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無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

畑の生き物シリーズ(ハタネズミ編)

2009-04-09 18:52:34 | 日々の自然菜園
本日

今晩は、満月です。月の満ち欠けは生き物にすごく関係します。
満月は、中南米の伝統農法では、「上部に水分が集中する」時期です。
つまり、ジューシーな果実の収穫や、移植、接ぎ木に適した時期です。


写真は、何だと思いますか?

昨日、じつはうちの鶏小屋で「ハタネズミ」を捕獲成功しました。
捕獲器からしっぽを出している写真でした。

大きさは、15cm程度でしょうか?
一緒に写っているのは、のこぎり鎌です。

比較するととっても小さいですよね。

アップして見ると

こんな可愛い感じです。

調べてみると
「ハタネズミ」は日本固有の在来種のネズミで、
イネ科やキク科の草食動物で、
もちろん畑の根菜類、大根・人参など大好きで、農業では害獣です。

上野動物園でも飼育されているらしく、
ネズミの餌や、草やニンジン、サツマイモをあげて育てているそうです。

うちの畑は、ほとんどの場所が、耕さない畑です。
畑が宅地にされ、減少している「ハタネズミ」にとっては、最高の場所です。

畑が、豊かになっていく上で、
害獣であるモグラや、ハタネズミは生態系が多様性を増してきた証拠です。

だけど、すべての「ハタネズミ」の繁殖を許すと、
残念ながら、人間が食べる野菜がほとんど壊滅状態です。

そこで、仕方ないことですが、殺さず森に逃がしました。
これから、モグラやハタネズミとの共存が課題です。
皆さんなら、どうしたらいいと思いますか?
コメント欄に、ご意見をください。


●お知らせ●
農文協さんの『現代農業』5月号に掲載れたことは、
以前ご紹介しました。
友人が教えてくれたのですが、私の書いたページが
http://www.ruralnet.or.jp/gn/200905/200905_f.htmから全文見ることができます。
お手元に『現代農業』がない方は必見です。

*********************************
いよいよ今月から始まる、NHK文化カルチャーセンターの自然栽培講座。
お蔭さまで好評で、席が埋まってきました。まだお席が各講座少し残っています。
興味がございましたら、ご予約くださいね。

松本iCITY教室(NHK文化カルチャーセンター)で、
今年1年講師をやらせていただけるようになりました。
家庭菜園をはじめたい人、無農薬栽培を学びたい人、
ご参加をお待ちしております。

『無農薬栽培 プランターで野菜作り』4/25(土)13:30~16:00
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491211.html

『美味しく簡単に無農薬・家庭菜園の法則』4/22~6/10
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html

『無農薬栽培 コンパニオンプランツ』5/23(土)13:30~15:30
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491230.html



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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まー@木更津)
2009-04-09 21:55:08
滅茶苦茶可愛いですね!
でも害獣なら、畑に居られると困りますね。。。
檻を作って餌をあげて育てるってのはどうでしょうか?
返信する
ワシも困ってる… (tama)
2009-04-10 15:36:11
彼らの大好物のニンジンさんを大量に植えてますから…
共存共栄はわかってはいるけど、…
いつもネズミさんのせいで半減してしまうのも事実…

…困ったもんです…
返信する
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2009-04-10 23:55:36
まー@木更津さんへ

そう、実際に見るとめちゃかわいいんですよ。
日中は、穴を自分で掘り穴暮らしなので、
檻で囲むぐらいじゃ、穴掘って逃げてしまうのです。
大都会なら、ペットとして飼えるのですが、、、

tamaさんへ
tamaさんも耕さない農業なんですか?
意地悪な方法ですが、師匠の一人のやり方で、
畝と畝の間に、田んぼ用の畔シートを立てると、必ず畔シートの東脇に巣を作ります。
春のこの時期に、畔シートを外すと出産前のハタネズミは、遠くに去ってしまう。

また別の師匠は、穴にお菓子のチューインガムを入れて、ガムを食べたネズミやモグラは腸閉塞で死んで、土に還る方法も教えてくれました。
返信する
Unknown (チャーミー)
2009-04-11 10:46:21
はじめまして(^_-)-☆
今月の現代農業を拝見してやってきました。
うちも不耕起をやりたいのですが、ネズミの被害が大きく、断念。
出来るだけ耕さずにと思うのですが
ネズミには困りますね。
近所の猫がたまに来て捕殺してくれるのですが・・・
簡単でいい方法を期待します。
返信する
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2009-04-11 17:28:16
チャーミーさんへ

耕さないとネズミは増えますよね。
猫とお友達になる方法は、かなり有効です。
僕も猫がネズミを狩りやすいように、
通路の草をマメに刈って、刈った草を夏野菜の敷き草にしています。
返信する
Unknown (Newイチロー)
2009-04-16 21:42:49
はじめまして。
現代農業5月号を購入し、記事を読ませていただきましたヽ(´ー`)ノ
現在、土が肥えていない状態で自然農をやってますが、あまり成果がでていません。
マメ科植物が自然農のヒントになると思ってますのでこれから活用していきたいと思います。
返信する
同定 (モグラ)
2010-06-23 15:56:59
これは「ハタネズミ」ではなく「ハツカネズミ」です

対策は、食肉類(ネコ・イタチなど)に任せるのが楽でしょう。
ヘビでもいいかもしれません。
返信する
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2010-06-24 08:30:33
モグラさんへ

どうしてハツカネズミだと思いますか?

一応、本物のハツカネズミと比べたのですが、
耳の形状が小さく、大きさは一回り小さく、畑に自分自身で穴を掘る特性からハタネズミだと思いました。

私も専門家ではないので、絶対とは思っていませんが、ネズミの種類によって対策が異なるので見分け方の根拠を教えてください。
宜しくお願いいたします。

うちでも野良ネコが食べてくれています。
返信する
Unknown (モグラ)
2010-06-26 11:56:29
ハタネズミの尾は短く、画像のような長い尾ではありません。他の外部形態の特徴(顔つき、耳介など)も明らかに異なります。

ちなみにほとんどのネズミは土を掘ることができます。よって「掘る=ハタネズミ」は理由になりません。 

画像のネズミの候補として
ハツカネズミ、アカネズミ、ヒメネズミが考えられます。外部の雰囲気、出現状況からハツカネズミだと考えました。

対策をするのであれば、入らないようにするのがいいと思いますが、それは難しいので、捕獲かネズミが棲みにくい環境にするのが良いかと思います。

捕獲する場合、鳥獣等捕獲許可が必要になりますので県庁に問い合わせ下さい。
捕獲しても直に新しい個体が侵入してきますので、イタチごっこになろうかと思います。
繁殖期前に捕殺すれば殖える数を抑えることができます。
捕獲個体を他の地域へ移すのは、その地域の生態系を乱すだけでなく、遺伝子汚染になりますので、推奨しません。

ネズミの棲みにくい環境は、まずはネズミが移動しにくい環境、つまり、遮蔽物がない環境を作ることです。雑草や岩、木材などは取り除く。これだけでもだいぶ違うはずです。

たまネズミは、モグラが掘った坑道を使うことがあります。そのため、ネズミが坑道を利用し根菜類への被害が大きくなることもあります。まず畑のモグラを除去し、坑道を崩すこともひとつの手です。

ただしモグラが食していた害虫の幼虫は、モグラがいなくなることで、生存できるようになるので、他の被害が拡大するかもしれません。

共存を目指しているようなので、ネズミの棲みにくい環境にかえ、あとは現状でいいような気がします。ネズミが殖えれば、それを食べる動物が来ますし。そのうち、安定した環境になろうかと思います。
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Unknown (Unknown)
2010-06-26 11:58:25
「たまネズミ」は間違い。
「また、ネズミは」です。すみません
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