ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

酷暑の賜物!

2020-09-12 14:13:39 | 畑仕事

 ここらじゃ、暑さ寒さも彼岸まで、じゃなくて、盆が過ぎれば涼風が常識だったんだが、もう、さっぱり変わっちまったぜ。今年なんて、盆過ぎから本格的な夏到来だったものな。お陰で、体力の方はぎりっと削られたが、なんとかしのぎ切った、やれやれ。いやぁ、どこまで続くんじゃ?この暑さ、って愚痴る一方で、猛暑の賜物もずいぶんとあったんだよな。

 まずは田んぼだろ。田植えから大きく出遅れたイネも一気にラストスパート、例年並み、いや、いつもより早い収穫にたどり着きそうだぜ。7月の長雨でほとんど絶望しかかったイモチ害の方も、照り付ける炎熱が病原菌を焼き殺してくれた。まっ、菌が死んだわけじゃないだろう。暑さ大好きのイネが元気にイモチに打ち勝ったってことだろうな。

 夏の果物も存分に楽しめた。涼しくなればとたんに食欲の対象から外れるスイカ、未だに食後の水菓子として健在だ。そう、それだけ生り続け、取れ続けているってことだ。夏の初めにたっぷりと味わったプリンスメロンも、なんと!二度生りがハウスの片隅で大きくなっている。初めてだぜ、一旦枯れかけた蔓から実が生るなんて。

 

 もちろん、スイカもまだまだ元気で、ハウスの中に侵入した蔓の先に三つも四つも実をつけてただ今生長中だ。

 いつもなら、実に星が出て痛んだり、キリギリスに食われたり散々の有様なる加工トマトもまたもや収穫!これで何度目だ?ケチャップ2回にジュースは今回で4回目になるから、知り合いに上げた分も含めると7回も収穫できたってことだぜ。

 あと、これまた初期成育に失敗した里芋もこの暑さ続きで、完全復活だ。

 と、作物には暑~い夏は快適環境だったんだろうな。

 もっとも、失敗もあった。キャベツ、ブロッコリーの虫よけ寒冷紗を早く取り去り過ぎて、夜盗蛾の襲撃を受けちまった。きれいに育つ秋野菜のはずが、これは当て外れだったな。

 これから先、気候は間違いなく温暖化。この作物の育ち方が通例になって行くんだろう。農作業の方も、暑さを生かし上手に付き合っていくしかないんだろうぜ。で、体の方は、うーん、この猛暑、慣れていけるもんだろうかね?ジイサンに。

 

コメント
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