無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

あずみの自然農塾11月(来年のための苗代つくり)

2012-11-23 08:26:53 | 日々の自然菜園
本日、


先日のあずみの自然農塾の続きです。

2日目の朝には、来年の田植えの準備をします。

耕さない田んぼの一角にお米の苗が育つスペース(苗代)を作ります。
苗代は、稲刈りの後に作っておくことが大切で、冬の野良仕事になります。

田んぼの片隅の日の当たりやすい場所に、その田んぼに必要な苗が育つだけのスペースを用意します。

大きさは、奈良の川口由一さんの場合、25㎡(1.4×18m)/1000㎡(1反あたり)です。
種モミの必要量は、6~7合ですが、田植えの間隔が40×25cmの1本植えの場合なので、2本植えであればもっと広いスペースが必要でになります。


まずは、田んぼに生えている草を鎌できれいにはぎ取ります。


イナゴが居ました。多分雌で、今にも卵を産みそうな感じです。


表土を外に出し、


溝を掘ったりし、


根切りも忘れずに行います。


最後に、鍬の背で平らに仕上げてほぼ完成です。
今すぐにでもタネが蒔けそうな仕上がりです。


稲の生長を補うための米ぬかを一面に撒き、ワラを敷いて養生していきます。


ワラが冬の風で飛ばないように、棒を置いたら完成です。

冬の間半年近くもこのように養生しておくことで、落ち葉が秋に落ちて春に芽ぶきを待つ森のように、じっくり時間をかけておくことが大切です。

あずみの自然農塾では、小麦もそうですし、稲の苗代も先輩が準備して、後輩が来年続きを行うリレーで行っております。

今年であずみの自然農塾も6期生。来年で7年目です。
宿泊型しながらみんなで食事をとりながら、自然農を通じて同期生はすっかり仲良しになります。

あと残すところ1回12月の会で今年も終わります。



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『これならできる!自然菜園』


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