◼️「ときめきサイエンス(エレクトリック・ビーナス)/Weird Science」(1986年・アメリカ)
監督=ジョン・ヒューズ
主演=アンソニー・マイケル・ホール イラン・ミッチェル・スミス レナード・ルブロック
80年代の青春映画は大人になってから観たものがちらほら。リアルタイムだった大学生の頃はクラシックとミニシアター系映画に狂ってたから、お気楽なハリウッド映画からは距離を置いていた。たまに観ても「こんなんが観たいんじゃない」と一蹴(生意気なw)。トム・クルーズがええカッコしいするだけの青春ものなんてもう目の敵(笑)。特に親の留守中にお綺麗なコールガール呼んでよろしくやっちゃうイケメンボンボンの話(「卒業白書」のことね)なんてその筆頭だった。
一方で80年代の洋楽コンピ系サントラ盤が大好きなので、本作はちょっと気になっていた。ダニー・エルフマンが当時在籍したバンド、オインゴボインゴが主題歌を担当している。サントラ未収録だがヴァン・ヘイレンやOMD、ラット、マイク・オールドフィールドがどんな使われ方をしてるのか。本編のあらすじもよく知らず今回挑んでみた。
さて本編。冴えない15歳男子2人が「フランケンシュタイン」の映画を観て、モテないなら自分で理想の女性を作ればいい!と思いつく。コンピューターに理想像を読み込ませ、バービー人形をプラグでつなぐ。すると嵐が巻き起こり、目の前にセクシーな女性が現れた。リサと名付けられた彼女が。創造主たる冴えない少年たちを自信ある男にするために大暴走するお話。
…😟うわっ。
「卒業白書」と同じく、親のいぬ間に大人の女性とあんなことやこんなことするヤンキーボーイの話じゃねえか!確かに性にまつわる乱れたお話ではあるのだが、不思議と「卒業白書」で(あの頃)感じた嫌悪感とは全く違った。いやむしろ好印象。
他のジョン・ヒューズ監督作と同じく、たった1日(又はわずか数日)の出来事が主人公を一歩成長させるお話。さらに親のいない一夜の話だから、「ホームアローン」に代表される90年代の作風にもつながる。確かに軽くって、話も浅くって、親世代の言い分なんかどうでもよくって、都合もよくって。大学生当時の硬派な映画ファンを気取っていた僕なら、この映画を毛嫌いするに違いない。でも、あれこれ観てきた今だとむしろ痛快に感じる要素が見えてきた。
いわゆるオタク集団がモテ男や優等生に逆襲する映画の系譜。本作の2人はコンピューターに詳しくて性への関心が人一倍強い。PLAYBOY誌やお気に入りの雑誌たちがトランクに入れて保管されてるのが妙に微笑ましくって😆。そんなオタクな2人が、一夜のハチャメチャなパーティを通じて少しだけ自分に自信を持つようになる。ダメ男が頑張る話が好きな今の自分にとっては、問答無用のお気楽さは抜きにして、まぁ悪くない印象が残った。2人がそれぞれのハッピーを手にするラストはいいじゃん♡
リサが駆使する魔法のような能力。どピンクのオープンカーやポルシェ928、フェラーリのガブリオレを出現させ、意地悪をする兄貴(若きビル・パクストン!)をジャバ・ザ・ハットみたいなクリーチャーに変える。ラストには一夜の大騒ぎを何事もなかったようにしてしまう。理屈なんてどーでもいい。都合がいいにも程があるww。まぁ、そこはお気楽な80年代ハリウッドの産物と言うことで。
2人をいじめるモテ男の片方は、ロバート・ダウニーJr.。そして主人公2人が創造した理想の美女リサは、本作の前年「ウーマン・イン・レッド」でタイトルの赤いドレスの女を演じたケリー・ルブロック。
一方で80年代の洋楽コンピ系サントラ盤が大好きなので、本作はちょっと気になっていた。ダニー・エルフマンが当時在籍したバンド、オインゴボインゴが主題歌を担当している。サントラ未収録だがヴァン・ヘイレンやOMD、ラット、マイク・オールドフィールドがどんな使われ方をしてるのか。本編のあらすじもよく知らず今回挑んでみた。
さて本編。冴えない15歳男子2人が「フランケンシュタイン」の映画を観て、モテないなら自分で理想の女性を作ればいい!と思いつく。コンピューターに理想像を読み込ませ、バービー人形をプラグでつなぐ。すると嵐が巻き起こり、目の前にセクシーな女性が現れた。リサと名付けられた彼女が。創造主たる冴えない少年たちを自信ある男にするために大暴走するお話。
…😟うわっ。
「卒業白書」と同じく、親のいぬ間に大人の女性とあんなことやこんなことするヤンキーボーイの話じゃねえか!確かに性にまつわる乱れたお話ではあるのだが、不思議と「卒業白書」で(あの頃)感じた嫌悪感とは全く違った。いやむしろ好印象。
他のジョン・ヒューズ監督作と同じく、たった1日(又はわずか数日)の出来事が主人公を一歩成長させるお話。さらに親のいない一夜の話だから、「ホームアローン」に代表される90年代の作風にもつながる。確かに軽くって、話も浅くって、親世代の言い分なんかどうでもよくって、都合もよくって。大学生当時の硬派な映画ファンを気取っていた僕なら、この映画を毛嫌いするに違いない。でも、あれこれ観てきた今だとむしろ痛快に感じる要素が見えてきた。
いわゆるオタク集団がモテ男や優等生に逆襲する映画の系譜。本作の2人はコンピューターに詳しくて性への関心が人一倍強い。PLAYBOY誌やお気に入りの雑誌たちがトランクに入れて保管されてるのが妙に微笑ましくって😆。そんなオタクな2人が、一夜のハチャメチャなパーティを通じて少しだけ自分に自信を持つようになる。ダメ男が頑張る話が好きな今の自分にとっては、問答無用のお気楽さは抜きにして、まぁ悪くない印象が残った。2人がそれぞれのハッピーを手にするラストはいいじゃん♡
リサが駆使する魔法のような能力。どピンクのオープンカーやポルシェ928、フェラーリのガブリオレを出現させ、意地悪をする兄貴(若きビル・パクストン!)をジャバ・ザ・ハットみたいなクリーチャーに変える。ラストには一夜の大騒ぎを何事もなかったようにしてしまう。理屈なんてどーでもいい。都合がいいにも程があるww。まぁ、そこはお気楽な80年代ハリウッドの産物と言うことで。
2人をいじめるモテ男の片方は、ロバート・ダウニーJr.。そして主人公2人が創造した理想の美女リサは、本作の前年「ウーマン・イン・レッド」でタイトルの赤いドレスの女を演じたケリー・ルブロック。