ここ数年、ミカン(柑橘類)の傾向に変化がみられる。
早生温州に始まり、普通温州・・・ここで少し変わって来たなぁと感じるのは"紅まどんな"が12月に入り登場し、急激に販売量を増やして店頭の主流になっているようだ。
きょうもスーパーの店先には、紅まどんなの箱がたくさん積まれ、売れ行き絶好調といったところ。今の時期、産地限定品種の紅まどんなは、温州みかんに比べ価格が高い割には贈答品としても売れ行き好調で、スーパーなどでは関東地方に向け、5〜6箱まとめて送る夫婦連れを見かけた。
紅まどんなは薄くてやわらかい外皮と薄皮で、果肉もゼリーのようになめらか、果汁たっぷり。糖度が高く大玉で紅の濃い美しい外観は見ても美しく感じる。
正式な名称は『愛媛果試28号』といい、みかん県愛媛のキラーコンテンツとでもいうべきだろうか。
ただ、この品種は1月中旬には終了し、次のイヨカンやポンカン,はるみ、八朔などと続く。
雲が少しあったものの風がなく晴れた冬至の日、散歩コースに小さなみかん畑があり、そこではイヨカンや八朔、デコポンが黄色く色付き、黄色とグリーンの葉の色の取り合わせがなんとも美しい。特に晴れた日の柑橘類は、輝いて見えた。