◼️「プレデター/Predator」(1987年・アメリカ)
監督=ジョン・マクティアナン
主演=アーノルド・シュワルツェネッガー カール・ウェザース ビル・デューク
長男が高校生の頃、アーノルド・シュワルツェネッガーにハマったことがある。きっかけは「コマンドー」で、主演作を観るシュワ祭りを二人で連日やった。僕がやたら80年代の主演作をプッシュしたせいか、「プレデター」をやたら気に入ってしまい、その後「プレデター」祭りが展開されることになった。こんなはずじゃなかったのに、と父親は思う😓。
僕が初めて観たのは社会人になってすぐの時期。劇場公開時はスルーしていて、ビデオを借りて観た。アクションスターの大作なんてあの頃あまり観なかったのだが、「ダイ・ハード」があまりにも面白かったので他のジョン・マクティアナン監督作に挑んだ次第だ。
政府要人救出のためにジャングルに降り立った特殊部隊。しかしそこに正体不明の生命体がいて、狩猟のように人間を襲い、殺した人間の頭蓋骨を愛でる。透明になって視覚から消え、腕から銃撃。次々に屈強な男たちは倒されていく。追い詰められるシュワちゃん演ずる主人公は、肉体と知恵でやつらに立ち向かう。
熱反応でターゲットを検知し、攻撃するプレデターたちを、サーモグラフィーの画面で表現する斬新さは今観ても面白い。あの頃は、「ターミネーター」「ロボコップ」など主観ショットに面白い工夫をした映画がいろいろあったよな。何よりもプレデターのデザインのカッコよさがいい。鎧のような外見と、そこに仕掛けられた兵器の数々。そしてマスクの下の“ugly“な素顔。でもそれを倒すのは生身の肉体で戦う人間という面白さ。男しか出てこない血まみれのSFホラーを観るなんてほんとに自分には珍しいのだが、泥まみれになって挑む姿にハラハラ。
テクノロジーと人間という生真面目な視点もあるかもしれないけど、そんな堅いこと考えちゃダメ。目の前にせまる危険に理屈なんてない。大事なことは、事態を把握して、分析して、対策を考える力だ。それをこの上ない分かりやすさで示してくれる映画。しかも後半は台詞が極端に少なくなる。映像で語り尽くす面白さ。
初めて観てからウン10年経つ。僕らが日々戦う仕事だって、手取り足取り教えてくれる人なんていない。正体不明の相手に立ち向かうのは、自分で考えることと経験値しかない。社会人として現実世界をサバイバルするのにも、事態を把握して、分析して、対策を考えることは「プレデター」と何も変わらない。そう言う意味じゃ、シュワちゃんの映画は落ち込んだ時のカンフル剤になってくれるのだろう。でも、嫌な上司だからって、面と向かって“ugly“って言わないでね。
僕が初めて観たのは社会人になってすぐの時期。劇場公開時はスルーしていて、ビデオを借りて観た。アクションスターの大作なんてあの頃あまり観なかったのだが、「ダイ・ハード」があまりにも面白かったので他のジョン・マクティアナン監督作に挑んだ次第だ。
政府要人救出のためにジャングルに降り立った特殊部隊。しかしそこに正体不明の生命体がいて、狩猟のように人間を襲い、殺した人間の頭蓋骨を愛でる。透明になって視覚から消え、腕から銃撃。次々に屈強な男たちは倒されていく。追い詰められるシュワちゃん演ずる主人公は、肉体と知恵でやつらに立ち向かう。
熱反応でターゲットを検知し、攻撃するプレデターたちを、サーモグラフィーの画面で表現する斬新さは今観ても面白い。あの頃は、「ターミネーター」「ロボコップ」など主観ショットに面白い工夫をした映画がいろいろあったよな。何よりもプレデターのデザインのカッコよさがいい。鎧のような外見と、そこに仕掛けられた兵器の数々。そしてマスクの下の“ugly“な素顔。でもそれを倒すのは生身の肉体で戦う人間という面白さ。男しか出てこない血まみれのSFホラーを観るなんてほんとに自分には珍しいのだが、泥まみれになって挑む姿にハラハラ。
テクノロジーと人間という生真面目な視点もあるかもしれないけど、そんな堅いこと考えちゃダメ。目の前にせまる危険に理屈なんてない。大事なことは、事態を把握して、分析して、対策を考える力だ。それをこの上ない分かりやすさで示してくれる映画。しかも後半は台詞が極端に少なくなる。映像で語り尽くす面白さ。
初めて観てからウン10年経つ。僕らが日々戦う仕事だって、手取り足取り教えてくれる人なんていない。正体不明の相手に立ち向かうのは、自分で考えることと経験値しかない。社会人として現実世界をサバイバルするのにも、事態を把握して、分析して、対策を考えることは「プレデター」と何も変わらない。そう言う意味じゃ、シュワちゃんの映画は落ち込んだ時のカンフル剤になってくれるのだろう。でも、嫌な上司だからって、面と向かって“ugly“って言わないでね。