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無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園3年目の春野菜

2014-06-14 06:37:49 | 自然菜園の技術 応用
本日、の予報。


お蔭様で、新著『育ちや味がどんどんよくなる自然菜園で野菜づくり』(家の光協会)が発売されました。

自然に家庭菜園を行うことは、化学肥料・農薬の感覚など今までの頭ではなかなか難しいのかもしれないと菜園教室を開催する度に思います。

化学肥料・農薬は野菜を劇的に変える力を持っています。
肥料をあげれば大きくなり、肥効(肥料の効果)が切れるととたんに育ちが緩慢化します。
農薬で病虫害を防除していれば、病虫害や草をを抑制することができす。
いわば、作物以外の生き物がいない秩序は、いろいろなものに依存しながら維持管理する必要があり、

自然に野菜を育てようとすると、肥料で育て、農薬で防除していた時のように、管理コントロールするのではなく、
野菜が自然に育つ環境を調えたり、野菜の個性を尊重したり、草や虫たちとのバランスを感じながら草刈りをしたり、
何が自然で何が不自然かをその場その場で判断して行っていきます。
そうなると作物以外の生命も豊かな無秩序(自然)を育み、そして付き合っていく必要があります。

野菜がその畑の草のように自然に育つには、自然によりそって最低限のお世話をし、野菜が自然に育つ環境を育むような栽培を心がける必要があります。
そんな栽培の手助けになってくれれば幸いです。

前著『これならできる!自然菜園』(農文協)さんが難しいと思った方は、イラスト豊富な新著は読みやすいと思います。



久々に、ブログを更新。

実は、数日倒れておりました。
3~5月の田畑野良仕事に加え、各菜園教室や取材、出版など無理をしていたため身体が動かなくなってしまいました。過労です。
働き盛りといってもやはり無理はいけませんね。

数日野良仕事をお休みして、5時間以上の睡眠を貪っておりました。お蔭で、かなり身体が軽くなってきました。
みなさんも平日お仕事で週末菜園でがんばりすぎて無理しないようお身体ご自愛くださいね。

田植えをしてから2週間。新たな根が無事張れたようで、葉は色が濃くなり、背丈も出てきました。
草もほとんどといっていいほど出ておらず、概ね想定通り順調に育っておりますが、冷夏かもしれないこともあり、慎重に水管理したいところです。


水口は、レンゲを生やしておき、そこに不耕起で田植えを実験的に行ってみました。

水を張ったためレンゲが枯れる際の灰汁が凄く、鏡のように怪しく光かがらいています。

今年は無農薬の田んぼ2年目なので、去年のようにはいかないはずです。稲に教わりながら手を入れていきたいと思います。


レタスやキャベツ、ハクサイを植え付けた3年目にして初の野菜たち、意外と良く育っているため軌道に乗れたような気がします。
粘土がきつい元田んぼなので、天気によってずいぶん様相がまだ左右されやすいので勉強です。


春ハクサイもうまく巻いてきました。


ブロッコリーも思った以上に素直に育ちました。


玉レタスは、雨が適度にあったせいもあり予想以上にいい出来です。


キャベツは、モンシロチョウが多少食べていますが、結球し始めたので概ね順調です。


春植えの大株仕立てのソラマメも食べごろを迎えました。


葉菜類もムラはありますが、思ったよりもいい感じです。


清瀬中葉シュンギクです。食べながら、自家採種できる株を育てていこうと思います。


オランダエンドウも遅植えでしたが、実をつけ始めました。


鹿に食べられ2本だけ越冬できた打木源助ダイコンもいい種採りができそうです。


今年は赤タマネギの自家採種に挑戦です。

土質や風土が全く新しい菜園では、新たに自家採種を重ねはじめ、新天地に合った品種に育成し直していきます。
固定種の強さは、地域風土に根ざしていることなので、選抜・育成しながらその場にあった野菜に自家採種しながら鍛えていきます。

新たに開墾中の3年目の自然菜園。
粘土の強い土ですが、3年でずいぶん菜園らしくなってきました。
今までは緑肥作物や自然堆肥による土の改良の2年でしたが、3年目の今年は本格的に野菜を導入しながら野菜と株下への草マルチによって土を本格的に育てていこうと思います。


コメント (14)
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