推測で発言するのは良くないのだが、ひょっとすると分裂するのではないだろうかと危惧している。
民主党のことである。
小沢元代表の強制起訴以来、あまり表面化してはいなかったが、マグマが溜まった火山のように、今日になって16人が爆発・噴火してしまった。
新燃岳のように勢いよく、16人の新人議員が、衆院の会派離脱届を出したのである。16人中15人が揃って会見し、執行部を批判した。
そもそもこの人たちは小沢元代表に“良くしてもらっている”センセイたちで、菅政権にNOを突きつけた。
いま、与党にとって大切なのは予算案を通すこと。ところが、このセンセイたちが反対に回れば再可決に必要な2/3に不足してしまう。
菅政権にとっては危機的な状況だ。
会派の長、岡田幹事長は「離脱を認めない」としているが、分裂が表面化したことで、菅民主党が大いなる危機状況が現出してしまった。
菅さんは「全く理解できない・・・」と述べているが、政権崩壊の序奏が始まったと言ってもいいようだ。
『国民の生活が一番』と言い続けてきたこの党は、鍍金が禿げてしまって、彷徨い始めた。
マニフェスト実行は当然だが、党の基盤が固まっていないのだから、この政権に期待することは、所詮無理なのかもしれない。
反小沢と親小沢で醜い争いが、いつまで続くのだろうか・・・・・?