Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のルーツを探せ!(その2)

2007-03-13 | テレビ・アニメ
先日、うちのルーク・スカイウォーカー(8歳児)とアニメソングのCD聴いていて尋ねられた。
ルーク「ねぇ、ちち(注・ちちと呼ばれている)。この ♪あんまりそわそわしないでぇ~(うる星やつら) っていつ頃見てたの?」
アナキンtak「えーっと、高校生のとき。」
ルーク「この ♪たっち、たっち、ここにたっち(タッチ) ってのは?」
アナキン「うーん、大学生かな。」
ルーク「どうして大人になってもアニメ見てるの?」
アナキン「ルークだって、4月から3年生になるのにスーパー戦隊まだ見てるじゃん。」
ルーク「それはちちもでしょ。」
・・・とスーパー戦隊好きな親子でございます。

獣拳戦隊ゲキレンジャー 戦隊ヒーローシリーズ 01 ゲキレッド
それでは前回に引き続き、「ゲキレンジャー」の元ネタをご紹介。

●3月11日放送「ゾワゾワ!五毒拳」
中華テイスト満載のゲキレンジャー。このエピソードのオープニングは、香港の映画会社ショウブラザースのカンフーものが好きな人は、きっと画面に拍手したことだろう。いやーっ、僕もその一人。臨獣拳アクガタが送り込んできたのが、悪の五人衆、”五毒拳”。この五毒拳は、ショウブラザース製作の映画にまさに存在する悪の拳法なのだ。

かつて悪の限りを尽くした五毒拳なる流派があった。師匠はこれまでの悪行を悔やみ流派を封じることを最後の弟子に命ずる。その為には5人の兄弟子のうちの1人と組み、他の4人を倒さねばならないのだ。5人の兄弟子はそれぞれムカデ・ヘビ・サソリ・ヤモリ・ガマの技を習得している。しかも修行中には覆面をしてるので顔をお互い知らない。誰が五毒拳の使い手なのか?しかも組むべき相手なのか?倒すべき相手なのか?そういた要素が交差して全編に緊張感が漂う傑作なのだ。


「ゲキレンジャー」に登場するカデム(要はムカデ拳の使い手ってこと。わかりやすいネーミングが大好き)は手数の多いスピードを誇る。冒頭でも落ちてくる皿を叩き割っていたが、これは映画「五毒拳」でもそのまんま出てくる場面だ。同じように他の使い手を紹介するところも、すべて同様の場面が映画に登場する。モリヤ(ヤモリ拳の使い手)が壁にはり付くところはもう嬉しくなっちゃった。

映画「五毒拳」は残酷描写が多いから子供には向かない(むしろ見せてはいけません)が、正統派のカンフー映画に飽きたお父さんは是非ビデオ屋さんでチェックを。陰なるカンフー映画の傑作。実はこの映画は「キル・ビル」の毒ヘビ暗殺団の元ネタでもある。詳しくはこちらを参照されたし。

次回はピョンピョン飛んでくる臨獣拳の戦闘員リンシーのルーツ、ご存じ(・・・って世代限定?)キョンシーについて。また何か見つけたら紹介するね。これからも番組が楽しみでワキワキだ!。



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