大分県九重町の観光バス転落事故はで事故原因を調べている警察への取材が新聞などで出てくると、
『えーっ、そんな酷い・・・!」と憤りを感じる。
乗客43人の命を預かって走行中、運転手が『ブレーキがきかない、ギアが入らない!』と叫んでいたという記事を読んで、絶対、このようなことがあってはならないと強く感じる。
以前にも関越自動車道で大事故があった。
多くの生命を運転手一人に託して、楽しいツアーに出かけているのに、それを運行するバス会社は、どのような態勢でバスの点検を行っているのだろうか?また、運転手の健康管理などに問題はなかったのだろうか?
高速道路はじめ道路網が整備され、特に今のシーズンには運賃が安いスキーバスなどのツアーバスに客が集中している。少しでも安く目的を果たせるため、私たちは喜んで利用する。
“安かろう、危なかろう”では、大迷惑だ。でも、利用する人は多い。
このバスを所管する国土交通省は、事故が起きると“〇〇します”などと話すが、もう少し細かな仕業点検項目をバス会社に課して、事故防止を図らなければいけない。
相次ぐ大型観光バスの事故のニュースに触れる度に、『命を守る行政を!』と叫びたくなる。
事故が発生してから『ブレーキがきかない』などの車体不整備の理由は絶対やめていただきたい。
このバスは1990年の製造で、昨年9月に中古で購入、走行距離は約117万キロに達していたという。
1月の法定点検で異常はなかったとはいうものの、細心の注意を払って始業前の綿密な点検をするのは当然のはずなのだが・・・。