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たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

ヤセウツボ(痩靫)

2021年05月11日 17時34分14秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

今朝の散歩・ウオーキングの途中、これまで見たこともないような花を
道端で見掛け、コンデジで カシャ、カシャしてきたが、
ネット等で調べてみると 
花名が 「ヤセウツボ(痩靫)」であることが分かった。
なんとも 変わった名前、
「へー!、そんな花が 有るんだ・・」
目から鱗である。
因みに 「靫(ウツボ)」とは 魚のウツボのことではなく、花穂が矢を入れて背負う細長い筒のような袋のことで、それに似ていることから付けられて花名。


ヤセウツボ(痩靫)

ハマウツボ科、ハマウツボ属、一年草、
    ハマウツボ(浜靫)よりほっそりしていることから付けられた花名。
    他の植物の作った栄養物を吸収して生きる寄生植物
原産地 ヨーロッパ、北アメリカ、
    日本には牧草等に紛れ込んで持ち込まれ、本州、四国等に分布している。
    マメ科のシロツメクサ等の牧草や農産物に寄生し、
    生長を阻害させてしまうことから、
    外来生物法で 要注意外来生物に指定されている。
草丈 15cm~40cm
花色 淡黄褐色
開花期 5月~6月頃
花言葉 「依頼心の強い」


 

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君の名は?花に尋ねつ朝散歩

2021年05月11日 08時05分16秒 | 散歩・ウオーキング

当地、今日の日の出時刻は4時42分頃。
早朝、青空も見えていたが、天気予報では 1日中、曇。
梅雨前線がじわじわと北上しており、
そろそろ「梅雨入り」という言葉が聞こえてきそうな季節になってきた。
スッキリした朝ではなかったが、ちょこっと歩いてきた。
毎度のこと、コンデジで カシャ、カシャ 撮りながら
君の名は?花に尋ねつ朝散歩
スマホの歩数計で 約5,500歩

ウツギ?・・かな

君の名は?

コバノタツナミソウ?、シロバナタツナミソウ?

 

もう アジサイ?

エゴノキの花、満開、


振り返り記事 2020年5月16日 「エゴノキ」 → こちら


フウロソウ(風露草)

雑草の葉っぱだけど・・・キレイ

???

 

 

 

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イチゴの様子、見てこないと・・・、

2021年05月10日 18時51分06秒 | 畑日誌(見様見真似の野菜作り)

当地 天気予報では 1日中「晴」となっていたが、
霞か、雲か、黄砂か、今日もどんよりした天気だった。

先日、気合を入れて、防獣ネット張りしたイチゴ、
どんな様子か、見てこないと・・・、
気になって、
夕方になってから、畑へ Go!、

(1)イチゴ、
   どうかな?・・覗き込んでみると・・・、
   被害無し、安泰・・・、だった。
   すっかり摘まれた後なので、小粒、未熟、少量・・だけど 
   なんとか収獲出来て・・・、ほっ!、
   とても他所様にお裾分けするどころではないけど、
   この調子で、もう少しの間、
   被害に遭わずに、採れ続けて欲しいものだ。

(2)キヌサヤ、スナックエンドウ、
   まだまだ ピークが続いており、ごっそり収獲
   早速 妻は 小分けにして、友人にお裾分けの段取り

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ワスレナグサ(勿忘草・忘れな草)

2021年05月10日 11時38分30秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

花にも疎い爺さん、ブログを始める以前は、庭に咲く花であろうと、出掛けた先で見掛ける花であろうと、ことごとく、「君の名は?」だったような気がする。
数多のブログで花の写真等を拝見するようになってから、多少は興味関心を持ち始め、最近は やたら写真を撮り、花名を自分で調べたりもして、知った花も増えつつあるが、知ってもそのそばから忘れてしまう困り者、相変わらず、毎度「君の名は?」を繰り返している。
全くアテに出来なくなっている老脳、記憶補助ツール、爺さんの備忘録的花図鑑として、ブログ・カテゴリー「庭の花・野の花」に 書き留め置くことにしている。


「ワスレナグサ(勿忘草・忘れな草)」

「ワスレナグサ(勿忘草・忘れな草)」という花名は、抒情歌等でも歌われていたことも有って、若い頃から知ってはいたが、実際に見て、「これが ワスレナグサ!」と 知ったのは やっぱり、つい最近のことで、未だに同定が覚束ないところも有る。
外付けHDに保管している古い写真の中から、これまで 猫額庭や散歩・ウオーキング途中等で撮っていた「ワスレナグサ(勿忘草・忘れな草)」の写真(コンデジでやたらカシャ、カシャ撮った拙劣写真ばかりだが)を 何枚か引っ張り出してみた。

 

 


ワスレナグサ(勿忘草・忘れな草)

ムラサキ科、ワスレナグサ属、多年性植物、
原産地 ヨーロッパ、
    北半球の温帯、亜寒帯に分布している。
    日本には 明治時代、園芸種として渡来、
    野生化し、全国各地で見られる。
花色 薄青(紫)色、鮮青(紫)色、園芸種に 白色、ピンク色等が有る。
開花期 4月~5月頃
花言葉 「真実の愛」「私を忘れないで」


「花名」「花言葉」は 
中世ドイツの悲恋伝説に登場する主人公の言葉に
由来しているのだそうだ。

昔、騎士ルドルフが、ドナウ川の岸辺に咲いていた花を、恋人ベルタのために摘もうと岸を降りたが、誤って川の流れに飲み込まれてしまった。ルドルフは最後の力を振り絞って花を岸に投げ、「Vergiss mein nicht(僕を忘れないで)」という言葉を残して死んだ。残されたベルタはルドルフの墓にその花を供え、彼の最後の言葉「僕を忘れないで」を その花の名前にした。


「忘れな草をあなたに」 (YouTubeから共有)

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「ワテの愛する季節どす」・まんがゼミナール「枕草子」その2

2021年05月10日 08時35分10秒 | 読書記

足腰大丈夫な内に出来る限り、不要雑物処分・身辺片付け整理をしよう等と思い込んでからすでに久しいが、正直なかなか進んでいない。それでもここ2~3年には、押し入れや天袋、物置、書棚等に詰まっていた古い書籍類をかなり大胆に処分してきた。ただ、中には「これ、面白そう・・」等と目が止まり、残してしまった書籍もまだまだ結構有る。その中に 漫画家赤塚不二夫著、元東京学芸大学附属高等学校教諭石井秀夫指導の古典入門まんがゼミナール「枕草子」(学研)が有る。多分、長男か次男かが、受験勉強中に使っていた「枕草子」の解説本・参考書の一つのようだが、錆びついた老脳でもなんとか読めそうな、まんがで描いたくだけた内容、その内いつか目を通してみよう等と仕舞い込んでいたものだ。ながびく新型コロナ禍、不要不急の外出自粛中、ふっと思い出して、やおら引っ張りだしてみた。当然のこと、本格的な「枕草子」解説本、参考書とは異なり、限られたサワリの部分に絞ったものであるが、学生時代に多かれ少なかれ齧っていたはずの日本の代表的な古典、清少納言の「枕草子」も、ほとんど覚えていないし、「古典」に疎く、苦手な人間には、十分楽しめそうで、御の字の書である。(以上 過去記事コピペ文)


「ワテの愛する季節どす」・まんがゼミナール「枕草子」その2

第223段 「五月ばかりなどに山里に」
夏山の山道を、牛車で通った時の、爽やかな気分を、感覚的に綴った随想の段。

五月の頃、山里を遊歩するのは、
とっても楽しおますえ・・・、
五月言うたかて、昔の暦でのことでおます。
梅雨の頃どす。

草も葉も水も、辺り一面すべて青々しておます。
そないな草の中、真っ直ぐ進むと、
深くはおまへんが、澄んだ水がしぶきをあげて
おもろおすえ。

左右にある垣根の枝等が、車の屋形に入るのを
急ぎ捕らえて、折ろうと思うても
ふっとはずれて過ぎて行くも、くやしいわあ!、

よもぎが車にひかれて、輪について回ってくると、
ああ、いい匂い。


原文だよーん

五月(さつき)ばかりなどに山里にありく、いとをかし。
草葉も水もいと青く見えわたりたるに、
上はつれなくて草生い茂りたるを、長々とただざまに行けば、
下はえならざりける水の、深くあらねど、
人などの歩むに走り上がりたる、いとをかし。
左右(ひだりみぎ)にある垣にある、ものの枝などの、
車の屋形などにさし入るを、急ぎてとらへて折らんとする程に、
ふと過ぎてはづれたるこそ、いと口惜しけれ。
よもぎの、車に押しひしがれたりけるが、
輪のまはりたるに、近ううちかかりたるもをかし。


 

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読めない書けない難漢字 No.34

2021年05月09日 21時29分13秒 | つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ

猫額庭のフェンス際で大きくなり過ぎ、毎年大胆に剪定されているピラカンサ、
そろそろ伐採しないといけない・・と思いながらも、なおざり

見ると 今年も 花が咲き始めている。秋には 赤い実が鈴なりになる。


普段、会話や文章で、あるいはテレビやラジオ等で ごく普通に使われている言葉で 誰でも知っている言葉の中にも いざ漢字で書けと言われると ???となってしまう言葉が結構有るものだ。
もちろん 漢字検定何級、漢字クイズ王なる人達にとっては 御茶の子さいさいなのかも知れないが 一度や二度 聞いても、教えてもらっても直ぐそのそばから忘れてしまう類の爺さん、たまたまそんな漢字に出会うと 「へー!、そうなんだ・・」、その都度、目から鱗になってしまう。
今は 有難い世の中、漢字不勉強で語彙力の無い爺さんでも、PCやスマホの漢字変換ソフトのおかげで ブログ等には、読めない書けない難漢字でも、平気で、知ったかぶりして書ける時代だが、咄嗟に 「じゃ 実際 読んでみろ、書いてみろ」と 問題に出されたら、降参してしまうこと多しだ。
今日も、いや今までもずっと、平気でブログに書き込んでいた「さえずり」も、よくよく考えると、読めるけど、書けないなあー。








漢字

囀り

拡大してみると

囀り

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久し振り、間近で 画眉鳥の囀り

2021年05月09日 20時23分30秒 | 散歩・ウオーキング

当地 今日は 曇時々晴だったが 最高気温は 28℃前後にもなり、
暑い、暑い、日中は、半袖シャツ姿が多かった。
体調イマイチだったが、日が傾く頃になってから 
やおら重い腰を上げ、近くの川沿いをちょこっと歩いてきた。
スマホの歩数計で 約8,800歩、

キジ、ウグイス、ヒヨドリ、シジュウカラ、ムクドリ、ガビチョウ・・・・、
暑い日の夕方だったからなのだろうか、
なんだか、いつもより賑やかな感じだったが
途中、突然、間近の高木で、あのカシマシイ、ガビチョウが囀り出し、
ヨシ、今日のブログネタは君だ・・とばかり
コンデジで 手持ち撮影、
ブレブレ写真ばかりだったが、
久し振りに ガビチョウの囀りも 動画で撮ってみた。

画眉鳥の囀り


振り返り記事 2021年3月27日「ガビチョウ(画眉鳥)」 → こちら


 

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やれやれ、結局、今年も、防獣ネット張りすることになり

2021年05月08日 18時33分36秒 | 畑日誌(見様見真似の野菜作り)

霞か、雲か、はたまた 黄砂か・・、
当地、今日は 1日中、ぼんやりした天候、動けば汗ばむ暑さだった。
午前中は 病院へ妻を送迎する等して終わってしまったが、
午後になってから、
イチゴの収獲に行ってこないと・・・
ということで 畑へ Go! と相成った。

ところが・・・、
ヤッ!、ヤッ!、ヤッ!、イチゴが きれいさっぱり、
何も無い・・・・、
残っているのは 熟していない白いイチゴだけ。
イチゴの畝、ネット等に、荒らされた形跡は無いようだし、
齧られたようなイチゴ等も まったく落ちていないようだし、
オカシイ?
いったい犯人は誰だ・・・、
もしかして、
タヌキ、ハクビシン、イタチ、イノシシの仕業に見せかけた人間の仕業か?
今のところ、なんとも言えないが・・、

「ブログ内検索」してみると、
7年前には、明らかに人間の仕業と分かるイチゴ泥棒被害に遭ったことがあった。


振り返り記事 2014年5月15日 「畑泥棒」 → こちら


あの時、畑地に張り付けた紙の写真が 外付けHDに残っており、今回も張り出そうか等と話しているところだ。


それはさておき 
まだまだ、タヌキ、ハクビシン、イタチ、イノシシ等による被害も有り得るので、
とりあえず出来る自衛手段として、
急遽、気休めながら、防獣ネット張りをすることになった。
気力体力減退、今年は やらないつもりでいた防獣ネット張り、
結局、やることになり、収穫して、直ぐ帰るつもりが、
3時間以上の大仕事になってしまった。
挙げ句、収獲 ゼロ。
今日の収獲イチゴを友人にお裾分けする心づもりだった妻は大ショック、
夕方、草臥れ果てて、帰ってきたところだ。

さてさて、明日以降のイチゴ畑、どうなることやら・・。

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「中学生日記より」その29(再)

2021年05月08日 11時31分09秒 | M男のあの日あの頃(the good old days)

「中学生日記より」

「gooブログ」に引っ越してくる前、「OCNブログ人」時代に 一度書き込んだことの有る「中学生日記より」を 改めてリメイクしてみようと思っているところだ。「中学生日記」とは 中学生だった頃のM男が ほんの一時期付けていた日記帳のことで 数年前に実家を解体する際に発見した、ボロボロのゴミ同然の日記帳のこと。土産物の小綺麗な空き箱や包装紙、冠婚葬祭ののし袋に至るまで 廃棄処分するという感覚が無かった父母が、子供達の教科書やノート、通信簿、図画工作作品等も押し入れの奥に詰め込んでいたもので、その中に有った。まさに「タイムカプセル」を開けるが如くの感じで、ページを捲ってみると すっかり喪失してしまっていた記憶が 断片的に炙り出されてくる。まさか 60数年後に、ブログで第三者の目に晒される等とは 当時のM男は想像もしていなかったはずで 下手な文章、下手な文字、誤字脱字多しの日記である。(以上 コピペ文)


その29 「いなご(蝗)とり」

昭和30年(1955年)10月7日(金)、天気 曇、
起床6時、

1限目 職業、いなご(蝗)とり
2限目 数学、いなご(蝗)とり
3限目 理科、
4限目 国語、辞書の引き方、
5限目 図画、風景画、
6限目 社会、中部地方の地形、

1、こうもり(蝙蝠傘)をもっていったが(持って行ったが)、
  じゃま(邪魔)なので こっそり はさ(稲架)の中にかくして(隠して)おいた、
2、いなご(蝗)とりを 別にやった、
(宅) 16時、

この日、1限目、2限目の授業は無しだったようだ。「いなご(蝗)とり」と書いてある。
記憶曖昧だが、M男達中学生、小学生、生徒児童全員が各毎に集合し、田んぼの中をいなご(蝗)を捕りながら、登校したような気がする。

当時はまだ、水田に農薬散布等していなかった時代、毎年、いなご(蝗)の発生量は半端無しで、稲穂が実る頃等、人が田んぼに近づくと一斉に飛び立つ様は見事?な程だったが、稲刈りが終わった後の田んぼにも、まだまだ いなご(蝗)の群れが残っていた。そんないなご(蝗)を、田んぼの中を歩き回りながら捕まえて、各自持参した布製の袋等に詰め込みながら(現在のようなビニール袋等無かった時代)登校したような気がする。
いなご(蝗)は、稲には害虫?だったが、中学生小学生がしていた「いなご(蝗)とり」は、害虫駆除を目的としたものでなく、集めた大量のいなご(蝗)を、食品か薬品かなにかの原材料とする業者に買い取ってもらい、貧弱だった図書室の「図書購入費」に 充当することだったのである。
ビニール製の手袋等無かった時代、素手で掴まえ、袋に詰め込んでいる内に、いなご(蝗)独特の嫌な臭いが漂い、手や指には 黄色い色も染み付いて、洗ってもなかなか消えず、いなご(蝗)とりは苦手だった。後年になっても、その情景を思い浮かべるだけで、その臭いと色が蘇ってしまい、畑地等でいなご(蝗)類を見つけても、捕まえる気がしなくなっている。

雨が降り出しそうな天候だったのだろうか。こうもり(蝙蝠傘)を持って家を出たようだが、当時のこうもり(蝙蝠傘)は、黒い布製、大きくて重かったように思う。いなご(蝗)とりには、邪魔だったようで、途中、どこかの田んぼのはさ(稲架・稲を乾燥するための木組)の中に こっそり隠して登校、下校時に持ち帰ったようだ。

(ネットから拝借画像)
いなご(蝗)

 

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「ワテの愛する季節どす」・まんがゼミナール「枕草子」その1

2021年05月08日 05時31分37秒 | 読書記

足腰大丈夫な内に出来る限り、不要雑物処分・身辺片付け整理をしよう等と思い込んでからすでに久しいが、正直なかなか進んでいない。それでもここ2~3年には、押し入れや天袋、物置、書棚等に詰まっていた古い書籍類をかなり大胆に処分してきた。ただ、中には「これ、面白そう・・」等と目が止まり、残してしまった書籍もまだまだ結構有る。その中に 漫画家赤塚不二夫著、元東京学芸大学附属高等学校教諭石井秀夫指導の古典入門まんがゼミナール「枕草子」(学研)が有る。多分、長男か次男かが、受験勉強中に使っていた「枕草子」の解説本・参考書の一つのようだが、錆びついた老脳でもなんとか読めそうな、まんがで描いたくだけた内容、その内いつか目を通してみよう等と仕舞い込んでいたものだ。ながびく新型コロナ禍、不要不急の外出自粛中、ふっと思い出して、やおら引っ張りだしてみた。当然のこと、本格的な「枕草子」解説本、参考書とは異なり、限られたサワリの部分に絞ったものであるが、学生時代に多かれ少なかれ齧っていたはずの日本の代表的な古典、清少納言の「枕草子」も、ほとんど覚えていないし、「古典」に疎く、苦手な人間には、十分楽しめそうで、御の字の書である。


「ワテの愛する季節どす」・まんがゼミナール「枕草子」その1

第1段 「春は曙」
四季それぞれの美しい情趣を醸し出す時刻と景物を綴った随筆・随想的文章であり、随所に作者清少納言らしい感覚がちりばめられている「枕草子」冒頭部分。

春は 暁がよろしいおすな・・・、

夏は夜
月のころはさらにええわ、
暗闇かて、蛍が飛び交えば、風情が有るものやし・・・、
そないな夜は、雨が降る様子かて、面白おす・・、

秋は夕暮れが何と言うたかて、よろしおすえ、
まして、形のええ雁が列を連ねて遠く小さく見えるのは
ほんまよろしおす。
日がすっかり暮れてしもうて、風の音、虫の声等、
言うことは あらへんほどでおます、

冬は朝早くがええ、
雪が降った朝の素晴らしさ、言うまでもあらへんえ、
霜等がえろう白うおますのも気持ちがええものでおます、
えろう、寒い朝に急ぎおこした炭火等持って、
廊下を行くのも、冬の朝に、よーく似つかわしくおます、
せやけど、昼になって、寒さがゆるうなると、
火桶の火も白い灰が多くなって、あきまへん、


原文だよ~ん

春は曙。
やうやう白くなりゆく、山際少しあかりて、
紫だちたる雲の、細くたなびきたる。
夏は夜。
月のころはさらなり、闇もなほ、螢の、多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りてゆくもをかし。
雨など降るもをかし。
秋は夕暮れ。
夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、
烏の寝どころへ行くとて、
三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。
まいて、雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。
冬はつとめて。
雪の降りたるは、言ふべきにもあらず。
霜のいと白きも、また、さらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、
炭持てわたるも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も灰がちになりて、わろし。


 

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