無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

雨と鳥獣害対策「自然稲作」

2021-10-17 06:47:19 | 日々の自然菜園

 

★本日は、今年最後の自然菜園スクールの自然菜園見学会(秋)です。

10月17日(日) AM:自然菜園講座④「自給自足農園の作り方とは?」
PM:秋冬の自然菜園見学会

テーマは、「自給自足農園」。現在お蔭様で、野菜とお米、果樹を自給自足できているので、自給自足できる農園づくりのコツをご紹介したいと思っております。

全国、全世界からどこかでもネットで参加できるオンライン参加も増えて生きているので、ドキドキです。

見学会の準備もありながら、秋は、稲の収穫だけでなく、夏野菜の自家採種、大豆、小豆の収穫、ムギの種まきなど、野良仕事がたくさんあります。

今回は、自給には欠かせないお米のことをご紹介したいと思います。

 

現在、家から車で20分位の山の田んぼは、標高が高いので、ずいぶん寒くなってきております。

はざがけ天日干し中のお米の「ひとめぼれ」は、雨に当たると、脱穀が遅れたり、カビたりしやすくなる時期なので、雨が1日降りそうな日には、写真のようなビニールで覆い、雨が当たらないように工夫しております。

 

晴れると、写真のように蒸れてしまうので、日中ビニールをめくる必要があります。

良く晴れた日で、風が吹き、稲が気持ちよさそうです。

 

3日前に、ビニールをめくりに行くと、

稲が食い荒らされているのを発見しました。

田んぼ全体はネットで防除していることと、シカの足跡がないことから、田んぼの脇の沼の野鴨が侵入し、お米を食害しているようです。

食害されて田んぼに落ちてしまった稲は、集めると1束(ご飯じゃわん1杯分)位にもなりました(涙)

実は2日連続食害があり、毎回1束以上落ちているので悲しくなります。

 

この時期は、野菜動物は、越冬のために必死で食べ物を食いだめていく時期です。

一度食害されて味を覚えられると、最初は被害でも、餌付けになるので、被害が拡大していきます。

 

栄養をつけて子供がたくさん生まれ、そして毎年家族(一族)で、食べにくるようになると農業そのものが厳しくなります。

そこで、

1回目は防鳥糸を張りましたが、食害が止まらなかったので、すっかり味を覚えたらしいので、

今回はネットを使って、下からの侵入できないように工夫すると、現在のところ、さすがに食べられなくなったのか、食害がストップしました。

最晩生のハッピーヒルは、少しずつですが、黄色く実ってきました。

晴れ間が続いているので、野鴨対策をしている間、ハッピーヒルのところだけ入水しました。

 

昨日はよく晴れてずいぶん乾いてきた「ひとめぼれ」ですが、まだまだ水分量が15%以上なので、

このまま無理に脱穀するとカビやすく保存できなくなるので、今朝雨の予報だったので、まだ山の田んぼに長めのビニールを張りに(畳んだ裾を伸ばすだけで簡単!)行ってきました。

野鴨の食害もなく、晴れて温かい日だったので、山の田んぼは気持ちよく。

昨日は、その後、オンライン自然菜園セミナー「自然菜園根本講座」「自然菜園Q&Aセミナー」を開催できました。

「自然菜園根本講座」「自然菜園Q&Aセミナー」は、毎月開催しているので、是非ご利用ください。

 

今朝までも、昨晩から今なお降っている雨に当たることなく、安心して見学会準備ができて、一安心です。

自給自足の生活は、天候次第、野生動物とのかかわりなど大変なことも多いのですが、ちょっとした工夫で、過ごしやすくなります。

 

ビニールは、毎回乾かして畳んでいるので、譲ってもらった古いものは10年以上経っているのもありますが、まだまだ現役です(笑)

これからも大切に使わせていただきたいと思います。

 

こんな工夫が参考になれば何よりです。

 

非農家だった自分が、子供の頃に描いた夢のような自然生活を満喫できるようになるまでに、葛藤の10年はありました。

農家でなかったので、田畑もなく、経験もなく、師匠(おじいさん、おばあさん)もなかったですが、

師匠、先輩、友人、仲間のお蔭で、現在のような暮らしが営めております。有難いことです。感謝感謝の毎日です。

そんな経験を今日の見学会でシェアできればと思っております。

 

 

 

 

 

 

 

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