12月は変化の大きい月だ。
師走12月が始まった初旬はまだ秋の名残があり、イチョウの葉っぱが黄色くなっては落ち、辺り一帯が黄色の絨毯を敷き詰めたようになる。そして、山の方から黄色や赤の紅葉がどんどん平野部めざし降りてくる。
中旬になると少しずつ冬の寒さが訪れ、1000mぐらいの山の頂が雪色に変わるが、数日、天気が良いとそれは消えてしまう。
下旬、厳しい寒さが1日おきに南国にも訪れ、厳しい冬がやって来る実感がしてくるようになる。温度も太陽の光が輝く昼間は何とかなるが、日没後は急に冷えが厳しくなる。
今年は皇帝ダリアが咲くのがやや遅かった。この花(木)は霜が降り始めると咲かなくなってしまう。急に元気がなくなる花といわれている。
先日からいつまで花を咲かせているのだろうと観察していたが、まだ薄紫の花を残しているものがあれば、そろそろ“終わりにしよう”と木の下の方から葉っぱが枯れはじめ、花も勢いがなくなって来ていた。
12月初めの小春日和の日などは"我ここにあり"と自己顕示をしていたが、時が過ぎ寒さが厳しくなると、"おしまい”が近い。
北海道はじめ北国から前方の視界が全くダメとの猛吹雪の映像ニュースが伝わってきている。爆弾低気圧の怖さを垣間見た。
それに比べると、私たちの住んでいる所は比べものにならないぐらいの暖かさだ。
“寒い寒い”というのは大変申し訳ない感じがする12月下旬、ことしもあと5日になった。。。