本日、。
ついに、先日2冊目の著書『これならできる!自然菜園 耕さず草を生やして共育ち』(農文協)が発売され、
自然に野菜を育てたい方に向けて一層わかりやすくお伝え出来るようになりたいと思いました。
今回は、元々化学肥料を中心に菜園を行っていた農地100㎡を1年かけて自然菜園に切り替える一つの試みをご紹介いたします。
今まで家庭菜園を行っていたことからも、野菜が育つ畑であることはわかるのですが、自然に生えてくる草を見る限りでは、
スギナや痩せ地に生えるキク科の草が多い畑でした。
これから自然菜園を行う場合、直前まで畑をやっていたのか。全く畑でなかったのかは重要なポイントになります。
土壌分析の結果は、
pH 6.3 (適正値5.5~6.5)
EC 0.05 (適正値0.1~0.2)
CEC 26.9 (適正値20~30)
カルシウム 654 (適正値300~500)
マグネシウム 171(適正値70~120)
カリウム 140(適正値16~115)
塩基飽和度 130(適正値70~100)
有効態リン酸 50(適正値20~100)
※適正値は、全体のバランスや、土壌のタイプや栽培方法によって異なります。
まずまずです。土の養分はバランスが大切で、EC低めの、塩基(マグネシウム、カルシウムやカリウム)が多い結果となりました。
通常の栽培をしていると、
窒素系の化学肥料や苦土石灰(マグネシウム&カルシウム)やカリウムを投入するので、
流失しやすい窒素系の化学肥料が失われ、その結果EC(電気伝導度のこと)である硝酸態窒素の数値が少なくなり、
流失しにくいマグネシウム、カルシウムやカリウムが毎年蓄積して適正値を超えてしまう傾向があります。
この畑でも例外ではなく、その傾向があり、化学肥料で窒素系の養分を毎年投入すれば、他の肥料はあまり必要でなく普通に野菜が育ついい畑と言えると思います。
しかし、来年以降から低投入の無農薬・自然菜園に切り替えたいので、
4月から緑肥作物(エンバク、ソルゴー、クロタラリア、セスバニア)を投入し草と共に育て、
伸びたら、刈るを数カ月に一度行ってきました。
緑肥作物を導入した目的は、生きた有機物を育てることで腐植を多くし、生き物を増やしたかったからです。
今までは、化学肥料・農薬の漬けだったので、リハビリといった感じです。
ところが干ばつと猛暑だったせいか、土壌分析の数値とは異なり、以外にも緑肥作物たちも旺盛に育たず、
写真のように、緑肥の間にスギナが生えてくる痩せ地の傾向でした。
そこで、今回はさらなるテコ入れ(リハビリ後のトレーニング)をすることにしました。
根を残して、草刈りをしました。
根は、残しておくことで、土の中の生き物の餌になり、分解後腐植になってくれます。
今回は、刈る前に草の上から米ぬかを5kg全体に薄ら撒いてから刈りました。
刈った草に少量の米ぬかがまんべんなく混ぜるテクニックです。
米ぬかと新鮮な草が混ざることで、発酵しやすくなり土に還りやすくなります。
今回は、堆肥をすき込むことにしたので、草を熊手で集め、
耕した後使うために、畑の外に山にして持ち出します。
耕す前に、クン炭を撒きます。
クン炭とは、お米の精米の際にでるモミガラを焼いた炭です。
pHは正常値の畑なので、アルカリである炭を入れ過ぎるとpH7以上になると野菜が育ちにくくなるので、
今回は、100㎡に20Lほど抑え気味に投入します。
投入する目的は、クン炭は炭なので、投入することで土壌中の生き物が増えてくれますし、
その結果土がフカフカしてくれます。
この畑は、粘土質が強い傾向があるので、クン炭が一役買ってくれればありがたいです。
クン炭を撒いてから堆肥の入った袋を配置します。
堆肥は、落ち葉を主に、モミガラ、自然鶏糞、米ぬか、壁土をいれた自家製のもので、
2年前に仕込んで、熟成させたものです。
堆肥には、肥料分を多く含んだタイプと、肥料分が少なく土壌微生物を活性化させ、団粒化や腐植を発達させてくれるタイプがあります。
今回は、落ち葉堆肥なので、後者のタイプです。
堆肥を畑に撒きます。
堆肥の撒き方にはコツがあります。
堆肥は、微生物の住処でもあり、エサでもあるので、全体にパラパラ撒くだけでなく、
ある程度固まりで配るように撒くと、効果的にすき込むことが出来ます。
今回は、小雨が時々降るような曇りの天気に堆肥を配ることが出来たので最高でした。
晴天に行うと、どうしても堆肥が乾燥したりして微生物が死んでしまうので、雨の後の曇りの日が最適です。
堆肥が乾かない内に、堆肥と土を浅くすき込みます。
今回は、管理機(ミニ耕運機)に土寄せのアタッチメントをつけて、
牛や馬に鋤を引かせる要領で、耕すというよりも鋤耕しました。
深さ10cm程度の浅く、堆肥と土をざっくり混ぜるように全面すき込みます。
浅くすき込むことで、酸素が豊富にあるため堆肥の微生物も活性化し土に馴染みやすいものです。
刈った草をすき込んだ土の上に敷き直していきます。
草を敷くことで、土が乾きにくく、微生物が活動しやすく更に堆肥と土が馴染みやすくなります。
刈った草をすべて戻すことで、一見畑全体が元の草畑に戻った感じです。
草を外で発酵させてからすき込むこともグットです。
今回は、畑の土の様子を見ながら、今後の予定を決めようと思いますが、とりあえず土と堆肥が2週間~1カ月くらいはこのまま
草を敷いておこうと思います。
土づくりは、決まったやり方が一つではありません。
今回は、緑肥作物を育てながら様子を見ながらの堆肥をすき込む選択でした。
来年から自然菜園できるように、土の団粒化、腐植化を進め、結果としてECが0.1位に高くなってくれたらいいなーと思っております。
土壌分析は、人間の健康診断と似ています。
診断結果はあくまで現時点の数値的な結果で、性格まで反映されているわけではありません。
それでもとても良い指標にはなります。
最初は、簡易の土壌分析がお奨めです。簡易土壌分析は、ホームセンターなどで500~3,000円から行えます。
簡易土壌分析を2~3年行いながら、土壌改良の結果の移行を確認していくといいと思います。
今回は、化学肥料などで、生き物が少なくなり、腐植も少なく、土が硬くなりやすい畑でした。
緑肥作物の生育も芳しくなく、テコ入れも必要だと思いました。
病弱な畑で、いきなり自然菜園を行うよりも、1年間集中して土づくりを行うのも手です。
9月に入り、猛暑も和らぎ、秋に土づくりのための堆肥投入はとても有効です。
秋から土づくりを行えば、冬で土の生き物が冬眠するまえに、土づくりが進み、来年春までに充分時間があるからです。
自然に土づくりをするということは、時間をかけて、生き物の力を借り行うことです。
化学肥料のようにはいきません。その代わり、持続可能な畑になるので一生ものの食べ物が育つ畑になります。
まだまだ試験的な取り組みですが、とても面白く有意義な取り組みです。
参考にしてみてください。
ついに、先日2冊目の著書『これならできる!自然菜園 耕さず草を生やして共育ち』(農文協)が発売され、
自然に野菜を育てたい方に向けて一層わかりやすくお伝え出来るようになりたいと思いました。
今回は、元々化学肥料を中心に菜園を行っていた農地100㎡を1年かけて自然菜園に切り替える一つの試みをご紹介いたします。
今まで家庭菜園を行っていたことからも、野菜が育つ畑であることはわかるのですが、自然に生えてくる草を見る限りでは、
スギナや痩せ地に生えるキク科の草が多い畑でした。
これから自然菜園を行う場合、直前まで畑をやっていたのか。全く畑でなかったのかは重要なポイントになります。
土壌分析の結果は、
pH 6.3 (適正値5.5~6.5)
EC 0.05 (適正値0.1~0.2)
CEC 26.9 (適正値20~30)
カルシウム 654 (適正値300~500)
マグネシウム 171(適正値70~120)
カリウム 140(適正値16~115)
塩基飽和度 130(適正値70~100)
有効態リン酸 50(適正値20~100)
※適正値は、全体のバランスや、土壌のタイプや栽培方法によって異なります。
まずまずです。土の養分はバランスが大切で、EC低めの、塩基(マグネシウム、カルシウムやカリウム)が多い結果となりました。
通常の栽培をしていると、
窒素系の化学肥料や苦土石灰(マグネシウム&カルシウム)やカリウムを投入するので、
流失しやすい窒素系の化学肥料が失われ、その結果EC(電気伝導度のこと)である硝酸態窒素の数値が少なくなり、
流失しにくいマグネシウム、カルシウムやカリウムが毎年蓄積して適正値を超えてしまう傾向があります。
この畑でも例外ではなく、その傾向があり、化学肥料で窒素系の養分を毎年投入すれば、他の肥料はあまり必要でなく普通に野菜が育ついい畑と言えると思います。
しかし、来年以降から低投入の無農薬・自然菜園に切り替えたいので、
4月から緑肥作物(エンバク、ソルゴー、クロタラリア、セスバニア)を投入し草と共に育て、
伸びたら、刈るを数カ月に一度行ってきました。
緑肥作物を導入した目的は、生きた有機物を育てることで腐植を多くし、生き物を増やしたかったからです。
今までは、化学肥料・農薬の漬けだったので、リハビリといった感じです。
ところが干ばつと猛暑だったせいか、土壌分析の数値とは異なり、以外にも緑肥作物たちも旺盛に育たず、
写真のように、緑肥の間にスギナが生えてくる痩せ地の傾向でした。
そこで、今回はさらなるテコ入れ(リハビリ後のトレーニング)をすることにしました。
根を残して、草刈りをしました。
根は、残しておくことで、土の中の生き物の餌になり、分解後腐植になってくれます。
今回は、刈る前に草の上から米ぬかを5kg全体に薄ら撒いてから刈りました。
刈った草に少量の米ぬかがまんべんなく混ぜるテクニックです。
米ぬかと新鮮な草が混ざることで、発酵しやすくなり土に還りやすくなります。
今回は、堆肥をすき込むことにしたので、草を熊手で集め、
耕した後使うために、畑の外に山にして持ち出します。
耕す前に、クン炭を撒きます。
クン炭とは、お米の精米の際にでるモミガラを焼いた炭です。
pHは正常値の畑なので、アルカリである炭を入れ過ぎるとpH7以上になると野菜が育ちにくくなるので、
今回は、100㎡に20Lほど抑え気味に投入します。
投入する目的は、クン炭は炭なので、投入することで土壌中の生き物が増えてくれますし、
その結果土がフカフカしてくれます。
この畑は、粘土質が強い傾向があるので、クン炭が一役買ってくれればありがたいです。
クン炭を撒いてから堆肥の入った袋を配置します。
堆肥は、落ち葉を主に、モミガラ、自然鶏糞、米ぬか、壁土をいれた自家製のもので、
2年前に仕込んで、熟成させたものです。
堆肥には、肥料分を多く含んだタイプと、肥料分が少なく土壌微生物を活性化させ、団粒化や腐植を発達させてくれるタイプがあります。
今回は、落ち葉堆肥なので、後者のタイプです。
堆肥を畑に撒きます。
堆肥の撒き方にはコツがあります。
堆肥は、微生物の住処でもあり、エサでもあるので、全体にパラパラ撒くだけでなく、
ある程度固まりで配るように撒くと、効果的にすき込むことが出来ます。
今回は、小雨が時々降るような曇りの天気に堆肥を配ることが出来たので最高でした。
晴天に行うと、どうしても堆肥が乾燥したりして微生物が死んでしまうので、雨の後の曇りの日が最適です。
堆肥が乾かない内に、堆肥と土を浅くすき込みます。
今回は、管理機(ミニ耕運機)に土寄せのアタッチメントをつけて、
牛や馬に鋤を引かせる要領で、耕すというよりも鋤耕しました。
深さ10cm程度の浅く、堆肥と土をざっくり混ぜるように全面すき込みます。
浅くすき込むことで、酸素が豊富にあるため堆肥の微生物も活性化し土に馴染みやすいものです。
刈った草をすき込んだ土の上に敷き直していきます。
草を敷くことで、土が乾きにくく、微生物が活動しやすく更に堆肥と土が馴染みやすくなります。
刈った草をすべて戻すことで、一見畑全体が元の草畑に戻った感じです。
草を外で発酵させてからすき込むこともグットです。
今回は、畑の土の様子を見ながら、今後の予定を決めようと思いますが、とりあえず土と堆肥が2週間~1カ月くらいはこのまま
草を敷いておこうと思います。
土づくりは、決まったやり方が一つではありません。
今回は、緑肥作物を育てながら様子を見ながらの堆肥をすき込む選択でした。
来年から自然菜園できるように、土の団粒化、腐植化を進め、結果としてECが0.1位に高くなってくれたらいいなーと思っております。
土壌分析は、人間の健康診断と似ています。
診断結果はあくまで現時点の数値的な結果で、性格まで反映されているわけではありません。
それでもとても良い指標にはなります。
最初は、簡易の土壌分析がお奨めです。簡易土壌分析は、ホームセンターなどで500~3,000円から行えます。
簡易土壌分析を2~3年行いながら、土壌改良の結果の移行を確認していくといいと思います。
今回は、化学肥料などで、生き物が少なくなり、腐植も少なく、土が硬くなりやすい畑でした。
緑肥作物の生育も芳しくなく、テコ入れも必要だと思いました。
病弱な畑で、いきなり自然菜園を行うよりも、1年間集中して土づくりを行うのも手です。
9月に入り、猛暑も和らぎ、秋に土づくりのための堆肥投入はとても有効です。
秋から土づくりを行えば、冬で土の生き物が冬眠するまえに、土づくりが進み、来年春までに充分時間があるからです。
自然に土づくりをするということは、時間をかけて、生き物の力を借り行うことです。
化学肥料のようにはいきません。その代わり、持続可能な畑になるので一生ものの食べ物が育つ畑になります。
まだまだ試験的な取り組みですが、とても面白く有意義な取り組みです。
参考にしてみてください。
竹さんの「農地100㎡を1年かけて自然菜園に切り替える」プロジェクトの記事。
今、まさに私が抱えている問題にてきめんです。重要な参考とさせてもらいます。
堆肥は2年がかり。土地も数年がかり。それくらいのスパンで見てやる必要がありますね。
まずそういう長い目に意識を切り替えて、作業をしていきたいと思います。
燻炭と堆肥を梳き込む。まずしっかりこの秋にやってみたいと思います。
一部で、レンゲや、ソバを蒔いてみようと思っています。
麦を蒔いて冬越ししてみることも考えています。
そうですね。最終的にどんな畑にしたいのか、それによって土づくりの方法が変わってきます。
今回の畑遠くにあり、今年の執筆など不慣れな活動があったため忙しく、月に1度の手入れで手軽に行うゆっくりプランでした。
ソバは、草抑えに有効ですが、種がこぼれ他の野菜を抑えてしまう逆効果に働く場合もありますので、ソバの後作にコムギなど工夫してみてください。
ありがとうございます。
ソバ → コムギ のプランをすでに立てておりました。
以前の竹さんのコメントに、フェアリーベッチは、タネが飛散して周囲に蔓延してしまうので注意が必要と仰せの記憶があります。
緑肥として何かやるには、同じマメ科でも、レンゲなどがよいのでしょうか。
そうですね。
ヘアリーベッチは危険ですね。
緑肥作物の1年草のマメ科はいろいろありますが、
冬:湿地なら、レンゲ。乾燥で冷涼ならクリムソンクローバー、
夏:湿地ならセスバニア、乾燥はクロタラリア。いろいろあります。
いずれも蒔き時と、適地を選んだ方がいいですよ。
どのように栽培したらよいか調べていたところ、このブログに出会い、さっそく「これならできる!自然菜園」と「自然菜園で野菜づくり」を購入し日々勉強しています。
まずは土つくりからと思い9月初めに1㎡当たり牛糞・腐葉土・もみ殻燻炭 各5L、かき殻石灰・草木灰 各50g、発酵鶏糞 33g程をまき、全面的に耕しよく混ぜました。
そこで3つほど質問させてください。
①大てこ入れは秋に行っておくのがベストと著書にありますが、大テコ入れ後、即畝立てしてもよいのでしょうか?それとも1か月程土と馴染ませてからの方がよいでしょうか?
②畝立て後、再度畝に堆肥を投入しテコ入れすべきでしょうか?①で堆肥を入れているので不要でしょうか?
③秋に畝立てした場合の土つくりは、秋冬野菜を栽培しながら草マルチをするでよいでしょうか?または春夏のように旺盛に草が生えてこないので、野菜つくりは春まで諦め代わりに緑肥栽培した方がいいでしょうか?
http://a04090317.blog.fc2.com/img/DSC_1342.jpg
ちなみに今借りているところは、今年の春から借り手がなく、8月まで↑このように草だらけの畑でした。借りるに当たって管理者が一度草を全部刈ってくれたので8月から現在まで土むき出しの状態で、畝を立ててもその上にマルチする草がありません・・・
http://a04090317.blog.fc2.com/img/DSC_1342.jpg/
そうでしたか。
ブログも拝見しました。菜園の土質や作業工程もだいたいつかめたので、助かりました。
大テコ入れで投入する資材や量は、菜園の土質、深さ、時期によってかなり違ってきます。
例えば、表層5㎝に入れる場合であれば少量でもかなり効果が高くなりますが、
30㎝以上深くに混ぜた場合、わかめご飯でもわかるように、かなりの量入れないと味がしなくなるといった感じです。
私の場合、化学性を確認してから大テコ入れをするのもそのためです。化学性(健康診断数値)がすべてではありませんが、数値を観ることである程度目に見えない世界を垣間見れるので助かります。
ECやCEC、塩基バランスを知ってから大テコ入れをすると検討違いの結果は少なくなります。
今回のゆっぴさんの畑は、元河川敷であれば、砂と小石が多いと予想すると、きっとCECが低い可能性があるので、全体に、1㎡当たり牛糞・腐葉土・もみ殻燻炭 各5Lと少し多めですが、妥当かと思いました。
その上でお答えすると
①大テコ入れ後は、秋(平均気温10℃以上)であれば2週間~1カ月後に畝立てを行うといいと思います。
※牛糞が完熟堆肥であれば、2週間後、生であれば発酵熟成させてから入れた方が良かった。
②畝立て後のことですが、大テコ入れの際の投入の深さ次第で変わってきますがが、
一般的であれば現状からさらにテコ入れ資材として、1㎡ゼオライト100g、バーミュキュライト100gを全面に鋤き込んでから畝立て。
その後に、さらに完熟堆肥2ℓ、米ぬか100gを処方し、5㎝の深さに混ぜ込み、完成後、1カ月後から栽培可能です。
こうすることで、元河川敷の欠点をカバーし、表層に善玉微生物を増やしながら、腐植を増やすことができると思ったからです。
土壌分析をしてあれば、その結果で入れるものは全く違ってくる場合があります。
③そちらの気候風土がわからないので、これから何月まで作付が可能かによって変わってきます。
秋冬野菜は、草マルチ不要です。ハコベなど冬草が自然と生えてきてくれるからです。
育てる緑肥作物にもよりますが、畝の上で無暗な緑肥を育てると、来年困ることになるので、来年のプランに合ったものを選ぶことが重要ですね。
相方さんと行う場合、相方さんのお考えもあるので、その栽培方法とマッチングする組み合わせが大切なので、お互いの理解を深める意味でも菜園プラン談話(ケンカにならぬように)して楽しんでみてください。
まさかこんなにも早くお答えいただけるとは思っていなかったので今確認してびっくりしました。
おおテコ入れは鍬の金具の部分の長さ(30cmくらい)の深さにまんべんなく混ぜました。
土質は元田んぼだったようで粘土質だと思います。雨が降らないと干上がった田んぼのように表面が白くごろごろした硬い石のような土の塊になります。粘土質の場合でもゼオライト・バーミキュライトを混ぜるでよろしいでしょうか?
①牛糞はホームセンターで購入したものなので完熟ではないと思います。長期熟成とは書いてありましたが・・・
1ヶ月後に畝たてするようにします。
②なるべく完熟堆肥を用意して畝たて後にもテコ入れしようと思います。
③秋からの土作りは草マルチ不要なんですね。勉強になりました。秋冬野菜育てながら土作り行っていこうと思います。
急な質問にも関わらず丁寧に答えていただいてありがとうございました。
そうでしたか。元水田だとは思いましたが、写真だけでは粘土かどうかまでわからず、助かります。
その場合、バーミュキュライト入れた方が水はけがよく、さらにパーライトのような水はけが良くなるhttp://kawai-hiryo.com/shop/products/detail.php?product_id=424資材(商品名:フヨーライト3号)のような物を加えてから土寄せするといいでしょうね。
①そうですか。でしたら、米ぬかを1㎡あたり100~200g程度播いて、レーキで混ぜておいてから2週間後に畝立てがいいでしょうね。畑で熟成(再発酵)といった感じです。
②購入した堆肥を腐敗チェック
http://blog.goo.ne.jp/taotao39/e/910a5c54204b772678037cbffff580d3
してみるか、
購入した牛糞堆肥の10%の米ぬかと、腐葉土20%を混ぜ、水分量を50%に調整し、富士山型にし、再発酵させる方法もいいかと思います。
③畝立て後、すぐに表土に完熟堆肥を混ぜて、1カ月後から栽培できる野菜を育てる。この養生の期間がとても大切です。
この畝立てからその後の流れが現在9月末まで無料延長れた
『竹内孝功さんの自然菜園講座』の「春夏秋冬自然農の営み」にあるので、是非ご覧ください。https://vimeo.com/ondemand/shizen
①さっそく米ぬかを1㎡あたり100gほど撒いてレーキで表面の土と混ぜました。
堆肥を腐敗テストせず畑に投入してしまい、正直後悔しておりましたが、
畑で再発酵という手段がまだあることを教えていただけ、ほっとしました。
2週間後の畝立ての際にテコ入れとして投入する堆肥を少しでも完熟した
ものとなるように今から準備しておこうと思います。
②市販の堆肥の腐敗チェックもしてみるつもりですが、期待できないので、教えていただいた方法と
↑のリンクのコメント欄や著書にある方法で自分でも堆肥を作ってみようかと思います。
ですが、住宅街にある市民農園で、畑のすぐ隣に民家があり、私の畑に隣接する畑の方の目、なにより
相方の理解が得られそうになく(少しでも臭いがする物はまず反対される)、畑に牛糞の山を築くのは厳しいかもしれません・・・
③はい。畝立て後も最低1か月は養生します。
さっそく↑リンクのビデオ拝見いたしました。大変わかりやすく為になりました。ありがとうございました。
秋冬野菜は春野菜の土作りも兼ねているという意識を忘れずにアブラナ科の「葉」「根」菜を育ててみようと思います。