新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。
本日、のちの予報。
梅雨明け宣言後の、台風による長期間の長雨で、全国的に緊急警報が止まらない日本列島。
今回この大雨をいいことに、先月までの過労が応えて身体がしんどかったのでここ数日久々に養生しながら、大地の再生を学び、道法スタイルが少しずつ板についてきたので、
それでも行った最低限の大雨の中の野良仕事をご紹介します。
周囲の田んぼは、中干しをしようとした矢先の迷惑な雨だったようですが、空梅雨に終わった長野県では、久々の大雨予報に、梅雨の再来と待っていましたとばかりに、田んぼに雨水を貯めるべく準備を進めておいたので、不耕起の田んぼも手前の深水区もいい感じに水が張れました。
この雨水の湛水(たんすい)で、来週から自然落水で超浅水(軽い中干し)に入れそうです。
この小さな口のバケツに15㎝、4リットル位の水がたまるほどの豪雨でした。
田んぼの横の通路に溜った水たまりは、最大がこの程度。
元田んぼで、自然菜園に切り替えた当初5年前は雨が降れば、3~5日間は水が溜まり、田んぼのようでしたが、緑肥作物で菜園へ改良し、不耕起に切り替え軌道に乗ったこともあり、
クン炭を焼くスペースに溜った水も
ちなみに、この大雨の中、カッパを着て発酵中の育苗土の切り返しをおこなったので、水を運び、加水する手間が省けました。
雨を利用すると堆肥づくりは、仕事が楽になります。
まだ雨が降っているにもかかわらず、水が消えるあり様で。水はけが良くなったことが眼に見えてわかるのも自然菜園の特徴で、雨の自然観察の醍醐味ですね。
一方、自然菜園スクールの田んぼの横は、大豆と種採り用の畑。
去年の反省から、しっかり土づくりをし、畝立て後に大豆を播種しておいたこともあり、大豆が水におぼれていない様子。
今年の春に近所の土木のプロに、重機で田んぼの周囲を掘っていただき明渠(大きな水脈につなげておいた)にしてあったので、あとは部分湛水状態を解消できるよう
水路に排出できるように、さらに詰まった場所を溝を掘り、支流の水脈を本流につなげました。
現在、小雨でほぼ抜けてきたので、明日からの天気で、自然乾燥しそうな感じです。
土の団粒構造を高めることに終始して研究してきた10年ですが、元田んぼの水はけを改善するには、
1)水が入らないようにする
2)明渠のように、水が速やかに抜ける道(水脈をつなげる)を作っておく
3)緑肥作物や作物、土づくりで団粒構造を促進
4)超過した水を速やかに排出する水脈のメンテナンス
が必要だと痛感しております。
水が抜けるまでは、畑に入らないことも重要なので、
雨でもできる野良仕事として、忙しくてなかなかできなかった育苗ハウス内のブドウの摘果、誘引を行いました。
いわゆる道法スタイルで、ツルの方向に沿って、ツルがまとまるように誘引したり、縛ったりしてきました。
ハウス内では、雨が当らないため、スチューベンもシャインマスカットも無農薬無肥料で元気に実をつけておりました。
去年からなり始めた若い樹なので、今年は摘果時期が遅かったこともありますが、多めに摘果して樹に余力を残したいところです。
一部は酵素に、残りの摘果した実は、堆肥などに入れて土に還そうと思っております。
ゆくゆくは、摘果した実や収穫残渣で、酵素、堆肥、酢、炭などに加工して、循環できる無農薬家庭果樹を体系化できたらと思っております。
今年は新たな師匠たち(道法さん、矢野さん)の技術を実体験を通じて学んでいる感じです。
まだまだ未熟ながらも、先生だったらどうするだろうか?家庭菜園だったら、どんな感じになるのか?想像しながら自習をしている感じです。
少しずつではありますが、手ごたえと味わいがあり、師匠がいることのありがたさを噛みしめております。
師匠たちに感謝です。
少しまとまって休んだ分、身体はもっと休みたがっており、困っておりますが、
ぼちぼち本格的な梅雨明けになると思うので、草刈りを楽しみたいと思っております。
3/8(木)スタート!! 千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に千曲市教室開校します!!
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』
次回は、「 7/12(木)中干しと出穂」です。
場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ
●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)
2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
この冬の菜園ができない時期にこそ、知っておいてほしい土づくりの基本を行います。
次回から2回にわたって、今度は菜園の環境を調え、病虫害を出にくくし、体力や持久力をつけるトレーニング(菜園プラン)にするのかを行います。
少量多品目を育てることは農家さんでも難しく、家庭菜園ならではの最低限の知識や工夫を学び、病虫害、連作障害が起こりにくく、それでいて野菜を育てれば育てるほど土が良くなっていく菜園プランをご紹介する予定です。
今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。
◆次回以降の予定
【テーマ】
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~野菜編~」
7/4(水)梅雨の草対策、草マルチを極める、「ニンジンとダイコン」
8/1(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ「ハクサイとキャベツ」
お楽しみに~
現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座』オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。
※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。