本日、
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今日明日は、自給自足ライフスクールを開催します。
当スクールでは、宿泊型で自給自足できる持続可能な農と暮らしをテーマに、今年は住「土壁の再生」を強化テーマして行っております。

寒冷地の長野では珍しく秋ジャガを育てました。
というのも通常春に植えるジャガイモに対して、寒冷地では、栽培期間が半分のため、収穫も半分以下のため一般的ではありません。
それは、植える時期はジャガイモにとって暑い8月、収穫は初霜が早いので10月中旬と寒冷地では秋ジャガ栽培がむいていない上に、
不耕起でビニールマルチを使わないとのジャガイモから1~2倍しか収穫できないので、高価な種イモ(春ジャガの2倍以上の価格1㎏600円前後)を植えるだけ無駄だからかもしれません。
私も関東(温暖地)から引っ越してきた頃数年秋ジャガに挑戦してきましたが、移動可能なプランターでも収量が手間に合わず、
しかも子芋ばかりで、とても生徒さんに奨められるものではなかったので、寒冷地では封印したほどです。
しかし、去年までの例年2割挑戦、8割王道の栽培指針から、今年は4割挑戦、6割王道で攻める栽培指針にしたこともあって、
長らくの封印を解くべく、リベンチ試験栽培をはじめました。
自給自足を考えると、異常気象で夏に掘ったジャガイモの収穫が少なかったりといろいろありますし、
ネギ⇔ジャガ栽培で、交互連作したいですから、寒冷地でもネギを掘った後の跡地にジャガイモを植えたいでしょうし、
なにより失敗を恐れず、創意工夫して学ぶことが大きく、今回は、理屈上では、理に適った過程の元、挑戦してみました。


まずは、芽出ししたジャガイモの苗を植えた後、10月に入ってから不織布をかけて保温して、栽培期間を長くしてみました。

初霜は10月後半におりましたが、地上部は一部枯れましたが、以外と不織布の下で元気におりました。

秋ジャガイモの収穫後は、春にネギを植える予定をしているので、春に植えるネギの苗は中央にすでに植えてあります。


実際にジャガイモを収穫してみると、平均的な株で、左の色が悪いジャガイモが種イモなので、1個の種イモから同じくらいの大きさのジャガイモが約4個平均でついておりました。

結果は上々のようです。
1割の欠株は仕方ないとして、芋の大きさもほどよいですし、実が締まった新じゃががこの時期にしてはいい数採れるのも、予想以上に嬉しいものでした。

種イモ

収穫新じゃが
収量調査の結果、1㎏の種イモから、種イモを除くと6kgの新じゃが(大きな芋は4kg、種イモよりも小さな芋は2kg)と上々な結果となりました。

予想外に驚いたのは、1株に最低1匹以上の太ミミズがからみつき、多いもので写真のようにとぐろを巻いてジャガイモにからみついていたことです。
元々3年前はこの菜園はまだ田んぼだったので、水の中で死んでしまうためでは太ミミズをはじめ畑でのミミズは皆無だったこと。
太ミミズがこんなにも根にからみつく経験は初めてだったからです。
元々秋ジャガを始めたのは、来年のネギを植える場所を空けたくなく、できれば秋ジャガを前作(リレー栽培)として、土づくりとして入れたかったのが動機だったので、
今回の太ミミズの繁殖は、来年のネギの土づくりになったのでは?と満足な結果をえることができました。

しかも、ジャガイモを植えた場所は、やわらかくなっていたものの、株間の土は固く。
中央のネギもジャガイモ跡地に比べるとやや生育が悪い感じがしたので、今回は、来年のネギ栽培のために、自然堆肥(草質堆肥)を浅く敷き、
乾燥すると堆肥の生き物が死んでしまうので、米ぬかとクン炭をパラパラ被覆して、その上に余っていた稲ワラを敷いてみました。
すぐ横に田んぼがあると、大量の稲ワラが簡単に手に入るため、元田んぼの菜園も土の乾燥を防ぎ、菜園にしやすくなりますので助かります。
来年以降も改良して、誰でもできる家庭菜園、自給菜園で役立つ秋ジャガの栽培方法の一例にしたいと思っております。
そういえば、19年前からはじめた自然菜園(自然農・自然農法)も失敗の連続で、8年間はほとんど野菜が収穫できず、ただただ眺めておりました。
その頃に比べれば野菜の気持ちがなんとなしにわかるように気もしますし、わからないことがわかったような気もします。
「初心忘れるべからず」と座右の銘の一つですが、失敗を恐れず、続けることの大切さがあると思いました。
これからも、新たな自然菜園の1ページを構築していきたいと思います。

今日明日は、自給自足ライフスクールを開催します。
当スクールでは、宿泊型で自給自足できる持続可能な農と暮らしをテーマに、今年は住「土壁の再生」を強化テーマして行っております。

寒冷地の長野では珍しく秋ジャガを育てました。
というのも通常春に植えるジャガイモに対して、寒冷地では、栽培期間が半分のため、収穫も半分以下のため一般的ではありません。
それは、植える時期はジャガイモにとって暑い8月、収穫は初霜が早いので10月中旬と寒冷地では秋ジャガ栽培がむいていない上に、
不耕起でビニールマルチを使わないとのジャガイモから1~2倍しか収穫できないので、高価な種イモ(春ジャガの2倍以上の価格1㎏600円前後)を植えるだけ無駄だからかもしれません。
私も関東(温暖地)から引っ越してきた頃数年秋ジャガに挑戦してきましたが、移動可能なプランターでも収量が手間に合わず、
しかも子芋ばかりで、とても生徒さんに奨められるものではなかったので、寒冷地では封印したほどです。
しかし、去年までの例年2割挑戦、8割王道の栽培指針から、今年は4割挑戦、6割王道で攻める栽培指針にしたこともあって、
長らくの封印を解くべく、リベンチ試験栽培をはじめました。
自給自足を考えると、異常気象で夏に掘ったジャガイモの収穫が少なかったりといろいろありますし、
ネギ⇔ジャガ栽培で、交互連作したいですから、寒冷地でもネギを掘った後の跡地にジャガイモを植えたいでしょうし、
なにより失敗を恐れず、創意工夫して学ぶことが大きく、今回は、理屈上では、理に適った過程の元、挑戦してみました。


まずは、芽出ししたジャガイモの苗を植えた後、10月に入ってから不織布をかけて保温して、栽培期間を長くしてみました。

初霜は10月後半におりましたが、地上部は一部枯れましたが、以外と不織布の下で元気におりました。

秋ジャガイモの収穫後は、春にネギを植える予定をしているので、春に植えるネギの苗は中央にすでに植えてあります。


実際にジャガイモを収穫してみると、平均的な株で、左の色が悪いジャガイモが種イモなので、1個の種イモから同じくらいの大きさのジャガイモが約4個平均でついておりました。

結果は上々のようです。
1割の欠株は仕方ないとして、芋の大きさもほどよいですし、実が締まった新じゃががこの時期にしてはいい数採れるのも、予想以上に嬉しいものでした。

種イモ

収穫新じゃが
収量調査の結果、1㎏の種イモから、種イモを除くと6kgの新じゃが(大きな芋は4kg、種イモよりも小さな芋は2kg)と上々な結果となりました。

予想外に驚いたのは、1株に最低1匹以上の太ミミズがからみつき、多いもので写真のようにとぐろを巻いてジャガイモにからみついていたことです。
元々3年前はこの菜園はまだ田んぼだったので、水の中で死んでしまうためでは太ミミズをはじめ畑でのミミズは皆無だったこと。
太ミミズがこんなにも根にからみつく経験は初めてだったからです。
元々秋ジャガを始めたのは、来年のネギを植える場所を空けたくなく、できれば秋ジャガを前作(リレー栽培)として、土づくりとして入れたかったのが動機だったので、
今回の太ミミズの繁殖は、来年のネギの土づくりになったのでは?と満足な結果をえることができました。

しかも、ジャガイモを植えた場所は、やわらかくなっていたものの、株間の土は固く。
中央のネギもジャガイモ跡地に比べるとやや生育が悪い感じがしたので、今回は、来年のネギ栽培のために、自然堆肥(草質堆肥)を浅く敷き、
乾燥すると堆肥の生き物が死んでしまうので、米ぬかとクン炭をパラパラ被覆して、その上に余っていた稲ワラを敷いてみました。
すぐ横に田んぼがあると、大量の稲ワラが簡単に手に入るため、元田んぼの菜園も土の乾燥を防ぎ、菜園にしやすくなりますので助かります。
来年以降も改良して、誰でもできる家庭菜園、自給菜園で役立つ秋ジャガの栽培方法の一例にしたいと思っております。
そういえば、19年前からはじめた自然菜園(自然農・自然農法)も失敗の連続で、8年間はほとんど野菜が収穫できず、ただただ眺めておりました。
その頃に比べれば野菜の気持ちがなんとなしにわかるように気もしますし、わからないことがわかったような気もします。
「初心忘れるべからず」と座右の銘の一つですが、失敗を恐れず、続けることの大切さがあると思いました。
これからも、新たな自然菜園の1ページを構築していきたいと思います。