無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

ウリ科のネギのコンパニオンプランツ(ズッキーニ)

2010-05-26 20:38:08 | 日々の自然菜園
本日、のち

肌寒い位の日が続きます。
今日は、日曜日に予定していて出来なかった田植えなどを行いました。

ハウスの内外の苗たちは、自分たちが今か今かと植えられるのを待っています。
この時期は、体力が必要です。
連日の野良仕事でかなりヘトヘトですが、踏ん張りどころなので身体を休めながらの野良仕事です。


先日、ズッキーニを植えました。
我が家では固定種のズッキーニを自家採種しています。

意外とズッキーニは交配種(F1)品種しか出回っていないため、水っぽい野菜と思われがちですが、
品種によって、食感も収穫時期も異なりかなり個性がいろいろある野菜だと思います。

耕した場合と、そうでない場合でも育てやすいズッキーニ、今回は耕した畑で、ズッキーニを育てる予定です。


うちでは、ズッキーニの蕎麦でネギを育てたり、一緒に植えたりします。

ネギは薬味としてうどんや蕎麦の名わき役ですが、ウリ科野菜とネギはとても相性がよく、一緒に植えることでツル割れ病が予防できたり、生育がよくなったりと重宝します。

うちでは、九条太ネギといる葉ネギを一緒に植えたり、
隣の列に、深根ネギなどを植えたりしています。

もちろん、食べるように購入した根つきのネギを根をつけて10㎝のところを残しておいて、一緒に植えると、
ネギも再生し、ウリ科の収穫後に食べることができるのでお奨めです。


今回は、耕したところにズッキーニを植えましたので、
ズッキーニが首をのばして伸びてくる方向にエンバクを蒔きました。

写真でいえば、手前の空いたスペースにエンバク、(飼料用オートミール)を蒔きました。

エンバクとは、燕麦と漢字で書きます。実がツバメのように見えることからきています。
よくペットショップでネコ用の草として売られていたり、グルテン含まない麦のためトートミールとして食用になったりしています。

畑から大麦・小麦が消え、イネ科はトウモロコシ位となってしまった現代の農園。
イネ科の草も畑にとっては貴重な存在になってきています。

というのも、イネ科の植物は、深く根を張るときに土を耕し、土を団粒化してくれます。
また、ワラは、草マルチに最適で、良い堆肥にもなり土に還ることで土を豊かにします。

そのようなイネ科の土に対する偉大な働きを活かすためにも、
エンバクなど緑肥をズッキーニの周りに蒔き、ズッキーニの敷き草にしてあげると効果的です。


意味のない草など生えてきません。
意味を無視した結果、雑草と呼ばれてしまいます。

栽培ですから、野菜を育てる際に、草は草マルチに活用し、野菜が草を抑えてくれるくらいしっかりと育てることが大切です。

草だけではないですが、敵にするかしないかはその人の心次第かもしれません。
コメント (2)
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