コント大会の台本、綴じ方して団員の手に。さっ、あとはみんなで仕上げてよ。おら、知らねえ!で、次回稽古から顔を出さないつもりでいたら、1作品の最終頁が印刷忘れ!なんてドジな。仕方ねえ、明後日は出ることにするか。
『さらば四婆』『危機管理講座』『激闘!インスタ映え』『婚活成就』。うーん、タイトル見ても、時代とうまく絡まってるって感じないか。婚活にインスタ映えに危機管理、去年の流行語大賞ノミネートぞろいってとこだぜ。もっと生きのいい旬の題材で勝負したいところだが、あまり先端を突っ走ってもねぇ、お客さんの関心からはみ出しちまうんでね、1年遅れあたりがちょうどいいのかな、菜の花座コントとしちゃ。
婆さんもののインフレ、去年の3人の婆から今度は四婆。今時の風潮と無関係な作品か?ってえと、それがそうでもないんだなぁ。葬式の簡略化、って、流れだろ昨今の。残された家族は、もう適当に手抜きたくなってんだよ。そいつ、とこんとおし進めっと、集団葬儀、にまで行きついちまう?!何組が一緒にご葬儀、ってことになっかもよ。しかも、去年の大フィーバー、ほれ、あれがクライマックスの見ものに控えてる。あれ?って何よ?だから、それは究極のネタバレなんで、思わせぶりでお終い。
『危機管理講座』は直球、いや鋭い変化球で政局批判、安倍と麻生をとことんおちょくってやった。ちょっと説明過剰なのが難点だなぁ、ってわかっちゃいるけど、あくまでわかりやすく!ってね。『激闘!インスタ映え』は、”激闘”だから、これは大忙しのドタバタ舞台。役者と舞台転換の切れ味どう作るか、が見どころ。『婚活成就』は、結婚相談所で顔を合わせた男女のお話し、もちろん、一筋縄にゃ進まんよ。
と、4つのチームが競い合う。演出はチーム内の一人が担当、メンバーとああだこうだ言いながら仕上げることになっている。昨晩の本読みからすると、わかってんのかい?笑いのツボ、って不安はよぎるが、読み込めばわかる、稽古重ねれば気付く菜の花座だから、最後は面白く作ってくれるだろう。団員の力量高める良い訓練の場になるはずだ。そうそう、最初の本読みの時も、初見で面白さわかるようになってよ、って難しい注文押っ付けて始めた。セリフに敏感に!設定に直観を!作者や演出に説明されなくてもツーカーで入っていくようになって欲しいもんだ。
さてと、台本も演出も引き渡したところで、こっちは次回定期公演の台本書きに入るとするか。