無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

金沢から宝達志水町、羽咋へ 石川県を北上して交流を深める

2023-02-22 22:56:57 | 日々の自然菜園

いよいよ始まる自然菜園スクール2023

今年は、全天候型(干ばつ・長雨・日照不足・低温障害・高温障害)の自然菜園に昇華する年。最新の自然菜園を学べるスクールです。

これから自給自足で野菜やお米、穀物を育てるためにできることをお伝えできればと思っております。

 

今回の北陸の石川県に縁が深くなったのは、(公財)自然農法国際研究開発センターの同期の元屋さんのお蔭です。

持つべきものは友人です。自農センターを卒業してからも親しくさせていただき、私にとって未知の領域の北陸の自然農法、自然栽培を開拓できた恩人です。

元屋さんは、ご自身でもお米や果樹を自然栽培を実践され、自然食品ネットショップの自然農園「もと屋」のオーナーさんでもあり、奥さんのお菓子や加工品は絶品です。

 

元屋さんのご縁のお蔭で、1年間自然栽培の聖地のはくい式自然栽培の農家さんをJAはくいさんを通じてグループコンサルさせていただきました。1年間、農家さんと交流を含め、一緒に学ぶことで、自然栽培をより深く現地で学ぶことが出来、今でも個人的に交流させていただいております。

そのご縁もあり、今回、仕事抜きに金沢から足を延ばし元屋さんの御宅にお邪魔して、旧交を深めさせていただきました。

その時食べた地球知足さんの無添加発酵弁当がとっても美味しかったのでご紹介。

お米は、自然栽培を通じて知り合った越田さんのお米。今回越田さんの御宅でこのお弁当をいただき、感動しました。

越田さん宅には、自然栽培で育てられた自家採種の古の品種たちがずらりと並べられていました。

中でも北陸在来の「銀坊主」は、今はほとんど育てられていない固定種のお米で、北陸にピッタリのレンゲ後や湿田でもよく穫れた稀有な品種。思い入れも強く、自然栽培で自家採種を繰り返している。

運がいいことに、今回特別に越田さんの古書コレクションをお借りすることが出来ました。

この本の目次の先頭は、ズバリ「種籾の採り方」。自家採種が基本であり、奥義であることが伝わってくる。

まだ忙しく読み込めてないが、どれも基本を外さない奥義であり、農家のための極良書(秘伝⇒必ず伝えるといった方が良い)です。

 

昔の篤農家さんの自然観察の深さ、誠実さ、探求心に、作物への愛情の深さに脱帽です。

今、自然稲作の本をまとめようと新たな試みを始めたところで、出会えたことに感動しつつ、現代の気候や技術も取り入れながら温故知新の境地です。

 

今年の自然菜園スクールを始める前に、改めて現地視察の大切さ、ご縁の大切さを痛感した北陸行脚でした。

もうじき明日になるが、明日から始まる自然菜園スクール2023での新たなる出会いと学び、わくわくとドキドキが止まらない。

有難いことです。感謝!!

 

 

MY Little Farm 2023 in八ヶ岳 自然共生型の土からつくる小さな畑・実践型ワークショップ

3月26日(日)「持続可能なライフスタイルと自分の畑のはじめ方」からスタートする実践プログラムとしてMy Little Farmの講師をさせていただくことになりました。山梨の八ヶ岳で自然菜園を体験しませんか?

 

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自然菜園コンサルティング at金沢 「庭を自然菜園にする」

2023-02-22 07:12:48 | 日々の自然菜園

MY Little Farm 2023 in八ヶ岳 自然共生型の土からつくる小さな畑・実践型ワークショップ

3月26日(日)「持続可能なライフスタイルと自分の畑のはじめ方」からスタートする実践プログラムとしてMy Little Farmの講師をさせていただくことになりました。山梨の八ヶ岳で自然菜園を体験しませんか?

 

先日、金沢に3年目の自然菜園個人コンサルティングに行ってきました。

金澤神社に行ってみたくて、急きょ前泊し、早朝から日の出と共に参拝させていただきました。

昔から、コンサルやワークショップ先に地元の神社があると、ご挨拶、豊作祈願をしていましたが、最近は神社参拝が趣味になり、神社で身を清めてからじっくりコンサルに専念できるよう、早朝の参拝になりました。

金沢駅に向かう道中、近江町市場により、花屋さんの傍らの加賀伝統野菜のタネに心惹かれました。

近江町市場にもお世話になっている市姫神社にもお礼参拝してから、

自然農法センター時代の同期の友人(兄さん)の車で、金沢市内の個人コンサルに行ってきました。

元田んぼ地域だったところにできた住宅街の一角にあるお庭では、コンサル3年目の元気いっぱいの野菜たちに迎えられました。

元田んぼ&住宅街なので、アスファルト道路とコンクリートジャングルに囲まれております。

また、北陸特有の曇天と湿気のため、野菜が急に育たなくなったと、相談以来が来ました。

 

現在は、多忙につき、自然菜園スクールの年間生徒さんからのご依頼に限り、農閑期(12~2月)に数件限定で、現地に赴き、土壌分析と自然観察に基づき、土壌改良&菜園プランを1日かけて行います。

個人コンサル&グループコンサルはもう20年位やっておりますが、毎回勉強です。その方の希望を一緒に達成できるように、地域風土を活かしながら、試行錯誤しております。今回は特に素晴らしく想定以上に素敵な仕上がり(お庭で参考になることだらけなので)だったので、お願いしてブログにご紹介させていただきました。

コンクリートジャングルのお庭では、特に排水不良が大問題になりやすく、今回は、水脈整備を施し、深呼吸できるように工夫しているので、住宅街、元田んぼの粘土土、北陸という悪条件でも、乾燥地帯代表の麦が元気に育っておりました。

 

元花壇スペースを食べられる庭に、無農薬で難しい葉物もツヤよく美味しそうに育っていました。

ハクサイ

葉菜類mix

をレイズベット方式で育て、美味しそうな野菜たちでした。

階段では、夏野菜の後の自然菜園ぐるぐるプランターが葉物野菜に切り替わっていました。

去年の夏は、夏野菜が食べきれないくらいなった写真を見せていただきましたが、素晴らしかったです。

土壌改良の成果を野菜と生えている草だけでなく、土の色や匂い、質感を確認して、現状と課題、風土を読み解きます。

キエーロという家庭生ごみ処理器の状態もよく、さらに畑と暮らしに合ったマイナーチェンジをご提案。

 

自然菜園コンサルティングは、長年の師匠たちの知見と、自分の失敗、生徒さんたちとのコミュニケーションにより20年以上ブラッシュアップしながら構築され、

地域風土×個人(グループ)の志向×土壌分析により、御依頼者の希望を現実化する自然菜園ベースのプログラムです。

 

守秘義務があるため、詳細は言えませんが、自分で育てた野菜を食べて、食べて残った残渣をコンポストで再生させ、プランターと庭が循環させる夢が叶えるお手伝い。

今回は、3年前かなり厳しい譲許からのご依頼だったので、心配しておりましたが、オンライン自然菜園セミナーを受講していただきながら、真摯に取り組んでいただいたお蔭で、120%の達成かと思います。

これから、仕上げの3年目のお世話ができるように、新たなプログラムをご提案してきました。

これからも楽しみです。

 

日本全国の庭が菜園化できるように~。

 

2/17(金)新発売 新装版『無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(宝島社)

自然菜園オンラインセミナー2023「自然菜園のコツ講座」

(ZOOM)2/26(日)13:30~15:30 自家採種のコツ講座 『無農薬栽培しやすくなるタネ採りの始め方&上達法』

いまさら聞けない固定種とF1の違いなど自家採種の基本知識から、自家採種の3ステップを知り、自家採種のコツと上達法。種の保存の仕方など自然菜園スクールの『自然育苗タネ採りコース(後半)』のダイジェスト版。

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