無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

田んぼの畑化(果樹園へ転換中)満を持してリンゴ苗を植える(その1)

2018-07-18 08:06:11 | 自然果樹

新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。


本日、
長野といえども連日33℃越えでした。この3連休、皆様いかがお過ごしでしたか?

私は、3連勤!?のスクールを終え、今日は、じっくり自分の畑と向き合いたいと思います。なかなか自分の畑ができないので、楽しみです。


田んぼが耕作放棄地の代表格になりつつあります。田んぼを保全するか、田んぼを菜園や果樹園にできないかという挑戦がある程度目処が付いてきました。

今も上下が田んぼの田んぼ地帯で、田んぼの転換「自然菜園化」の次は、「自然果樹園化」です。


ペットボトルに、土を入れて、3回上下に軽く混ぜます。
そうすると、土の団粒化チェックができます。

左は、元田んぼを堆肥や耕運のみで土づくりをした結果、何とか大豆などが育つようになりましたが、団粒構造が壊れやすく、干ばつや大雨では前回のブログのように、水を自然処理できず、崩壊してしまいます。

右は、緑肥作物を組み合わせ1年半かけて土づくりをしてきた結果で、こないだの大雨でも水たまりができず、元田んぼとは思えない土に変わってきております。


この状態が現状で、今回右のペットボトルのようになった元田んぼの写真です。
つまり、もはや田んぼとはいえず、果樹が根ぐされ起こさないようになっている果樹園になった元田んぼです。

現在は、イタリアンライグラス(元田んぼに強い品種)と、シロクローバーなどが点在して現在なお、緑肥作物たちと土を育てています。


また、この田んぼは水は水路から入りやすかったので、水が入らないように改良し、大雨などに排水できるように明渠を整え、干ばつのときでも水を灌水できるように工夫しました。

果樹園全体の水脈整備や風の草刈りは、矢野さんから学んだ大地の再生の手法をベースにしております。


今回は、自然果樹講座のプレ版で、現在の生徒さんを呼び掛けて、無料で果樹講座チックにリンゴ苗を植えました。

今までの師匠、先輩たちが実践してきた無農薬果樹の技術や試みを再構築し、現在の師匠たちの知見を加え、現在、家庭菜園でも、庭果樹でも可能な、自給自然果樹の体系化、技術化を5年内を目指して行っております。

その知見を私なりにまとめた仮定を元に、今回の果樹の定植を実践してみて、学びたいと思っております。




まずは、2~3年鉢植えで養生した3~4年苗を取り出しから始めました。

仮定ですが、無農薬・無肥料で果樹栽培をする際に、苗に程度余裕がある方がよいと判断したので、
2~3年間、鉢植えと梅雨に雨よけをし、活性剤を活用しながら、道法スタイル(道法さん考案の縛って、育てる)で農薬肥料がなくても育つ苗に仕立て直しました。






最初の1年は、いわゆる棒苗(農薬使用の市販苗)というものだったので、葉がついておらず、ゴボウ根でしたが、
適度に太い根と細い根が張り、葉も元気に秋まで着いている立派な苗になっておりました。

この程度育っていると、樹と根に余裕があるので、素人でも植え痛みが少なくなります。
もちろん、無農薬で病虫害に強くなっていると思います。

定植2日前から、活性剤を葉面散布し、水もたっぷりあげてありますが、


ストチュウ水を底面吸水させるのも忘れずに、植える直前はたっぷり水を吸水させておくことがとっても大切です。


つづく




3/8(木)スタート!! 千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に千曲市教室開校します!!
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

次回は、「 7/12(木)中干しと出穂」です。

場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)




2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

この冬の菜園ができない時期にこそ、知っておいてほしい土づくりの基本を行います。
次回から2回にわたって、今度は菜園の環境を調え、病虫害を出にくくし、体力や持久力をつけるトレーニング(菜園プラン)にするのかを行います。
少量多品目を育てることは農家さんでも難しく、家庭菜園ならではの最低限の知識や工夫を学び、病虫害、連作障害が起こりにくく、それでいて野菜を育てれば育てるほど土が良くなっていく菜園プランをご紹介する予定
です。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。
◆次回以降の予定
【テーマ】
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~野菜編~」
7/4(水)梅雨の草対策、草マルチを極める、「ニンジンとダイコン」
8/1(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ「ハクサイとキャベツ」


お楽しみに~




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
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