無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

元田んぼを自然菜園に移行中~越冬野菜の今、そしてダイコンの試し掘り

2013-11-19 19:36:58 | 日々の自然菜園
本日、

久々のブログ更新です。
今年は鬼のように忙しく、自分の自給用の田畑が週1~2日と完全に回っておりません。
月に数日しか関われないですが、限られた時間ですが新しく田んぼを自然菜園に移行するのはとても楽しいものです。




先日、豊作の柿を収穫しました。

今年は温かかったので、なかなか干し柿作りにがはじめられず、今頃の収穫になりました。


元田んぼを自然菜園に切り替えてようやく、ようやく菜園らしくなってきました。

元々水が張られ、畑の生き物が全くいない場所を、を菜園に、しかも自然菜園に切り替えるには、時間がかかるものです。


打木源助大根を試しに育ててみました。

ダイコンが育たない場所であれば、まだ菜園になったとは言えません。
そのバロメーターとして、今回本格的に菜園で野菜を育てる前に、


ネギ、


タマネギ、


ニンニクなど

ユリ科野菜を育ててみたり、


越冬キャベツや


ソラマメも様子を見つつ、来年から野菜が自然に育つように秋からいろいろ植えてあります。


半分残した田んぼの部分も2年目の田植えのために、準備に余念がありません。

田んぼは、水を張っている期間半分。水を張っていない期間半分で、水を張っていない期間がとても大切に思えるからです。


通路に播いた、緑肥mixも3条きれいに育っています。

水はけが悪く、雨が降ると3日間は水たまりができていた元田んぼも、最近では雨の次の日に完全に水が引いているくらい水はけがよくなりました。

来年から緑肥mixの御蔭で、野菜を育てても、草マルチの材料がたくさんありそうです。

自然菜園は、自然堆肥を入れたり、緑肥作物を育てただけではまだまだいい土とは言えません。

野菜が自然に育つようになって初めて自然菜園といえるので、育てやすい野菜から始めて、野菜を育てながら、菜園の土も育つように、リレー栽培してはじめて良い土になっていきます。

自然堆肥や緑肥作物の御蔭で、ようやく菜園らしくなってきたので、このテコ入れを活かしつつ、
今度は野菜自身で素直に健康に育つ土に育てていきたいと思っております。

まだまだ、あと1年位は様子をみながらの手入れが必要ですが、
ダイコンなどの生育を見ていると、割りはいい感じがします。

休耕田が増える中、無農薬で自然に菜園をしたい方が増えているように感じます。
このやり方が、役に立てばと思います。

物は言わぬ大地ですが、野菜は素直で、その環境の中で、精一杯育とうとします。
少しでも自然に、しかも美味しく、育つ場になるためにお世話したいと思います。

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4 コメント

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Unknown (チャーミー)
2013-11-22 18:45:23
自然農園では種は固定種ばかり蒔かれているのでしょうか?
F1はやはり竹内さんの進められる方法では無理なのでしょうか?
それと民家近くで畑をしているので堆肥作りやぼかし作りがにおいが出て作れないので市販の有機100%の肥料を使っているのですがそれを竹内さんの言われるぼかしと同じように使ってもいいでしょうか?

ブログ記事とは関係ない質問ばかりですいません。
物言わぬ大地ともっと話をしながら野菜作りしたいです。

返信する
ご質問ありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2013-11-22 21:02:25
チャーミーさんへ

1)種子は、ほとんど自家採種している固定種です。

F1(一代交配種)でも、よく育ちますよ。
ただ、F1は一斉収穫に適していたり、種子に農薬コーティングしてあったり、自家採種が難しかったり、出荷が余りない自分の生活には向いていないので、最近ではあまり育てていません。

F1でも、最近のものは、無農薬栽培では育てにくくなっているように思うので、昔からあるロング―セラー品種の方が育てやすいかと思います。

2)堆肥やボカシの造り方によっては、造る過程で大変匂いがきつい場合もありますが、

拙著『これならできる!自然菜園』でご紹介した材料で造る完熟堆肥や自然ボカシでは不快な匂い出にくいタイプのものもあります。

市販の有機100%の肥料は、材料が遺伝子組み換ええかもしれませんし、肥料と名がつくように、堆肥やボカシと同じように使えるタイプかどうか商品によって異なりますので、なんとも言えません。

自然菜園で使う堆肥・ボカシの目的はは、拙著でもご紹介したように、肥料としてではなく、土の生き物のエサや土の団粒化を促進するためです。

ある程度野菜が育つようであれば、堆肥やボカシはあえて使わず、草マルチの上から米ぬかなどを補うだけで十分事足ります。

その場に生えた草で草マルチし、その上から補うと、草マルチが自然とボカシ化したり、堆肥化になり自然と土を豊かにしてくれ、結果野菜もよく育つようになりますよ。
返信する
Unknown (高橋 康晴)
2013-11-23 09:44:39
いつも丁寧な栽培記述参考にさせていただいています。
特に水田を畑に変える土づくり方法注目しています。
前回12年11月9日の更新から期間が開いたかと思いますが、定植した玉葱、キャベツ、播種したエンドウの結果はどうなったのでしょうか。
今回の源助大根は前作は何を栽培していたのか、いつごろ播種されたのでしょうか。
畑の周りにネットが見られますが害獣被害が出たのでしょうか?
色々と質問してしまいますが、御手すきの時にご返答いただけたら幸いです。
宜しくお願いします。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2013-11-23 12:15:24
高橋 康晴さんへ

前回12年11月9日のブログと今回の元田んぼは別の菜園です。

前回12年11月9日のブログでも書きましたが、「もともと、粘土質が強く、化学肥料農薬だった畑。
雨が降ればベタベタ、乾けばバリバリの手ごわい畑です。」

今回ご紹介の元田んぼの上の段にあります。

その菜園で播いたエンドウはまあまあ、タマネギは極上、キャベツはイマイチと、、まだキャベツには向かない一方、タマネギには最適の環境だったようです。

その後の様子は、2013-09-04 の「3年目の自然菜園(夏野菜の採種果と秋野菜)」をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/taotao39/s/3%C7%AF%CC%DC%A4%CE%BC%AB%C1%B3%BA%DA%B1%E0%A1%CA%B2%C6%CC%EE%BA%DA%A4%CE%BA%CE%BC%EF%B2%CC%A4%C8%BD%A9%CC%EE%BA%DA%A1%CB

今回ご紹介した元田んぼの菜園は、今年の秋がはじめての植え付けで、畝立てしてダイコンも初めてです。あえて前作といえば、畝立て前に育てた緑肥作物でしょうか。種まきは9月上旬でした。

ネットは、夏の間は地域で電気柵で不要ですが、冬期鹿が入るためしております。

適地適作が基本ですが、適地適作にしていく努力も欠かせません。

本格的に来年以降、野菜が育つかどうか今季の育ちで見極め、栽培の仕方を考えます。
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