もう半世紀余り昔のこと、節分の夜はあちこちから「鬼は外、福は内」の声が聞こえてきていた。
しかし時代が変わり、各家庭からはほとんどその声は聞こえて来なくなってしまった。
節分の日は幼稚園や保育園で恒例の豆まきがあったニュースや有名な寺で芸能人が豆まきをしたニュースがあるくらいで、今は、恵方巻を食べて節分を過ごすのが普通になってきた。
2月3日は節分。節分は立春の前日を指し、1年で大晦日と同じように考えられていた。ということは、あす(4日)は立春だから、1年の始まりということなのだが、そう考える人はほとんどなくなってしまった。
我が家でも、子供が小さい時は家の外へ「鬼は外、福は内」と声を掛けて“家内安全や無病息災”を祈っていたが今はそれはない。
恵方巻の出現で大きく変わってきたようだ。
関西弁では"丸かじり"を“丸かぶり”といい、巻きずしは関西のことばだ。関東では"のり巻き"というが、今年の恵方は南南東。
スーパーで予約した恵方巻は、海鮮中心でなかなか美味しいのり巻きだった。しかし、年を取ると、恵方を向いて一気に、無言で食べるのはちょっぴり苦労した(笑)
話題の人、貴乃花親方も宇治市内の神社で豆まきに参加していた。
私にはあの笑顔、どうも理解出来ない。心の中は複雑なはずなのに・・・・。