本日、の予報。
踏み込み温床づくりの続きです。
橋本式踏み込み温床なので、地下に土を掘るところから始まります。
ハウスの外側は、寒いので、堆肥を多めに入れたいので、45㎝。
ハウスの内側は、暖かいので、堆肥を少なめに浅く35㎝ほど掘ります。
これ以上掘ると、元田んぼなので、水位が高く、水が出てくるので、これ以上掘れません。
掘れない分は、25cmの板を渡し、深いところで、60cmになるようにします。
寒冷地で3月末~6月上旬(5月末まで霜が降りるので)までの3カ月の育苗なので、この深さです。
温暖地であれば、2月~5月上旬までの育苗だと、40㎝前後と浅くても、大丈夫です。
ワラを敷く前に、木酢液とクン炭(くず炭)を薄く撒いてネズミ対策をしてから、モミガラを数センチ敷いて保温、空気層を作って、
ワラを敷き詰めます。
ワラを逆さに敷きつめることで、保温と通気を兼ねることができます。
それから、4回に分けて、外で数日(60℃位まで)予備発酵させた堆肥を踏み込みます。
その際に、発酵しているところと、発酵していないところが良く混ざるようにし、乾いた所には水分を補っておきます。
焼きたてのクン炭がネズミ対策になるので、外で焼いておきます。
木枠も完成し、発酵し始めた堆肥で深さ60~30㎝の踏み込みが完成です。
ネズミ対策に薄めた唐辛子入りの木酢液を撒いて、
踏み込みの堆肥がだいたい水平かチェックします。
この後、土とクン炭で水平になるようにするのですが、この時点で、ある程度水平かどうか確認しておくと後々楽になります。
ネズミ対策で、木酢液とクン炭だけでは、1カ月以上の長期間ネズミ対策は無理なので、
ネズミ逃避グッツや今年は、去年収穫したクズの唐辛子を
ネズミの入りやすい四隅に並べてみました。
育苗中にネズミが入ってからの対策は、困難なので、入らないように工夫しておくことが大切です。
土を1cm位薄く敷きつめます。
うちの畑は元田んぼなので、土が塊になってしまいますので、本当はふるった山土がいいのですが、今回は、水稲用の無肥料培土を使用しました。
ちなみに、20ℓの土3袋分です。
これは、踏む込み温床が岩盤浴のように、地温として役立つだけでなく、いずれこの踏み込み温床でネギ類を育てたり、育苗土になる時に役立ちます。
クン炭を全面に敷きつめ、水平に鎮圧し、ほぼ完成です。
クン炭はネズミ対策もありますが、水平にし、遠赤外線効果で保温したり、最後に育苗土になる時にも役立ちます。
最後に、防草シートをピンと張って、地温計を挿したらほぼ完成です。
地温計は、2か所以上に刺してみて、発酵ムラによる地温差がないかチェックになります。
ここまで2日間ですでに20℃近くなので、まずまずです。
これで3日後位に最高温度20~35℃が3カ月以上続くようであればOKです。
通常の温床よりも、低温ですが、長期間安定していた方が、育苗した野菜の根が良く育ちます。
あとは、ハウス全体の掃除と、今年は、ハウス内の防草シートの強化(河原なので、ヨシやカヤ類など強烈な草が防草シートを破ってきたので)。
それが終わったら、この踏み込み温床に、ビニールトンネルをして、完成です。
温床が地温が上昇し安定してきたら、ピーマンから育苗がはじまります。
昨日ハウス内の大掃除をしていると、棚の生命の変化に気づきました。
大カマキリの羽化です。
蟷螂生(かまきりしょうず)といって、二十四節気『芒種(ぼうしゅ)』の初候『螳螂生』があり、本来6月上旬なのですが、
ハウス内の温度が上がったためか、ワラワラとカマキリが生まれ、一回目の脱皮を経て歩いているではありませんか?
ハウス内では、畑の支柱などに産み付けられたカマキリの卵を置いておくのですが、これは去年ハウス内で産んだカマキリの卵のようです。
ハウス内では、育苗中に、苗に来る虫をカマキリたちが食べてくれます。
今年は自然発生のカマキリとは驚きました!
ハウスといえども、自然の営みが重なっていたのですね。
これから、夏の野菜を育てる温床もカマキリが生まれる位なので、随分ハウス内の地温も確保され、夜間も暖かくなったのでしょうか。
これからのカマキリたちの活躍に期待ですね。
まだまだ寒いのと、カマキリの幼虫の天敵、クモやスズメなどもいるハウスなので、今年も大きくなって代を重ねてほしいなと思いました。
掃除などが終わって、温床が完成したらまたアップします。
過去のこのブログの「踏み込み温床」記事はこちら
2017年の自然菜園スクールの募集中~ホームページ。
来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。
自然菜園スクール安曇野校の3月は、菜園プランと緑肥mix蒔きになります。
自然菜園スクールも10年目。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。
菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~
「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」、「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」、「自然菜園見学コース」、「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。
2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
、城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
来月は、いつもの第1水曜日に、城山公民館 18:30~21:25
4月からも第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」
4/5(水)― 春の土づくり(畝立て、クラツキ、緑肥mix)
5/3(水)― 夏野菜で土づくり、夏野菜の植え付け(支柱&誘引、混植)、
春野菜の間引き、収穫
6/7(水)― 初夏の土づくり①(マメ科で応援、ボカシづくり)春野菜の自家採種
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)
踏み込み温床づくりの続きです。
橋本式踏み込み温床なので、地下に土を掘るところから始まります。
ハウスの外側は、寒いので、堆肥を多めに入れたいので、45㎝。
ハウスの内側は、暖かいので、堆肥を少なめに浅く35㎝ほど掘ります。
これ以上掘ると、元田んぼなので、水位が高く、水が出てくるので、これ以上掘れません。
掘れない分は、25cmの板を渡し、深いところで、60cmになるようにします。
寒冷地で3月末~6月上旬(5月末まで霜が降りるので)までの3カ月の育苗なので、この深さです。
温暖地であれば、2月~5月上旬までの育苗だと、40㎝前後と浅くても、大丈夫です。
ワラを敷く前に、木酢液とクン炭(くず炭)を薄く撒いてネズミ対策をしてから、モミガラを数センチ敷いて保温、空気層を作って、
ワラを敷き詰めます。
ワラを逆さに敷きつめることで、保温と通気を兼ねることができます。
それから、4回に分けて、外で数日(60℃位まで)予備発酵させた堆肥を踏み込みます。
その際に、発酵しているところと、発酵していないところが良く混ざるようにし、乾いた所には水分を補っておきます。
焼きたてのクン炭がネズミ対策になるので、外で焼いておきます。
木枠も完成し、発酵し始めた堆肥で深さ60~30㎝の踏み込みが完成です。
ネズミ対策に薄めた唐辛子入りの木酢液を撒いて、
踏み込みの堆肥がだいたい水平かチェックします。
この後、土とクン炭で水平になるようにするのですが、この時点で、ある程度水平かどうか確認しておくと後々楽になります。
ネズミ対策で、木酢液とクン炭だけでは、1カ月以上の長期間ネズミ対策は無理なので、
ネズミ逃避グッツや今年は、去年収穫したクズの唐辛子を
ネズミの入りやすい四隅に並べてみました。
育苗中にネズミが入ってからの対策は、困難なので、入らないように工夫しておくことが大切です。
土を1cm位薄く敷きつめます。
うちの畑は元田んぼなので、土が塊になってしまいますので、本当はふるった山土がいいのですが、今回は、水稲用の無肥料培土を使用しました。
ちなみに、20ℓの土3袋分です。
これは、踏む込み温床が岩盤浴のように、地温として役立つだけでなく、いずれこの踏み込み温床でネギ類を育てたり、育苗土になる時に役立ちます。
クン炭を全面に敷きつめ、水平に鎮圧し、ほぼ完成です。
クン炭はネズミ対策もありますが、水平にし、遠赤外線効果で保温したり、最後に育苗土になる時にも役立ちます。
最後に、防草シートをピンと張って、地温計を挿したらほぼ完成です。
地温計は、2か所以上に刺してみて、発酵ムラによる地温差がないかチェックになります。
ここまで2日間ですでに20℃近くなので、まずまずです。
これで3日後位に最高温度20~35℃が3カ月以上続くようであればOKです。
通常の温床よりも、低温ですが、長期間安定していた方が、育苗した野菜の根が良く育ちます。
あとは、ハウス全体の掃除と、今年は、ハウス内の防草シートの強化(河原なので、ヨシやカヤ類など強烈な草が防草シートを破ってきたので)。
それが終わったら、この踏み込み温床に、ビニールトンネルをして、完成です。
温床が地温が上昇し安定してきたら、ピーマンから育苗がはじまります。
昨日ハウス内の大掃除をしていると、棚の生命の変化に気づきました。
大カマキリの羽化です。
蟷螂生(かまきりしょうず)といって、二十四節気『芒種(ぼうしゅ)』の初候『螳螂生』があり、本来6月上旬なのですが、
ハウス内の温度が上がったためか、ワラワラとカマキリが生まれ、一回目の脱皮を経て歩いているではありませんか?
ハウス内では、畑の支柱などに産み付けられたカマキリの卵を置いておくのですが、これは去年ハウス内で産んだカマキリの卵のようです。
ハウス内では、育苗中に、苗に来る虫をカマキリたちが食べてくれます。
今年は自然発生のカマキリとは驚きました!
ハウスといえども、自然の営みが重なっていたのですね。
これから、夏の野菜を育てる温床もカマキリが生まれる位なので、随分ハウス内の地温も確保され、夜間も暖かくなったのでしょうか。
これからのカマキリたちの活躍に期待ですね。
まだまだ寒いのと、カマキリの幼虫の天敵、クモやスズメなどもいるハウスなので、今年も大きくなって代を重ねてほしいなと思いました。
掃除などが終わって、温床が完成したらまたアップします。
過去のこのブログの「踏み込み温床」記事はこちら
2017年の自然菜園スクールの募集中~ホームページ。
来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。
自然菜園スクール安曇野校の3月は、菜園プランと緑肥mix蒔きになります。
自然菜園スクールも10年目。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。
菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~
「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」、「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」、「自然菜園見学コース」、「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。
2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
、城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
来月は、いつもの第1水曜日に、城山公民館 18:30~21:25
4月からも第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」
4/5(水)― 春の土づくり(畝立て、クラツキ、緑肥mix)
5/3(水)― 夏野菜で土づくり、夏野菜の植え付け(支柱&誘引、混植)、
春野菜の間引き、収穫
6/7(水)― 初夏の土づくり①(マメ科で応援、ボカシづくり)春野菜の自家採種
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)