チェーンソーの機種変で買い替えたSTIHL、そこそこいいよ、って書いた。4日前のブログ記事、「思い切って機種変!ったってチェーンソーだけど」を読んでくれ。あれ、購入した日の午後、ちょこちょこって使ってみての印象だった。驚くほどの切れ味じゃないけど、馬力ある、みたいな。
立て続けに5日間使用して、こいつぁ、とんでもない失礼をしちまったぜ、って、大いに悔やんでいる。とてもとても、「そこそこ」、なんてもんじゃない。まず異次元の使い勝手だな。
切れ味に関して言えば、圧倒的な力技を発揮している。材木に刃を当てた時の食い込み不足は、刃が大きいせいだった。それと、以前のチェーンソーの扱い癖が残っていて、トリガーを一杯引くのをためらっていたためだってことが判った。最初ちょっと強く押し当ててやって、そこから目一杯引き金引いて馬力全開してやると、グングン削り込んで行く。途中で引っかかるとか、摩擦で止まる、なんてことはまったくない。バーを引っこ抜いて、再度切り込む、なんておよそ無用、切り始めれば、最後までためらうことなく一気に切り終えてしまう。ともかく、アッいう間に切れてしまうから、燃料もチェーンソーオイルの減りも少ない。
チェーンが何度か緩んだのも、使い初めにみられるスチールの癖らしく、2日目以降、チェーンの張りを調整する必要はまったくなくなった。これが大きい。以前のタナカは、しょっちゅう緩んで、そのたんび、ケース留め金を緩め、チェーン張りねじをドライバーで回さなくちゃならなかった。このねじがまた、めちゃくちゃ見にくく作業しにくいところにあって、この調節が一番のストレスだったんだ。この苛立ちから解放された。
すでに5日、6時間ほど切っているのだが、刃の切れ味が鈍らない。以前使っていたオレゴンの刃は柔らかく、数時間使うたびに刃を研いでやらにゃならなくって、これにかかる時間はかなりのものだった。薪切り作業の半分近くは、刃の研ぎ方か?みたい。この先、どこまで切れ味を保てるのか、いやぁ、楽しみだぜぇ。ともかく、刃の材質が頑丈なんだろうな、さすが質実剛健、ドイツ製だ。目立ての具合については、この先の話しだが、一度、目を立てれば、ここまで持つってことは驚嘆ものだな。
エンジンはリコイルスターターで掛けるんだが、エルゴスタートとかって、軽く引いた力が蓄えられて、すぐに掛かる。ショップで説明聞いた時は、そんなもん別にいらねえよ、なんてバカにしてたけど、いざ使ってみると、無駄に力を入れずに済むので安全だってことが判った。あと、チェーンブレーキが付いていて、始動の際にはこれを掛けてチェーンが回らないようにしておかないと、エンジン掛けられないっての安全設計だなぁ。
燃焼も効率的なようで、余計な煙とか出ないし、チェーンソーオイルもまったく漏れない、飛び散らない。排ガスにやられて気分悪くなることなくなった。あと、機体の密閉性が高いのと、削りくずが大きくきれいなので、汚れない。使い終わった後、丁寧に掃除しようって気になる。専用のウエスも用意したし、シーズン終わりには、ブロワーで埃を吹き飛ばしておこうか、なんて、今まで考えたこともなかったよな。
と、まったくストレスなし。純正エンジンオイルの使用強制も自然と納得、これは良いもの手に入ったぜぇ!あと数回の使用で、今シーズン終了になっちまうのが、もの凄く残念だ。育ち過ぎた桜の木の一部を伐採するか?いやいかん、いかん。それはプロの仕事だ。切れ味最高のチェーンソー持って立って、そればかりは・・・・