本日、
のち
の予報。

昨日は、自然菜園スクール『自然稲作・発酵コース』が開校しました。
初回なので、ガイダンスと自己紹介を行ってから、

まず、自然稲作では、「地域風土」×「品種」×「稲作(栽培)スタイル」によって真ん中を射抜くように行うことが、
最も自然に稲が育つ方法になってくるキモの話や、後半予定している稲の芽出し、育苗の目標とその方法を座学で勉強しました。

その後田畑の見学会を通じて、
元農薬・化学肥料で行っていた畑をどのようなステップで無農薬栽培に切り替えたのか見学していただきました。
畑でも、元農薬・化学肥料をベースで長年育てていた土は、生き物に乏しく、疲弊しているので、
いわゆる病んで入退院を繰り返し、薬(農薬)と点滴(化学肥料)で行っていたので、1年目から不耕起・自然菜園は、いきなりフルマラソン(無肥料・不耕起)に出場するようなものです。
そこで、
ステップ1)【リハビリ】
土壌分析を行い、過不足を調整した後、ライムギが育たないほどにひどかったので、自然堆肥とクン炭を鋤き込んでからまずは緑肥を数種類育て、
ステップ2)【基礎トレ―ニング】
米ぬかと緑肥を鋤き込んでから、畝立てし、緑肥mixを播き育て、
ステップ3)【ウォーキング~ランニング】
1~3年の間、虫害を真正面から受け止め、天敵を増やし、4年目からとても美味しく病虫害に負けない野菜が育つ畑になった経緯を説明し観てもらいました。
畑でも、いわゆる慣行栽培(農薬・化学肥料栽培)で、無農薬に切り替えるのに3年はかかることを学んでいただき、
田んぼも現状から無農薬栽培に切り替えるには、現状から向かう先(一番栽培したい方法)にどれくらいかかるのか、どのようにそこに行くためにステップを考えることが大切です。


この田んぼは、
1)土壌分析&大豆栽培からはじめ
2)無投入で耕して栽培しはじめ、米ぬか除草で微生物などを増やし
3)田んぼの周辺の畦草、ワラ、モミガラ、米ぬかなどで造った完熟堆肥を2年目から徐々に秋に投入し
去年、10アール(=1反)当たり、11俵を超え、食味も99~100をキープでき、草も一昨年ヒエ2本。去年コナギ3株のみに抑えることができました。
自給稲作の場合、田んぼは狭いに限ります。
①収量が多くなる【エッジ効果】
②手が生き届く【除草が簡単】
③水管理や畦草なども楽
なので、楽しみで美味しいお米が育つ上に、地域の信頼も獲得できるので、お奨めです。


この田んぼは、来年から果樹園と鶏小屋になるようです。
現在、元田んぼを如何に畑に転換するのかを、実施中です。
ライムギ(春播き)とエンバク(田んぼ転換用品種)が発芽してきました。


ハウスに移動してのお米の消毒、選別、芽出しを実際に観てみます。
消毒といっても、無農薬の「温湯(おんとう)消毒」です。

お鍋に65~70℃位にしておき、

乾いたお米の種籾を投入し、きっかり60℃で10分(ウルチの場合)を計って、種モミ全体が均一に、消毒されるようにします。

途中、ヤカンの熱湯をお米に当たらないように投入し、60℃をキープします。
※65℃以上ですと加熱しすぎで発芽率が下がるので、ご注意ください。

きっかり10分経ったら、10℃位の冷水でしっかり冷やして、種モミの荒熱をしっかり取っておくことも重要です。
「塩水選」です。


18ℓに4.8㎏の塩を溶かすと、1.14の比重の重い塩水ができます。
フレッシュな生卵が横に浮きます。


そこに、「温湯消毒』して冷やした種モミを水を良く切って投入すると、
水では、浮かなかった種モミが、比重が重くなると、こんなに浮いてきます。

浮いたものはザルで受けて取り除き、

残ったものだけをしっかり水を何回か代えて、塩分を洗い流し、


その後8~12℃で10日間(積算100℃)で、発芽直前の状態をむかえます。
毎日水を変えて、最後の日には、食酢2.5%のぬるま湯(25~32℃)で芽出し(鳩胸状態)を行います。


最後は、ニンジンとバナナのオーガニックケーキを食べながら、質疑応答でした。
コムギが収穫できるようになると、うどんやパンだけでなく、醤油、そしてお菓子とバリエーションを増えていきます。
てんこ盛り盛りの半日でした。
稲作を勉強する機会は少なく、ましてや自給用の稲作になると皆無に近いのが現状です。
今回も県内外だけでなく、東京や三重など遠方からの参加者もあり、1年間楽しみです。

2017年の自然菜園スクールの募集中~ホームページ。
来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。
自然菜園スクール安曇野校の3月は、菜園プランと緑肥mix蒔きになります。
自然菜園スクールも10年目。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。
菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~
「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」、「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」、「自然菜園見学コース」、「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。
2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
、城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
来月は、いつもの第1水曜日に、城山公民館 18:30~21:25
4月からも第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」
4/5(水)― 春の土づくり(畝立て、クラツキ、緑肥mix)
5/3(水)― 夏野菜で土づくり、夏野菜の植え付け(支柱&誘引、混植)、
春野菜の間引き、収穫
6/7(水)― 初夏の土づくり①(マメ科で応援、ボカシづくり)春野菜の自家採種
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)



昨日は、自然菜園スクール『自然稲作・発酵コース』が開校しました。
初回なので、ガイダンスと自己紹介を行ってから、

まず、自然稲作では、「地域風土」×「品種」×「稲作(栽培)スタイル」によって真ん中を射抜くように行うことが、
最も自然に稲が育つ方法になってくるキモの話や、後半予定している稲の芽出し、育苗の目標とその方法を座学で勉強しました。

その後田畑の見学会を通じて、
元農薬・化学肥料で行っていた畑をどのようなステップで無農薬栽培に切り替えたのか見学していただきました。
畑でも、元農薬・化学肥料をベースで長年育てていた土は、生き物に乏しく、疲弊しているので、
いわゆる病んで入退院を繰り返し、薬(農薬)と点滴(化学肥料)で行っていたので、1年目から不耕起・自然菜園は、いきなりフルマラソン(無肥料・不耕起)に出場するようなものです。
そこで、
ステップ1)【リハビリ】
土壌分析を行い、過不足を調整した後、ライムギが育たないほどにひどかったので、自然堆肥とクン炭を鋤き込んでからまずは緑肥を数種類育て、
ステップ2)【基礎トレ―ニング】
米ぬかと緑肥を鋤き込んでから、畝立てし、緑肥mixを播き育て、
ステップ3)【ウォーキング~ランニング】
1~3年の間、虫害を真正面から受け止め、天敵を増やし、4年目からとても美味しく病虫害に負けない野菜が育つ畑になった経緯を説明し観てもらいました。
畑でも、いわゆる慣行栽培(農薬・化学肥料栽培)で、無農薬に切り替えるのに3年はかかることを学んでいただき、
田んぼも現状から無農薬栽培に切り替えるには、現状から向かう先(一番栽培したい方法)にどれくらいかかるのか、どのようにそこに行くためにステップを考えることが大切です。


この田んぼは、
1)土壌分析&大豆栽培からはじめ
2)無投入で耕して栽培しはじめ、米ぬか除草で微生物などを増やし
3)田んぼの周辺の畦草、ワラ、モミガラ、米ぬかなどで造った完熟堆肥を2年目から徐々に秋に投入し
去年、10アール(=1反)当たり、11俵を超え、食味も99~100をキープでき、草も一昨年ヒエ2本。去年コナギ3株のみに抑えることができました。
自給稲作の場合、田んぼは狭いに限ります。
①収量が多くなる【エッジ効果】
②手が生き届く【除草が簡単】
③水管理や畦草なども楽
なので、楽しみで美味しいお米が育つ上に、地域の信頼も獲得できるので、お奨めです。


この田んぼは、来年から果樹園と鶏小屋になるようです。
現在、元田んぼを如何に畑に転換するのかを、実施中です。
ライムギ(春播き)とエンバク(田んぼ転換用品種)が発芽してきました。


ハウスに移動してのお米の消毒、選別、芽出しを実際に観てみます。
消毒といっても、無農薬の「温湯(おんとう)消毒」です。

お鍋に65~70℃位にしておき、

乾いたお米の種籾を投入し、きっかり60℃で10分(ウルチの場合)を計って、種モミ全体が均一に、消毒されるようにします。

途中、ヤカンの熱湯をお米に当たらないように投入し、60℃をキープします。
※65℃以上ですと加熱しすぎで発芽率が下がるので、ご注意ください。

きっかり10分経ったら、10℃位の冷水でしっかり冷やして、種モミの荒熱をしっかり取っておくことも重要です。
「塩水選」です。


18ℓに4.8㎏の塩を溶かすと、1.14の比重の重い塩水ができます。
フレッシュな生卵が横に浮きます。


そこに、「温湯消毒』して冷やした種モミを水を良く切って投入すると、
水では、浮かなかった種モミが、比重が重くなると、こんなに浮いてきます。

浮いたものはザルで受けて取り除き、

残ったものだけをしっかり水を何回か代えて、塩分を洗い流し、


その後8~12℃で10日間(積算100℃)で、発芽直前の状態をむかえます。
毎日水を変えて、最後の日には、食酢2.5%のぬるま湯(25~32℃)で芽出し(鳩胸状態)を行います。


最後は、ニンジンとバナナのオーガニックケーキを食べながら、質疑応答でした。
コムギが収穫できるようになると、うどんやパンだけでなく、醤油、そしてお菓子とバリエーションを増えていきます。
てんこ盛り盛りの半日でした。
稲作を勉強する機会は少なく、ましてや自給用の稲作になると皆無に近いのが現状です。
今回も県内外だけでなく、東京や三重など遠方からの参加者もあり、1年間楽しみです。

2017年の自然菜園スクールの募集中~ホームページ。
来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。
自然菜園スクール安曇野校の3月は、菜園プランと緑肥mix蒔きになります。
自然菜園スクールも10年目。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。
菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~
「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」、「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」、「自然菜園見学コース」、「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。
2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
、城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
来月は、いつもの第1水曜日に、城山公民館 18:30~21:25
4月からも第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」
4/5(水)― 春の土づくり(畝立て、クラツキ、緑肥mix)
5/3(水)― 夏野菜で土づくり、夏野菜の植え付け(支柱&誘引、混植)、
春野菜の間引き、収穫
6/7(水)― 初夏の土づくり①(マメ科で応援、ボカシづくり)春野菜の自家採種
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)