お約束のコント4本、書き終えた。やれやれ。
最後の作品は『さらば!四婆』。なかなか味わいのあるタイトルだと思わないか?今、思い出したんだが、椎名誠に『さらば国分寺書店のオババ』ってあったなぁ、もしかするとそれが頭のすみっこに引っ掛かってたのかもしれんなぁ。まっ、以前読んだり見たりしたものの記憶の断片とっかえひっかえして書いてるようなもんだからな。オリジナリティを言い張ったりはしないよ。
タイトル付けるって難しいんだよな。特にコントは。芝居ならチラシにあらすじ書いたり、副題付けたりして、題名のバックアップできるけど、たかだか10分前後のコントに説明とか副題とかって、それ自体笑いだよな。だから、頭悩ますわけよ。一見、面白そう!って感じさせにゃならんし、内容もそこそこチラ見させにゃならん。か、と言って、ネタバレしてもうまくない。今回は、特に仕掛けがあって、最後にアッと驚くシーンをぶつけて幕になる。いやいや、その企み目当てで書いたような作品だから、そこは嗅ぎつけられちゃなんない。
四婆って、なんか胡散臭いだろ。有吉佐和子原作の歴史的名舞台『三婆』もあるし、三浦しをんの新作は『あの家に暮らす四人の女』だもの。女が四人も集まれば、絶対月並み超えたなにかが始まる。それも冥界身近な婆だし。おっと、ネタバレ一発!そう、登場するのは自身の葬式を待つ婆さん四人なんだ。去年の棺桶コント、『物忘れ婆さん』の続編みたいなもんだ。菜の花座コント、お得意さんはご高齢の皆様方だからね、このジャンルは欠かせないわけよ。
ははぁん、シニア劇団に間違われる菜の花座だものな、婆さん四人、集めるなんてわけないからだろう、ってそれ違うから。当劇団には、婆と見做せる役者はおりませぬ!と、はっきり断言しておかんとな。だいたい、60歳前後なんて女盛りの真っ只中!あっ、それはさすがに言い過ぎだが、婆さん役させたって面白かない。なまじ年齢が近い?だけ半端で詰まらない。だったら、若い奴らにさせちまおうぜ!おっと、二つ目のネタバレだ。そう、劇団の若手四人が棺桶に片足突っ込んだ婆さんを演じる。
大丈夫、そのくらいのチラ見なんて屁でもない。そのくらいクライマックスの仕掛けは驚天動地、度肝抜くってやつなのさ。どうだい、これは見ものだろ?この超期待作も含めて、菜の花座コント4本、それに高校生の新鮮コント数本。これで500円は、安い!送れたけど、チケット販売も始まる。さぁさ、お求め!お求め!