えっちらおっちら、グダグダと書き進んでる。締め切りは稽古が始まる8月21日だから、まあ、ゆとりはある。ただ、コントが終われば、すぐに冬公演の台本に入らにゃならんから、できれば盆前には書き上げてしまいたい。
菜の花座メンバーは20人近くいるが、今回出演するのは16人、4人1組のチームを4つ作った。だから、台本も4本。7月16日の公演が終わってすぐに始めて、やっとこさ、3本目を書き上げるところまで来た。
おっと、上のチラシは去年のもの、今年のものは現在鋭意制作中だ。ちなみに、期日は9月30日だ。
昨日書き上げた3本目、題材はインスタ映え。婆さん二人がインスタにはまって競い合うってお話しだ。インスタ映えを手伝う仕事があるんだそうで、それを絡めて書いてみた。
自分のインスタにいいねが欲しい婆さん二人、アシスタントの力を借りつつ気に入った写真を撮ってはアップする。二人は競い合う仲、互いのインスタを超えるべく、夢中になって写真を撮る。そして、ついには、・・・・ってことでおち。
舞台を二つに割って、二つのスタジオに仕立ているのだが、同時に二つの会話が進行したのでは混乱する。しかも、面白みにも欠ける。そこで、中央奥から作られた可動式の仕切り壁を扇形に上手下手に動かすことで、Aスタジオ、Bスタジオを交互に見せる新工夫だ。片方が演じている時には、もう一方は壁の後ろで、次の登場の準備をしている。衣装変えたり、道具揃えたり。壁が移動して場面が変わると、観客の予想外の光景が開ける、そこで爆笑!って狙いだ。テンポよくシーンが交代していくためには、壁の裏側で早着替えやらモノの出しはけが手際よく行われにゃならない。役者と演出の腕が問われる舞台作りだな。
いいねを取れる画面って言ったら、洒落たカフェとか、街の夜景とか、美味しそうなディナーとかだろうけど、婆さんの場合、そんなんじゃいいねが稼げるわけはない。思いがけない婆さんネタ、ここに笑いが潜むわけさ。相手のインスタを見ては、次のアップに苦心惨憺、競い合う二人のインスタはどんどんヒートアップし、場面の転換もそれにつれてスピードアップ。数秒ごとに壁が動いてシーンが転換する。これがクライマックス!役者もスタッフも忙しいことこの上ないが、疾走感に富んだコミカルな舞台に仕上がるはずだ。
壁に場を表すスライドを映すことも考えたが、かえって安っぽくなる、それに面倒だし、ってことで、衣装と道具で表現できるインスタネタを考えた。その分、衣装の手配や道具の製作など大変になるが、そこは力をつけつつある菜の花座、きっと乗り切ってくれるだろう。
3作目、作者としちゃぁ、面白く書けた。いよいよ最後のコント執筆に、と行きたいところだが、『激闘!インスタ映え』20分以上の長さになっちまった!これ、刈り詰めて行く作業がまず先だろうな。でも、もったいないなぁ、全部面白いんだけどなぁ。