無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール9月自然菜園基本コース(雑穀の刈り取りと脱穀)

2014-10-01 07:35:52 | 自然菜園スクール
本日、


週末のAzumion自給農スクールでは、午後の後半雑穀の刈り取りや脱穀、野沢菜の間引きをみんなで行いました。

当スクールでは、自給自足できるよう、コムギ、ソバの栽培をはじめ、アマランサス、タカキビ、エゴマ、モチキビも栽培しております。
自給菜園には大きく分けて3つのグループがあります。

1)旬の野菜
トマトやキュウリ、コマツナ、カブなど新鮮なうちに食べたい野菜たちです。
そして、トマトなどはソース、ダイコンを干して切干大根に加工したり、工夫次第で食べる機会を増やすこともできます。

2)長期保存ができ、1年中あると助かる野菜
ジャガイモ、サツマイモ、ネギ、カボチャ、タマネギ、ニンジンなど

3)雑穀
ソバ、コムギ、ダイズ、アマランサスなど

そこで、当スクールでは1)2)に加えて、3)の雑穀の育て方も午後を中心にお伝えしております。

広い農地をお貸しできた場合、一番良い場所で1)2)を育て、残し場所に雑穀などを育てるのも自給持続可能な暮らしになり一興かなと思います。




タカキビは、穂がりをします。背が高いため、すべてを刈り取るのではなく、穂の節だけを刈り取り、束ねて天日干ししておいてから脱穀します。


アマランサスは、育てやすく菜園をきれいに彩ってくれ、食べるまでの調整がとても簡単なのでお奨めの雑穀です。




タライや板に打ち付け、種をたたき落として、あとは風選でごみを飛ばし、完了です。

ポイントは、
①タネが落ちやすいので収穫のタイミング
②脱穀したての種には、虫やゴミがたくさんあるので、1~2日天日
③泥や石が入ると食べる際に苦痛なので、泥足が入らないように脱穀

です。


カブやコマツナは長期保存できませんが、野沢菜は漬ければ半年位保存がききます。

今回は、自家採種を続けている在来野沢菜の間引きをみんなで行いました。
※市販されている野沢菜は、F1(交配種)が多く出回っております。

固定種・在来種の野菜は、F1種に比べ間引きという野良仕事がとても重要で、どれを間引いても良くなるものではなく、間引くタイミングと間引く対象などがとても大切なので、実際にスクールで実践して学んでもらいます。

当スクールでは、手軽に自然に無農薬で家庭菜園を始めたい方から、学び直したい方、自然菜園の本を読んでくれた方、自給自足の暮らしをしたい方など多くの目的で参加されております。
1年を通じ、体験学習していただき、自分の暮らしにあった菜園ライフの足しになってくれたらと思って行っております。

私もかれこれ15,6年、師匠に教えを授かりながら試行錯誤しながらようやく食べる物のほとんどを自給できるようになってきましたし、
今度もより自分たちにあった菜園に改良・改善していこうと思います。

菜園ですが、自給を志すのであれば、お米や雑穀があると急にとても充実してくるので不思議なものです。
コメント
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