ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

身体が気になるお年頃

2015-08-26 08:38:48 | 暮らし

 気になるタイトルだろう。女性の話題か?って乗り出したあんた、残念だねえ、年寄りの話しだ。爺さんの繰り言だ。

 若いうちてのは、多少無理しても、ちゃらんぽらんやってても、身体て奴はけっこう懐深く受け止めてくれる。飲み過ぎたって、食い過ぎたって、徹夜したって、めちゃ働きしたって、1日2日休養とれば回復する。とりたててトレーニングしなくたって、そこそこ体力はあるし、太めだからって息が上がったりはしなかった。数日の事前準備で高校生と一緒に走ったりなんて無茶もできた。これが年取るとそうは行かなくなるってお話しなんだ。

 退職してすぐに通い始めたジム、当初の目標は血圧を下げることだった。これはものの見事に目標達成!走れば軽く30近く低下させることができた。走る距離と血圧降下とはどうやらリンクしているようで、距離が伸びるほど低下の幅は大きくなる気がする。だからって、連日ハーフやフル走ればいいってもんじゃないが、まあ、10kmくらいだと効果的なのか、なんてこともわかってきた。

 それじゃ、一度下がればその水準を保てるか、っていうと、ことはそう簡単じゃない。もともとの体質って問題もあるだろうし、生活習慣が血圧上昇を引き起こすことも当然ある。アルコール、これは間違いなく犯人の一人だ。かといって、今のところこいつを逮捕・監禁するつもりはない。農作業て奴も健康そうで意外と悪さをしているような気がする。動きが単調で無理な姿勢が多かったりするからか。も一つ、デスクワークって奴がかなりの曲者だってことに今回台本書きに集中してよくわかった。

 シニア4期生公演の台本、締め切りに追われて、このところパソコンと向かい合いの日々が続いている。数日前からはせっぱ詰まって、一日10時間以上パソコンとのにらめっこ状態に突入していた。ようやく仕上がりに目途が立った昨日、久しぶりにジムで血圧を測定して驚いた。なんと160を突破していたんだ。ああ、やっぱなあ、台本書きてのはかなりのストレスだものな、しかも身体動かすことなくガチ勝負したし。

 念のため、ネットでチェックしてみると、案の定、血圧上昇の要因としてデスクワーク、長時間のパソコン作業が上げられていた。そうだろ、そうだろ!さっそく走ること10km、値は一気に落ちて117!やったね!これが維持できればいいわけだが、仕事は仕事、避けて通ることはできない。となれば、欠かさず運動・ランニング、これが血圧とのお付き合い作法ってもんなんだって改めて自分に言い聞かせた。

 近頃気になっていたことに、朝とか夜中とか起き抜けの身体の硬さってことがある。起きてトイレ行こうなんてすると、立つのも容易じゃない。上体もフリーズしたまま、なんだか鋼鉄製のロボットのようにぎごちない。なるほどなぁ、これが老いるってことなんか!こうやってだんだんと身体が固まり、動かなくなって、腰の曲がったよちよち歩きになっていくんだろう、なんとも寂しい話しじゃないか。

 だが、待てよ!起きてすぐはかちんこちんでも、しばらくすると滑らかになってくるって、どういうことだ?人間睡眠で疲れを取る、ってことは身体の方もリラックスして柔らかにゆったり横たわっているんじゃないのか?こんなにガチガチに固まって疲労回復なんてできるのか?もしかして、個人的な疾病の可能性も?とまでは考えなかったが、眠り方に問題があるのかもとは気になって、これまたネットで検索してみた。

 わかったよ!身体が休むってことは、極力なんもしない状態で過ごすってことだったんだ。つまり、血液が最小限度にしか循環しない!てことは筋肉も動かない。言ってみれば仮死状態で休養するってことなんだ。だから、起き抜けは身体が動かない。快適睡眠、朝から元気全開なんてことはあり得ない。これ誰でも同じこと。起きてしばらくして血液が巡り始めれば、滑らかさを取り戻し、筋肉も自在に動くように回復する、こういう仕組みだったんだ。朝起き抜けの不快感って奴も、実は始動前のエンジン冷め切った状態てことだから、あまり気にすることはない。目覚めが悪いとか、朝が憂鬱なんて思いこまない方がいいってことだ。目覚めは不機嫌で当然!だから早く身体動かして、血の巡りを良くする。朝のストレッチが健康に大切なんてこともネット記事には書かれていた。

 人間、自分の身体のことなのに、知らないこと、誤解してること、けっこう多い。身体のことは、いつだってしっかり気にしていこうってことだよな。

 

コメント
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