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今日の映画台詞◆
「深ーい深い海の底。ウチはそこから泳いで来たんや。あんたとこの世でいちばんエッチなことをするために。」
「ジョゼと虎と魚たち」(2003)
◆原作がしっかりしてるからか、台詞のひとつひとつが強く胸に迫る。ひと言ひと言をこれ程真剣に受けとめて観た映画ってあまりない。
by t_somelikeithot on Twitter
田辺聖子の原作は未読だけど、映画には心に残る台詞がたくさん出てくる。
おばあが障害者であるジョゼを
「この娘は壊れもんや。」
と呼ぶのもそのひとつ。冷たいようでどこか愛情を感じる表現ではないだろか。
妻夫木聡扮する主人公がジョゼと結ばれる直前の台詞
「あ、なんか涙出そう・・」
ってのも何か実感が感じられる。口には出さずともそう感じる瞬間ってあるよね。
「帰れ!「帰れ」と言われて帰るようなやつは帰れ!」
これもインパクトありました。この後ジョゼは抱きついて「帰らんどって・・・」って言うのだけれど、感情がほとばしるいい場面。
この「帰れ!~」って台詞は僕も実生活で何度か使ったことがある。学生に面接指導していて、ちょっと厳しめの言葉を吐いたのさ。
「就職する気があるのか?やる気ないんなら帰ってしまえ!」みたいな。
すると当人が逃げて帰ろうとするので・・・(ジョゼの台詞を引用)。
効果ありますよぉ(笑)。