ウォーキングカメラマン

“お歩きさん”をした時に出くわした心に残った風景、光景、人物などを撮る!!

「神の絨毯」の山と「渡り鳥とハス」の沼を擁する街の中心部を歩く

2024-12-19 01:07:39 | 宮城県

2024年10月15日(火)

栗原市は、宮城県北西部に位置する10町村が合併して誕生した市。「神の絨毯」の栗駒山と「渡り鳥とハス」で有名な伊豆沼を擁する。中心部である築館地区を歩いた。

 

栗原市の中心となる築館地区(旧宮城県築館町)の国道4号線から東へ入ったところの街並み。国道4号線の東西に築館地区の市街地はある。この地区の東部には渡り鳥、ハスが有名であり、ラムサール条約に登録された伊豆沼がある。なお栗駒山の登山口である「いわかがみ平」は栗駒地区(旧栗駒町)にあり、北西に40km程度ある。

国道4号線の方に戻るため別の道を歩いたら商店街があった。

商店街の飾りつけのビニール製モミジが昭和っぽくてなんかいい。が、やはりシャターが閉まっているところが多く寂しい。

国道4号線沿いにあるセンベイ屋。「源氏蛍せんべい」は、源氏ホタルの集団発生の北限地がこの近辺の街であったことに由来してるとのこと。

歩道橋からの国道4号線沿いの風景。

国道4号線を横断して少ししたところにあるカトリック教会。

国道4号線を横断しても商店街はある。かつて町というより、かつてから市だったという感じの結構な距離にわたり商店街が続いていた。

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「神の絨毯」と呼ばれる紅葉がある山を登る

2024-12-16 00:55:23 | 宮城県

2024年10月15日(火)

栗駒山は、岩手、秋田、宮城の3県にまたがる奥羽山脈の山。多種の花が咲き誇り「花の百名山」として知られるほか、秋の紅葉は、特に美しく「神の絨毯」と呼ばれる。

 

シャトルバスを降り、登り坂を10分程度歩いても景色がひらけず足場も悪い。不安になり、後からきた人に聞いたらこの道は登山道とのこと。普通に歩いて紅葉を見れると思い込んでいた。紅葉は登山しないと意味ないと励まされ、トレッキングシューズだったので登山を決行。写真は1時間程度登りようやく視界が開けた沢で撮影。

後ろから来た人に聞いた時点で、登山の準備していないし、引き返そうとしたが、遠いところから来てもったいない、2時間程度で東栗駒山は登れるので是非行ってみてと地元の人らしい2人組がペットボトル1本をさりげなく差し出した。また、別のグループの一人がパンとバナナ1本をくれた。本当に感謝です。ありがとうございました。

沢を横切りそのまま進んでいくと大自然の紅葉が広がる。

もう少し登ったところで振り返るとまさに「神の絨毯」

沢を横切って少し行くと東栗駒山1,434mの山頂が見えた。たいていの人がシャトルバス停留所があるいわかがみ平~東栗駒山~栗駒山~いわかがみ平というコース。もしくはその逆コース。東栗駒頂上で聞いてわかったが、今回行った東栗駒山往復するより栗駒山往復するが道も整備され登るのも楽なようだ。

東栗駒山に行く登山道から左側を見れば栗駒山。

東栗駒山山頂付近から見た「神の絨毯」。ガスがかかってきた。沢を越えたら道もよく傾斜も緩やかになり栗駒山の山頂も目指せたが、雨、防寒対策していないので、無理はやめようと東栗駒山から引き返した。

下山しながらも、本当に素晴らしい大自然の紅葉だったので何枚も写真撮った。この景色を見れたのは、情報及び水、食料をくれた人のお陰です。

 

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五輪候補地となったハス沼&渡り鳥越冬地の日本一大きなハス沼

2024-09-07 00:44:57 | 宮城県

2024年7月24日(水)

登米市にある長沼は、2020年東京五輪のボート競技の候補地であり、そして登米市と栗原市にまたがる伊豆沼は日本最大級の渡り鳥の越冬地。いずれの沼もハスの名所として知られる。

 

長沼フートピア公園のシンボル「オランダ風車」

長沼フートピア公園は、2021年に放映されたNHK朝ドラ「おかえりモネ」のヒロインが勤務した森林組合のロケ地として知られる。

オランダ風車のところから見た風景。

長沼のボート競技場。日本で唯一2000m常設コースがある。2020年東京五輪のボート競技の会場候補だったが、コロナにより見送られた。オランダ風車のところから見ると、ハスのスケールにビックリ。ハス見物のための遊覧船(写真下)があるなんて初めて。

長沼のハス。午後だったので、おおかた花が萎んでいた。

伊豆沼。長沼のハスのスケールに驚いていたら、伊豆沼の方がもっとスケールが大きく日本一とのことなので、そこで遊覧船に乗ろうということで訪れたが、夕方だったので、遊覧船は営業終了だった。

伊豆沼の水深は、平均80cm、最深部でも1.6mと浅い。秋から冬にかけてマガン、白鳥など200種以上が確認され、10万羽以上が飛来する日本最大級の飛来地。ラムサール条約に登録されている。

夕方でもハスが咲いているエリアがあった。

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同じ文字で市名と町名の読み方が違う明治の建築物が多く残る街を歩く

2024-09-01 21:04:16 | 宮城県

2024年7月24日(水)

登米市登米町は、トメ市トヨマ町と読み、同一漢字ながら市名と町名の読み方が違ってややこしい。明治時代をしのばせる建築物が多く残り「みやぎの明治村」と呼ばれている。

 

旧登米高等尋常小学校。1888年に建てられたコの字型の建物。正面玄関の上にはバルコニーがあり、和洋折衷。国の重要文化財。

旧登米高等尋常小学校の教室。小学校の時、こんな教室だったので懐かしい。机の天板を開けると物を収納できるようなっている。机の中に入れた給食の残ったパンがカピカピになっていたことを思い出す。

旧水沢県庁庁舎。現在の宮城県北部と岩手県南部は「登米県」だったが、「水沢県」に編入された際に建てられた。小学校、裁判所としても使われた。

旧水沢県庁庁舎がある通りは武家屋敷の通り。ここから後ろを振り返ると旧登米高等尋常小学校が正面に見える。

旧登米警察庁舎。明治時代に建てられた玄関上にバルコニーがある和洋折衷の建物。旧登米高等尋常小学校と似たような感じだが、同じ人が建てたもの。留置場が復元されてあったが、留置房の内部に囚人用トイレがあり、囚人はその房内で食事する。「臭いメシ」とはそこからきている。

旧登米警察庁舎の横の通りは、ナマコ壁や看板建築の建物があり、かつての中心部と思われる。

醸造業を営む商家。明治より前の天保(江戸時代)創業の老舗であり国の有形文化財となっている。

昼食は油麩丼を食べた。最近、関東でもスーパーで見かけるようになった油麩は、登米町が発祥地であり、いろいろなメーカの油麩が売ってある。

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大震災から復興した世界三大漁場に面した漁業の街を歩く

2024-08-29 00:39:04 | 宮城県

2024年7月24日(水)

気仙沼は、世界三大漁場のひとつである三陸海岸の南部に位置する漁業の街。東日本大震災では、地震のみならず津波、火災の甚大な被害を被った。

 

昼間は暑いので、朝食前に一人で2時間程度気仙沼漁港周辺を歩いた。宮城県以外からも全国各地の漁船が停泊していた。この時期、気仙沼はカツオのシーズン。土佐清水や枕崎がカツオ水揚げ日本一と思っていたが、ここを訪れて初めて気仙沼が日本一ということを知った。その他に気仙沼は、サメ、メカジキ、サンマが有名。

気仙沼漁港にある森進一のヒット曲「港町ブルース」の歌碑。震災前ここに訪れたことがあるが、この歌碑は被災して2代目のこと。被災前は別の場所にあったが、ほぼ同じように再現されていた。震災の時、地震、津波だけでもとんでもないのに、この湾の海上が燃えて、まさに火の海だった。

「港町ブルース」の歌碑がある湾の対岸の風景。正面の教会は結婚式場だった。

「港町ブルース」の歌碑からまっすぐ湾の奥まったところには、少し前に放映されたNHK朝ドラ「おかえりモネ」のヒロインの生まれ故郷である大島に行く遊覧船乗り場がある。

遊覧船乗り場から少し行ったところには、古くからの商店街(多分、震災前にお歩きさんしたところか?)があったようだが新しい建物ばかりで、きれいに整備されていて全く以前訪れたところかどうかわからない。

リアス式海岸に面した街なので、坂が多い。港からかなり坂を歩いた高台なので、このあたりは津波の被害は受けてないので、震災前から既に発展していた通りかな。

南気仙沼駅。気仙沼市の中心駅だったが、津波被害により流失した。中心駅がどのようになっているか行ってみたら、線路がなく、そのうちバスが来た。JR気仙沼線の一部区間は、鉄道駅ではなくBRTとしバス専用道路を設け運行されている。BRTになっていることを知らなかった。

宿泊先の旅館からの風景。旅館は津波で全壊しているので、この周辺も同じように津波に襲われたと思える。この旅館は被災の7年後に再開。気仙沼ならではのホヤ、フカヒレ、カツオ、殻付きウニなど地元の海の幸が盛りだくさんだった。特にサメのハツ(心臓)の刺身は初めて食べたが、規制されて食べられなくなったレバ刺しのような感じで美味しかった。

気仙沼漁港の近くにある「気仙沼海の市」というショッピングモール。“ホヤぼーや“というのは気仙沼のゆるキャラ。初めてこのキャラを知ったが、宮城県ではかなり有名で人気があるとのことで、シール、ヌイグルミなどたくさんのグッズが売ってある。

気仙沼漁港の近くにある観光客向けの「気仙沼お魚いちば」

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