2024年7月24日(水)
気仙沼は、世界三大漁場のひとつである三陸海岸の南部に位置する漁業の街。東日本大震災では、地震のみならず津波、火災の甚大な被害を被った。
昼間は暑いので、朝食前に一人で2時間程度気仙沼漁港周辺を歩いた。宮城県以外からも全国各地の漁船が停泊していた。この時期、気仙沼はカツオのシーズン。土佐清水や枕崎がカツオ水揚げ日本一と思っていたが、ここを訪れて初めて気仙沼が日本一ということを知った。その他に気仙沼は、サメ、メカジキ、サンマが有名。
気仙沼漁港にある森進一のヒット曲「港町ブルース」の歌碑。震災前ここに訪れたことがあるが、この歌碑は被災して2代目のこと。被災前は別の場所にあったが、ほぼ同じように再現されていた。震災の時、地震、津波だけでもとんでもないのに、この湾の海上が燃えて、まさに火の海だった。
「港町ブルース」の歌碑がある湾の対岸の風景。正面の教会は結婚式場だった。
「港町ブルース」の歌碑からまっすぐ湾の奥まったところには、少し前に放映されたNHK朝ドラ「おかえりモネ」のヒロインの生まれ故郷である大島に行く遊覧船乗り場がある。
遊覧船乗り場から少し行ったところには、古くからの商店街(多分、震災前にお歩きさんしたところか?)があったようだが新しい建物ばかりで、きれいに整備されていて全く以前訪れたところかどうかわからない。
リアス式海岸に面した街なので、坂が多い。港からかなり坂を歩いた高台なので、このあたりは津波の被害は受けてないので、震災前から既に発展していた通りかな。
南気仙沼駅。気仙沼市の中心駅だったが、津波被害により流失した。中心駅がどのようになっているか行ってみたら、線路がなく、そのうちバスが来た。JR気仙沼線の一部区間は、鉄道駅ではなくBRTとしバス専用道路を設け運行されている。BRTになっていることを知らなかった。
宿泊先の旅館からの風景。旅館は津波で全壊しているので、この周辺も同じように津波に襲われたと思える。この旅館は被災の7年後に再開。気仙沼ならではのホヤ、フカヒレ、カツオ、殻付きウニなど地元の海の幸が盛りだくさんだった。特にサメのハツ(心臓)の刺身は初めて食べたが、規制されて食べられなくなったレバ刺しのような感じで美味しかった。
気仙沼漁港の近くにある「気仙沼海の市」というショッピングモール。“ホヤぼーや“というのは気仙沼のゆるキャラ。初めてこのキャラを知ったが、宮城県ではかなり有名で人気があるとのことで、シール、ヌイグルミなどたくさんのグッズが売ってある。
気仙沼漁港の近くにある観光客向けの「気仙沼お魚いちば」