ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

辛い!嬉しい?コント書き

2015-08-17 08:30:22 | コント

 2日に野外公演を終えて、しばらく休養、やれやれ、ってそれは役者たちのお話し。こちらは次回公演の台本を大急ぎで準備しなくちゃならない。コント大会は9月13日、稽古も含め残された日数は1ヶ月、この短い時間で3本のコント台本仕上げなくちゃならない。できるのかよ、そんなこと!?わからない、ともかく書くしかない、書かねばならぬ、絶対書く、約束だから、コント大会成立しなくなるから。

 コント書きはアイディア勝負だ。まっ、どんな仕事だってそうだろうけど、コントの場合、面白いプロットを思いつければ勝ちだ。その思いつきが正解ならば、すらすらと筆が進む。おっと、今はワープロだから、ぽちりぱちりと打ち続けられる。底が浅いアイディアだと、簡単に行き詰まる。書き続けながら、これでいいのか?これ面白いのか?とつっこみやら揶揄やらが頭の中を駆けめぐり、結局は行き詰まる。

 だから、書ける設定が浮かぶまでは地獄?だ。立ったり座ったり、ノート向かったりネットで遊んだり、畑ぶらついたり走ってみたり、居眠りしたり酒飲んだり、もう脳の創造的部位を刺激するため、思いつくことは何でもする。思いつかないこともあれこれする。思考を集中させることも大切なら、脳細胞を日干しにするのも意味がある。経験をたどってみたり、頭の中にある思いつきノートをめくってみたり、すかすかの創造力をぶったたき、くすぐり、良い子良い子したりしながら、忽然と浮かんでくるのを待つわけだ。

 今回はそれが一どきに3本だよ、3本!よっしゃ!ってノリノリで行き着いたものもあった。が、遅々として進まず、あっちにふらつき、こっちに倒れ込みしながら、書き始めとはまるで違った到着点に漂着してしまった作品もある。これぞコントとちょっと胸張れるものもあれば、これ短編戯曲じゃね?って思う仕上がりものも出てきた。目をつぶろうぜ!絶対ノルマなんだから。ええいっ、行け!そのまま突っ走れ!てことだよ。後は、役者の魅力で面白くしてくれる、だろう?

 今回一番の傑作は、『マラソン大会』。いざスタートしようとしているシニアランナーに変な売り子が絡んできたり、レース途中で道路工事で待たされたり、最後の踏ん張り所では座頭市みたいな按摩が出てきてマッサージしたりする。これなんか、アイディアがすいすい出てきて、常に楽しい気分で書き進めることができた。こういう時って本当、幸せだ。ずっと書いていたいって気になる。コント書きの至福の時だ。いつでもこうだといいんだけどねぇぇ・・・・

 まっ、ともかく、書けた。後は役者の力量次第ってことにして責任回避に走ろう。だって、4期生の公演台本もあと1週間で書き上げなくちゃならないんだから。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする