本日、の予報。
昨日から現在連載中の「田舎暮らしの本」(宝島社)の取材で、今日は畑の撮影予定です。
毎月編集者とライター兼カメラマンさんが泊まりがけで撮影・取材していただいております。
連載も来年で3年目。もうずいぶん通っていただきましたし、自然菜園だけでなく、無農薬の田んぼや家の改修、鶏小屋など多岐にわたり取材していただきました。
来春には1冊の本になる予定で、目下5月目の単行本への打ち合わせや取材も並行して行っております。
今までにない情報量と田んぼや自給自足の暮らしのヒントなどが掲載される予定。
今年は年末、年始返上で執筆・編集になりそうです。
先日夏野菜の畝を片付けしており、ふと思い立ち、途中からデジカメを持参したので、途中からで申し訳ございませんが、とても大切な気がしたのでお知らせいたします。
夏野菜の片づけ=綺麗にする
というのが一般的かと思います。
通常は、野菜をひきぬいて、野菜残渣をすべて持ちだして、耕して、堆肥や石灰を施しておく。
といった感じかと思います。
自然菜園では、夏野菜の片づけ≠綺麗にする
といった感じににはならず、
ナス
ピーマン
の支柱を抜いた後の写真です。
自然菜園では、支柱を片付けながら、自然観察をして、来年への準備にはいります。
例えば、夏野菜を育てながら草マルチしたおかげもあって、夏野菜が良く育ったところほど何もしなければほとんどの草が抑えられており、ハコベや麦といった冬草が生え始めております。
夏野菜がしっかり根を張っている証拠です。
今年は、初夏の低温、夏の干ばつ、その後の長雨、初秋の低温と野菜にとってはとても苦難な天候でした。
にもかかわらず、3年目の元田んぼのこの夏畝のナスは見事で、見学者を驚かしたほどです。
通常の年であれば、霜が来る直前に、支柱を抜かずに、野菜の実はすべて収穫後枝葉を30㎝程度に切りながら敷いてしまい、その後支柱を片付けております。
そうすることで、まだ枯れていない葉や枝が草マルチのように土を被覆して、生き物の越冬場所であり、エサであり、分解が早まり、来年の土づくりになるからです。
つまり、夏野菜の片づけ=来年への土づくりになるように、生き物目線で片づけるとただきれいにするのではなく、次への布石になり、スムーズに来年の春野菜の畝になってくれます。
今年は、多忙を極めたことと、意外と遅くまで収穫ができ、朝夕冷え込む割に、例年よりも温かく霜も弱かったので、ちょっと遅い片づけ=来年への準備になりました。
このナスの後は、ムギを播き、その後ダイズを育て、春野菜を育てていきます。
つまり、ナスはムギの土づくりために、ムギはダイズのために、ダイズは春野菜のために育てております。
次々リレーしていくことで、どんどん土もよくなり育てやすくなってきます。
ナスの畝は、元々春野菜の跡地だったので、秋野菜が今年の春に種をつけこぼれダネからたくさんの秋野菜が夏野菜の下で育っておりました。
コマツナやミズナ、ダイコン、播いた野菜よりも良く育っており、夏野菜の株元だったので、やわらかく美味しそうです。
そのため、今年は、夏野菜の片づけは、秋野菜の収穫からでした。
食べきれないこぼれダネ野菜は、鶏にあげたり、そのまま刈り敷いてムギの草マルチにします。
何気なく夏野菜を片づけていて、そうすることが当たり前のように思っておりましたが、手を止め、野菜を観察し、どうやったら、来年の野菜にとって良い環境になるか考えながら片づける。
そうすると、わざわざ肥料を播いたり、耕したりせずとも、野菜が良く育つ菜園になっていくヒントが無数に転がっている気がしました。
自然の理、自然観察と先人たちは意味敷くも諭してきてくれていたことは、何気ない野良仕事の中でこそ活かされます。
来年も再来年も、どんどん良くなる畑になるように今できることを最低限行い、あとは自然に任せようと、邪魔をしないでおこうと思いました。
昨日から現在連載中の「田舎暮らしの本」(宝島社)の取材で、今日は畑の撮影予定です。
毎月編集者とライター兼カメラマンさんが泊まりがけで撮影・取材していただいております。
連載も来年で3年目。もうずいぶん通っていただきましたし、自然菜園だけでなく、無農薬の田んぼや家の改修、鶏小屋など多岐にわたり取材していただきました。
来春には1冊の本になる予定で、目下5月目の単行本への打ち合わせや取材も並行して行っております。
今までにない情報量と田んぼや自給自足の暮らしのヒントなどが掲載される予定。
今年は年末、年始返上で執筆・編集になりそうです。
先日夏野菜の畝を片付けしており、ふと思い立ち、途中からデジカメを持参したので、途中からで申し訳ございませんが、とても大切な気がしたのでお知らせいたします。
夏野菜の片づけ=綺麗にする
というのが一般的かと思います。
通常は、野菜をひきぬいて、野菜残渣をすべて持ちだして、耕して、堆肥や石灰を施しておく。
といった感じかと思います。
自然菜園では、夏野菜の片づけ≠綺麗にする
といった感じににはならず、
ナス
ピーマン
の支柱を抜いた後の写真です。
自然菜園では、支柱を片付けながら、自然観察をして、来年への準備にはいります。
例えば、夏野菜を育てながら草マルチしたおかげもあって、夏野菜が良く育ったところほど何もしなければほとんどの草が抑えられており、ハコベや麦といった冬草が生え始めております。
夏野菜がしっかり根を張っている証拠です。
今年は、初夏の低温、夏の干ばつ、その後の長雨、初秋の低温と野菜にとってはとても苦難な天候でした。
にもかかわらず、3年目の元田んぼのこの夏畝のナスは見事で、見学者を驚かしたほどです。
通常の年であれば、霜が来る直前に、支柱を抜かずに、野菜の実はすべて収穫後枝葉を30㎝程度に切りながら敷いてしまい、その後支柱を片付けております。
そうすることで、まだ枯れていない葉や枝が草マルチのように土を被覆して、生き物の越冬場所であり、エサであり、分解が早まり、来年の土づくりになるからです。
つまり、夏野菜の片づけ=来年への土づくりになるように、生き物目線で片づけるとただきれいにするのではなく、次への布石になり、スムーズに来年の春野菜の畝になってくれます。
今年は、多忙を極めたことと、意外と遅くまで収穫ができ、朝夕冷え込む割に、例年よりも温かく霜も弱かったので、ちょっと遅い片づけ=来年への準備になりました。
このナスの後は、ムギを播き、その後ダイズを育て、春野菜を育てていきます。
つまり、ナスはムギの土づくりために、ムギはダイズのために、ダイズは春野菜のために育てております。
次々リレーしていくことで、どんどん土もよくなり育てやすくなってきます。
ナスの畝は、元々春野菜の跡地だったので、秋野菜が今年の春に種をつけこぼれダネからたくさんの秋野菜が夏野菜の下で育っておりました。
コマツナやミズナ、ダイコン、播いた野菜よりも良く育っており、夏野菜の株元だったので、やわらかく美味しそうです。
そのため、今年は、夏野菜の片づけは、秋野菜の収穫からでした。
食べきれないこぼれダネ野菜は、鶏にあげたり、そのまま刈り敷いてムギの草マルチにします。
何気なく夏野菜を片づけていて、そうすることが当たり前のように思っておりましたが、手を止め、野菜を観察し、どうやったら、来年の野菜にとって良い環境になるか考えながら片づける。
そうすると、わざわざ肥料を播いたり、耕したりせずとも、野菜が良く育つ菜園になっていくヒントが無数に転がっている気がしました。
自然の理、自然観察と先人たちは意味敷くも諭してきてくれていたことは、何気ない野良仕事の中でこそ活かされます。
来年も再来年も、どんどん良くなる畑になるように今できることを最低限行い、あとは自然に任せようと、邪魔をしないでおこうと思いました。