ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

新聞読まない、テレビニュース見ない日々、また始まった。

2020-09-16 14:05:30 | 世の中へ

 安倍ちゃん辞めたらさぁ、一気につまらなくなった。ある意味、安倍ロスってやつだぜ。ただし、裏目からだがね。

 どうとしたら辞めさせられか、日々、安倍ちゃんの失点をカウントしてそのXデーを心待ちにしてたんだ。森・加計・桜からずっと、着実に増える失策の数々、中でもコロナ禍の大失策のは、よっしゃ!降板近しで、期待に胸弾んだんだぜ。

 ネットで逐一出来事チェックし、さらにテレビのニュースを追い、翌日には新聞で確認をする、そんな充実した日々が続いてた。

 なのに、持病悪化による辞任!と来たろ。見事肩透かし食らったね。いやぁ、安倍ちゃんらしいぜ。行き詰まると、必ず新しい風呂敷、パッと広げて、大見得切って乗り切るんだ。香具師の手口さ。最後の最後も、お見事、してやられたな。なんせ、それまで30パーセント台の支持率が一気に70超えだものな。またまた、安っぽいレガシー作られちまったぜ。

 でも、いつまでも総理でいられるよりは、顔を見なくなるだけでも、多くの人の精神衛生に寄与したってもんだ。ちょっと拍子抜けだが、悪いこっちゃない。

 問題は、その後の体たらくだ。ネットもテレビも新聞も、自民党総裁選で大騒ぎ、結果は見え見えだってのにね。決まれば決まったで、次は党役員人事に閣僚の顔ぶれと来た。一気に、政治の季節到来の賑やかさだ。新聞紙面は連日2ページは埋まり、ワイドショーは日々ピーチくぱーちくの大騒ぎだ。日本人ってこんなに政治に興味があったのか!すっごーい、頼もしいぃぃぃぃ!

 って、違うぜ!全然違う。それは政治なんかじゃない。政局ってやつよ。派閥の動きだとか、誰がどう動いたとか、話題の政治家の人柄とか、役員人事や大臣候補の予想、やってることって、競馬の予想屋と同じことじゃねえか。誰が勝つか、二番手は誰か、ダークホースは・・・いや、予想屋さんに悪いこと言った。予想は当りは外れで金が動くから待ちわびる人たちにとっちゃ貴重な情報だ。

 が、政治家どもの人事予想にどんな意味がある?

 本当に伝えるべきなのは、その政治家が何をしてきたか?これから何をしようとしているのか?そして、それは庶民の暮らしにどう響いてくるのか?世界の流れにどうコミットできるのか?ここだろ。

 鋭く、執念深く、ねちっこく、探って、つついて、暴いて行くのがメディアってもんだろ。誰が勝とうが負けようが、知ったこっちゃない、そんな高みの見物、予想遊びに付き合ってる暇はないんだぜ。そうやって、政局お遊びに気を取られ、国民は政治通になった気、いっぱいなんだ。政権党や派閥の裏知識持ったからって、どうなんだよ。そんな上っ面の政治?談義の横行が、どれだけ、この国の民主主義の足引っ張りしてることか。もう、いい加減にしろ!

 って、ことで、新聞読まない、ニュース見ない日々か続いている。

 ただし、政治の何もかもに興味失ったってわけじゃないからな。

 

 

 

コメント
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