本日、の予報。
日付けが変わりました。
昨日、Azumino自給農スクールの「自然稲作コース」が稲の種まきから始まりました。
田植えや稲刈りを体験したことがある方は少なくないのですが、
稲の苗づくりから携わったことがある方はとてもまれなものです。
というのは、プロの農家さんでも苗を購入したり、一緒に分担したり、頼んだりすることが多く、最初から最後まで自分で種子消毒、芽出し、種まきをすることが少なくなっております。
ましてや、無農薬の稲の苗づくりになると、書籍や情報も少ないものです。
Azumino自給農スクールでは、スクール名にもあるように、大変ですが自給できる術(すべ)を一から学び、体験し、自分たちで自給できるように、みんなで協力し合いながら行います。
今回は、稲の種まきを行いました。
写真を撮っていただくのを最初忘れまして、古来からの伝統の無農薬での種子消毒を紹介します。
慣行農業では、薬剤などを使って種子由来の病気を防除しますが、無農薬栽培では、「温湯消毒」という一定の温度のお湯につけることによって、種子由来の病気を殺菌していきます。
60℃のお湯であれば、10分。中心までお湯がしみ込むよう、「温湯消毒」を行うことで、
イネいもち病,イネばか苗病,イネ苗立枯細菌病に対して効果的に予防できるといわれています。
「温湯消毒」は10℃くらい冷水で、荒熱をすぐにとることが大切です。
その後、
水に沈む卵
塩を入れて、
卵が浮く位の高濃度の塩水を作り、
「温湯消毒」して冷ました種モミを入れると、比重が軽い種もみは浮いてくるので、
比重が重い、よく詰まった沈んだ種モミのみ選びます。
これを俗に「塩水選」といって実の詰まった種もみを選ぶ大切な一手間です。
「塩水選後」すぐに2~3回水を代えてゆすぎ、塩分を流してから、
10℃の水で10日間浸水して、一晩35℃のおふろの残り湯につけて芽出しをしたものを、1分間洗濯機で脱水したものを種まきします。
今回は、みのるポット苗箱と通常の苗箱の2種類を使って育苗します。
市販の水稲用の培養土に、10~20パーセントのクン炭を混ぜておきます。
苗箱に土を詰めてから、みのるポット苗用の播種機を使って種まきしたり、
通常の苗箱には手で丁寧に種まきをして、それぞれの育苗を学びます。
小学生の子供も積極的に寒い中、働いて協力してくれました。
極丁寧に種まきしたあと、土を覆土し、、水をかけて種まき完了です。
「米」という字は八十八と書くように、たくさんの手が入って手間を惜しまず苗を育てると、そのあと楽できますし、収量もよくなります。
このコースでは、本科生は、お米の分配もあるので、自分のお米だと思ってやると人一倍力が入ります。
今日は春の桜がびっくりするくらい寒く、雨空でしたのでとても大変な野良仕事になってしまいましたが、みんなの協力のお蔭で、種まきを無事完了することができました。
これから田植えまでは、責任もって預かって育苗していきます。
今年も実り多い年になりますように~
日付けが変わりました。
昨日、Azumino自給農スクールの「自然稲作コース」が稲の種まきから始まりました。
田植えや稲刈りを体験したことがある方は少なくないのですが、
稲の苗づくりから携わったことがある方はとてもまれなものです。
というのは、プロの農家さんでも苗を購入したり、一緒に分担したり、頼んだりすることが多く、最初から最後まで自分で種子消毒、芽出し、種まきをすることが少なくなっております。
ましてや、無農薬の稲の苗づくりになると、書籍や情報も少ないものです。
Azumino自給農スクールでは、スクール名にもあるように、大変ですが自給できる術(すべ)を一から学び、体験し、自分たちで自給できるように、みんなで協力し合いながら行います。
今回は、稲の種まきを行いました。
写真を撮っていただくのを最初忘れまして、古来からの伝統の無農薬での種子消毒を紹介します。
慣行農業では、薬剤などを使って種子由来の病気を防除しますが、無農薬栽培では、「温湯消毒」という一定の温度のお湯につけることによって、種子由来の病気を殺菌していきます。
60℃のお湯であれば、10分。中心までお湯がしみ込むよう、「温湯消毒」を行うことで、
イネいもち病,イネばか苗病,イネ苗立枯細菌病に対して効果的に予防できるといわれています。
「温湯消毒」は10℃くらい冷水で、荒熱をすぐにとることが大切です。
その後、
水に沈む卵
塩を入れて、
卵が浮く位の高濃度の塩水を作り、
「温湯消毒」して冷ました種モミを入れると、比重が軽い種もみは浮いてくるので、
比重が重い、よく詰まった沈んだ種モミのみ選びます。
これを俗に「塩水選」といって実の詰まった種もみを選ぶ大切な一手間です。
「塩水選後」すぐに2~3回水を代えてゆすぎ、塩分を流してから、
10℃の水で10日間浸水して、一晩35℃のおふろの残り湯につけて芽出しをしたものを、1分間洗濯機で脱水したものを種まきします。
今回は、みのるポット苗箱と通常の苗箱の2種類を使って育苗します。
市販の水稲用の培養土に、10~20パーセントのクン炭を混ぜておきます。
苗箱に土を詰めてから、みのるポット苗用の播種機を使って種まきしたり、
通常の苗箱には手で丁寧に種まきをして、それぞれの育苗を学びます。
小学生の子供も積極的に寒い中、働いて協力してくれました。
極丁寧に種まきしたあと、土を覆土し、、水をかけて種まき完了です。
「米」という字は八十八と書くように、たくさんの手が入って手間を惜しまず苗を育てると、そのあと楽できますし、収量もよくなります。
このコースでは、本科生は、お米の分配もあるので、自分のお米だと思ってやると人一倍力が入ります。
今日は春の桜がびっくりするくらい寒く、雨空でしたのでとても大変な野良仕事になってしまいましたが、みんなの協力のお蔭で、種まきを無事完了することができました。
これから田植えまでは、責任もって預かって育苗していきます。
今年も実り多い年になりますように~