秋の夜におすすめの映画

今日はgoo「トラックバック練習板」のお題から。
秋の夜におすすめの映画・・・ってことなんですけど、物思う秋の日には、じっくりと雰囲気に浸ることができる映画がよいかなぁ・・と個人的には思うのであります。以下、思いつくままに。

①ハリーの災難（アルフレッド・ヒッチコック／１９５６年・アメリカ）
秋→紅葉・・・と考えるとついつい思い出してしまうのがこれ。
紅葉が美しいバーモントの田舎町にどんな訳だか死体が一つ。
次々と現れる人々が死体を隠したり、動かしたり・・・ヒッチ流のおとぼけが効いたコメディタッチの異色作。
シャーリー・マクレーンこれがデビュー作。


②深夜の告白（ビリー・ワイルダー／１９４４年・アメリカ）
サスペンス映画つながりで・・・「情婦」も好きなんだけど敢えてこっちを。
むかーし宇崎竜童が「悪女は永遠の男の憧れさ～♪」と歌ったが、映画史上に残る悪女がこの映画に登場。
夫に多額の保険をかけようとする妖艶な女性。
保険外交員の主人公は犯罪の匂いを感じ拒むが、彼女の魅力に負けた彼は完全犯罪を思いつく・・。
目の前にアンクレットをちらつかせるバーバラ・スタンウィックがたまらない！。
脚本はワイルダーとレイモンド・チャンドラーの手によるもの。秋の夜長にミステリーを。


③暗くなるまでこの恋を（フランソワ・トリュフォー／１９６９年・フランス）
ヒッチ好きな映画監督といえばトリュフォー。原作「暗闇のワルツ」の最初の映画化で、アンジェリーナ・ジョリーの「ポワゾン」はこのリメイク。騙す女と騙される男。同じ騙された男だが、リメイクの版アントニオ・バンデラスが示した彼女に対する答えは”怒り”。しかしオリジナルのジャン・ポール・ベルモントは全く違う。”オレはろくでもない女を愛しちまった。しょうがねぇよな。でも、オレは心底アイツに惚れてるんだ・・・”というあきらめや自嘲がそこにある。秋の夜長に男と女について真剣に考えてみるのも・・いいじゃない？。


④恋人たちの予感（ロブ・ライナー／１９８９年・アメリカ）
メグ・ライアンとビリー・クリスタル共演のロマコメを。”男女の友情”は成立しうるのか？という恋愛映画にとって究極のテーマとも言える題材に挑んだ映画。監督の離婚体験がベースになっているらしく、リアルな台詞が映画を生き生きさせている。ハリー・コニックJr.のジャズ・ピアノが、またいいんだよな。この映画を見終ったらあなたの大好きな人と、このサントラ聴きながらお酒など・・どう？。紅葉が綺麗な映画でもある。やっぱり秋に向いた映画だな。


・・・と綺麗にまとまったところで。
みなさんはどんな秋の夜長にどんな映画観たいですか？。