいまの新規事業の基礎になっている。 納谷学長は教務部長時代として先のリバティータワーの計画にかかわってきたが、トイレをきれいにすることと、建物の清潔さ、女性にとって快適な場所にするということに力を入れてきた。ちなみに明治の女子学生比率は上昇し、いまは35%に上がっている。同時に入試も改革した。あるときに、明治と他大学を併願した受験生が実際にどちらに入学したかというデータを見て驚いた。かつてなら明治を選んでいたはずなのに他大学に流れている学生も少なくなかった。学部ごとに移動率も出した。予備校の関係者を呼んで事情も聴いて対策を練った。 まず手をつけたのが、試験問題の難しさだった。それまではどちらかといえば、レベルが高く難しい問題が多かった。これでは受験生は難しい問題の分野の勉強をあきらめ、ほかの出題場所を探すような、いびつな勉強を強いられる。明治を目指す層を確実につかむための入試問題の質と量を考えた。さらに、試験日も考えた。他大学の入試日を見ながら適正な試験日を設定した。いずれも明治に来たいと思う学生をしっかりとつかまえるために広く網をかけようという手法だった。センター試験も利用した。これは理工や農学部から導入したが、受験票のつくり方や監督要領など入試のノウハウを共有することにも役立った。 最後に学長として実施したのが07年の全学部統一試験だった。すべての学部で同じ期日で同じ問題を出す。学部ごとに序列が出るという声もあがったが、大学全体で協力しながら試験問題をつくり実施して、受験生にとって受けやすい試験にするよう考えた。これは同時に地方入試も兼ねていた。かつては全国から学生が集まってきたのに、いまは東京の大学というイメージが強くなり始めていた。地方の人材を集めることにも役立てようとした。 こうした入試改革もあって、志願者数は確実に増えていった。 学びの場の展開をどう考えているのだろう。 08年には国際日本学部を新設した。日本文化への深い理解と英語による発信能力をもち、異文化を理解しながら国際的に活躍できる人材の育成を目標にしている。この学部を進めるうえで、国際拠点としての大学の位置づけも明確にして、文部科学省の国際化拠点整備事業(グローバル30、実際は13大学)にも採択された。海外からの留学生は1000人、海外の大学との協定校も120をそれぞれ超えた。 さらに、納谷学長は、新学部を三つつくる準備を進めている。一つは環境や公共などモジュール化した新たな日本を生き抜く英知を育てる教養系の学部、すでに数学を中心としながらも文理融合型で研究を進め高度な研究拠点(COE)として地歩を築きつつある数学系の学部、もう一つがスポーツ系の学部である。いずれも13年の新設を視野に入れて計画を進めている。 今後の明治が進むべき理念について、納谷学長は話す。「これからは外部評価に耐えられる大学にならなければならない。社会との連携を目指す。研究だけでなく、外からも行ってみたいと言われるような大学になりたい。都心型の大学であり、六大学としてのブランドも生かしながら、建学の精神も絶やしたくない」 明治のキャッチコピーは「個を強くする大学」。最近は著名な卒業生を明治のPRに活用したり、古くからの功績があった人材を発掘する事業を進めたりしている。キャンパスの中心が都心にあり、財務が安定しているのも強みだ。堅実さと先進性のバランスを今後どうとっていくのか注目したい。』2010年5月19日アサヒコム
明治大学www.meiji.ac.jp )、東京都千代田区神田駿河台1ー1この春の志願者数が11万5700人で、早稲田大学を抜いてトップになった理由は、1970年代、多くの大学が手狭なキャンパスでは新たな教育研究の展開ができないなどの理由で都心から郊外に移転した。しかし、明治大學は結果的に意見がまとまらず移転をせずにその分の投資も避けられたのも大学として良かったと言えます。。本当に何が幸いするか分からないのが世の恒ですね。校外にキャンパスを移転した他の大學も交通の利便性を考え東京都内に大学の拠点を再び移しています。都心に大學の中心が有ると学生も交通機関の利用と言う面で便利ですし交通費が高くつかないで済むと言えます。この今の不況の日本では、交通費の負担も馬鹿には、ならないと思います。ここ数年の「安、直、近」で大學を選ぶ受験生の傾向にも現れています。他の大学も大学院生の研究体制や大学の社会人の受け入れも考えて交通の便利な都心回帰を目指す結果となってしまった思います。東京都内にキャンバスの拠点が有ると学生や教職員もキャンパスに移動しなくて済み、学生生活で時間的に余裕が出来るのが今の高度情報化時代には大切なことと言えるのではないでしょうか。東京都内のキャンパスの方が、学生も勉強もアルバイトもし易く、いろいろな大学生としての活動も出来やすいと思います。六大学の大学の伝統有る名前と大学の校歌と一致している東京都内にキャンパスの本部、中心拠点を置いて置かないと受験生も世間の人も大学としての「イメージ」が沸かずに損なわれるのではないでしょうか。明治大学校歌 作詞 児玉花外 作曲 山田耕筰『白雲なびく駿河台 眉秀でたる若人が 撞くや時代の暁の鐘文化の潮みちびきて 遂げし維新の栄になふ 明治その名ぞ吾等が母校明治その名ぞ吾等が母校』と有りますように神田駿河台の大学の創立当時からの地名と場所を大事にして欲しいと思います。
2010年度全学部統一入学試験は、全国8地区札幌・仙台・東京(本学)・神奈川(本学)名古屋・大阪・広島・福岡と地方の受験生の為に地方試験場を増やしたのが志願者数を増やせた1つの要因のではないでしょうか。大学の財務の健全性は、臨時定員増の増収分も残していたので財務的には安定していたのた金利スワップ・通貨スワップのデリバティブ、金融派生商品取引で運用損失を出した大学が多い中、金融派生商品取引で運用損失を明治大學は出さなかったと言うことも大学経営の信用にもつながったと思います。大學センター試験の長所取り入れ、受験票や試験の監督方法工夫し入試問題の厳選化や改革が効をそうしたと言えます。学生の目線に立った大学のキャンパスの整備と建設も一翼を担ったと言えます。『1998年に神田駿河台に明治大学のランドマークともいえるリバティータワーを完成させてから情報端末も十分に配備されている。内部は清掃が行き届く。男子と女子のトイレも綺麗だ。』会社も家も綺麗にトイレが掃除されていることは、大切なことですね。トイレを見れば会社も生活しいる人も分かると昔から言われています。トイレの綺麗な百貨店は気持も良くて繁盛しています。西武百貨店は、男性と女性トイレの清掃に力を入れています。大學でも同じことが言えますし、風水でも言われていることです。これからは高度情報時代に対応した便利で、「トイレをきれいにすることと、建物の清潔さ、女性にとって快適な場所の整った」大学のキャンパスでないと学生が来ない時代なのかも分かりませんね。今後社会のニーズに応える為新設学部を増やす予定だそうですが。少子化による18歳人口減少期にも学生を獲得しようとする大学の積極経営の姿勢と思います。世界同時不況影響で、未だ景気回復が見られない日本で、地方からの東京の有名私立大学への志願者が減少している昨今状況下で、地方からの明治大學への志願者を今後どけだけ確保出来るか、他の東京の六大学や私立大学の抱えている課題でも有ると思います。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
明治大学 | |
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「リバティタワー」(駿河台キャンパス) | |
大学設置 | 1920年 |
創立 | 1881年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人明治大学 |
本部所在地 | 東京都千代田区神田駿河台1-1 |
キャンパス | 駿河台(東京都千代田区) 和泉(東京都杉並区) 生田(神奈川県川崎市多摩区) 中野(仮称、東京都中野区) |
学部 | 法学部 商学部 政治経済学部 文学部 理工学部 農学部 経営学部 情報コミュニケーション学部 国際日本学部 |
研究科 | 法学研究科 商学研究科 政治経済学研究科 経営学研究科 文学研究科 情報コミュニケーション研究科 理工学研究科 農学研究科 教養デザイン研究科 法務研究科 会計専門職研究科 ガバナンス研究科 グローバル・ビジネス研究科 |
明治大学(めいじだいがく、英語: Meiji University)は、東京都千代田区神田駿河台1-1に本部を置く日本の私立大学である。1920年に設置された。大学の略称は明治または明大(めいだい
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