ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

稲刈りへ、避けて通れぬこの仕事!

2020-09-15 14:27:25 | 米つくり

 今週末、稲刈り開始、できっぺか?昨日も一時、土砂降りだったしなぁ。予報も曇り時々雨!

 まっ、何が何でもその日、ってわけじゃない。時間だけはたっぷりある。一人でぼちぼちやっつけりゃいいんだから、いつだっていいのさ。

 兼業農家だったころは、土日に刈るしかなくって、雨降りだろうとがむしゃらにやっちまったもんだが、今は違う。何度でも言うが、暇ならたっぷりあるんだぜ、引退ジジイにゃ。

 とは言っても、準備はぬかりなくな。畔の草刈り済ませたから、今度は波板外しだ。田んぼから水が漏れないようにって、張りめぐらしてあるプラスチックの板だ。こいつを引き抜かないと、田んぼの土はトロトロのままで、我が家のちっぽけな稲刈り機だって、ずぶずふに埋まっちまって動きが取れなくなる。

 だったらさっさと取っ払っちまえよ、って言うのは簡単だって。

 田植え前、こいつをはめ込むのが、一仕事だったように、外す作業も半日仕事なんだぜ。埋まってるから大変?それもある。が、一番の難敵は畔際に生い茂った雑草なんだ。この蔓や葉が波板の上に覆いかぶさり、田んぼの中にまで潜り込んで、包み込んでしまうのさ。酷いのは芝草とイヌタデ。こいつらを切り裂きつつ板を引き抜かにゃならんのだ。

 ついでに、畔沿いの雑草も引きちぎったり、刈り取ったりして一歩、一歩進む。いや、間違えた。一居ざり一居ざりだ。とっても中腰でなんてやってらんないよ。もう、恥も外聞もなく膝まづいて刈る、引きちぎる、板を引き上げる。畔沿いてのは、日がよく当たるから、雑草の奴らも元気いっぱいなんだ。こいつらは稲刈り機の大敵、結束部分がすぐに詰まって立ち往生させやがる。だから、この際、波板外しと同時に一網打尽にして行くんだ。

 一昨日、早目に刈るヒトメボレと堰の田3枚を外した。今日は残った家の前コシヒカリの田んぼ、1反部だ。今年は畔の草刈りも丁寧にしたつもりなんだが、やっぱり同じ。手間掛かりやがる。外すのに2時間、波板丸めて収納するのに1時間。根気だぜ、根気、何事も。

 ふぅ、やっと終わった!これで万全、っと行きたいところだが、おいおい、田んぼの中、そこら中に水が溜まってるぜ。こっちの田は来週末、まだ2週間近くあるが、今の天気だとぬかるみの中での作業になっかもな。田の土が良くなってトロトロ化が進んだ分、水捌けも悪くなったってことだ。以前の笊田が懐かしい、なんてことは、ない、ない。腐食の多い豊かな土は、努力の賜物だからな。もっと早くから水落とせばいいだけの話しだぜ。

 しばしの間、雨払いのご祈祷を続けるとするか。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする