ウォーキングカメラマン

“お歩きさん”をした時に出くわした心に残った風景、光景、人物などを撮る!!

銀の積出港として栄えた温泉街を歩く

2024-05-19 22:54:20 | 島根県

2024年4月17日(水)

温泉津(島根県大田市)は、石見銀山の銀の積出港として栄えた。石州互の赤い屋根の温泉街は、当時の面影を感じられ世界遺産に登録され、重要伝統的建造物群保存地区になっている。

 

JR山陰線の温泉津駅前。歓迎のアーチと石州瓦の建物が連なる街並みにお歩きさんの期待感が高まる。

JR温泉津駅前をまっすぐ港に出る前の風景。昔、石州瓦の家は田舎臭いと思っていたが、今は風情があっていいなぁと思うようになった。

温泉津港の前にある観光案内所。ここからまっすぐ山の方へ向かうと風情がある温泉街ある。

温泉街の路地のナマコ壁。

レトロな共同浴場「薬師湯」。石見銀山の銀の積出港の労働者など癒したんだろうな。100%源泉かけ流しの温泉で2005年日本温泉協会の審査で全項目最高のオール5の評価を受けたとのこと。それよりも昔のことになるが、山口県に暮らしていた頃、実家に帰省途中にこの温泉に入ったが、そこまで評価が高いとは思わなかったので、今回、入浴準備してこなかった。

薬師湯の斜め向かいある共同浴場もレトロ感たっぷり。

路地から撮影した薬師湯の隣にある薬師湯旧館。現在はカフェになっている。たまたま、TVでこのカフェが紹介され、帰省したら妻とランチしに行こうということで訪れた。今回、実家の母も一緒に3人でランチ。店内もレトロな内装でアンティークな調度品があり、落ち着いた優雅な雰囲気でランチした。

薬師湯旧館横の広場にあるこの地出身の浅原才市という人の像。浄土真宗の信心を詠んだ詩をたくさんつくり世界に紹介された人。心の中に鬼がいるといって角を描いてもらった肖像画を元に作成された。

温泉街のぼんぼりには浅原才市の詩が描かれているが、この写真のぼんぼりは、写真には写ってない面に描かれている。

 

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二つの大きな湖に挟まれた「水の都」の中心部を歩く

2023-12-04 01:10:41 | 島根県

2023年11月13日(月)

松江市は、東側に面積日本第5位の中海、西側に7位の宍道湖がある。街の中心部はこの二つの大きな湖に挟まれ、二つの湖を繋ぐ大橋川が流れていて「水の都」とも言われる。

 

JR松江駅近くにある飲み屋街。

松江の中心を南北に分断する大橋川にかかる松江大橋。

中心部南側のJR松江駅から松江大橋を渡り、県庁や松江城がある北側へ。

松江の北側の繁華街である京店商店街。

京店商店街の街灯フラグは小泉八雲であるが、彼はこの商店街で暮らしたこともある。

松江大橋を渡って100mほど北へ行くと京橋川に出る。京橋川は松江城築城の際に開削された堀であり、「堀川めぐり」の小舟が通る。

京橋川沿いに今年テラスができたようだ。川沿いには旧日銀松江市支店(写真左)、旧山陰合同銀行北支店(右から1本目と2本目の松の間)など歴史ある重厚な建物がある。

江戸時代に、船で運ばれた品々で商いを営む人々の街として発展した茶町商店街。松江は茶の文化が盛んで、それに伴い和菓子の老舗も多く、日本三大菓子処のひとつになっている。

大橋川河口にある宍道湖大橋からの風景。写真右の大きな建物は山陰合同銀行本店であり、島根県で最も高いビル。

宍道湖大橋を渡り、中心部南側にあるJR松江駅に戻る途中にある老舗の和菓子屋(写真右)。米子にも店舗があり子供頃から聞いたことがあった。

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歴代藩主が不在だった藩の赤瓦の街を歩く

2023-05-18 01:51:20 | 島根県

2023年4月17日(月)

安来市伯太町母里地区は、鳥取県との境にある松江藩の支藩の母里藩の街。歴代藩主は江戸に常駐し不在だったが、石州瓦の武家屋敷、商家などの街並みが残る。

 

母里地区にある安来市役所伯太支所の時計塔。平成の合併で伯太町は安来市となった。左の風車のところは広大なチューリップ畑でこの1週間前が見頃だったそうだ。

伯太支所の近くにある武家屋敷(写真右の建物は現在はレストラン)。

武家屋敷(上記写真)の内部を改装したレストラン。食事後、いろいろ建物内部を案内してもらった。

レストランに改装された武家屋敷の小さな筋をまっすぐ100m程度行くと伯太川に出る。そこから振り返ってパチリ。

伯太川を渡ったところに母里地区の昔からの街並みが残る。母里藩は1万石の極小の藩。初代藩主から最後の10代目藩主まで江戸に常駐し、大政奉還後に帰国した。城はなく陣屋が設けられ、家老が政務を執った。

集落は赤茶色の石州瓦の建物が多い。

街並みに復元された時之櫓。

お堂かな?

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神様が集まる街の中心部を歩く

2023-05-14 01:14:33 | 島根県

2023年4月15日(土)

出雲は、松江に次ぐ島根県第2の街。旧暦10月には神様が集まる出雲大社がある街として有名。街の中心は平成の合併前の旧出雲市。

 

出雲の中心部の「くにびき中央」通り。出雲は小さい国なので、どこからか国を引いてきて大きくしようという「国引き神話」がある。なので出雲地方にあたる松江でも「くにびき道路」、「くにびきメッセ」など「くにびき」がついた物がある。写真右下に出雲大社をイメージしたJR出雲市駅が見える。出雲大社は今は出雲市だが、以前は大社町でここから8km程度。

「くにびき中央」通りのヤマタノオロチ退治像。スサノオノミコトが酒でおびき寄せ退治するシーン。

オオナムチ(オオクニヌシ)がガマの穂で傷を負った白兎治そうとしている像。因幡の白兎は鳥取であるがオオクニヌシは出雲大社の祭神である。

くにびき中央通りから東へ入ったアーケード商店街。街の中心部そして駅近で賑わっただろうが、ほとんどがシャッターで寂しい。

アーケード街の出入口も出雲大社をイメージしている。

くにびき中央通りから入ったアーケード商店街を抜けたところにある「おろち通り」。

正月でもないのにしめ縄を飾っている中心部にある酒屋。伊勢では正月でもないのにしめ縄を飾っている家を多く見たが、出雲ではあまり見ない。

出雲市駅、くにびき中央通り、おろち通りの間にある飲み屋街。

くにびき中央通りから西へ入ったところ。料亭っぽい情緒ある店だが、閉業しているようだ。

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北前船で栄えた大河河口にある昔の面影残す街を歩く

2020-12-03 00:19:11 | 島根県

2020年9月23日(水)

江津市江津町の本町地区は、北前船の寄港地として、天領米の積出港として栄え、廻船問屋が軒を連ねて市政・経済の中心だった。現在も当時の面影を感じる街並みが残っている。

 

2018年4月に廃線となったJR三江線の線路。江の川に並んで敷設されていた。線路西側(写真右)に江津本町の街並みがある。

江津本町の街並み。江津は石州瓦の産地でもあり、夢と瓦に思いを込めて"天領江津本町甍(いらか)街道"と平成になって新しく名付けられた。

 

 

江津本町の中でも、溝のような小さな川沿いが最も風情がある。

 

 

旧江津郵便局。溝のような小さな川沿いの風情のある街並みの中で、白壁の青い柱と窓枠の洋風建築は最も目立つ。

溝のような小さな川のへりには、牛馬をつないだ「鼻ぐり石」がある。

廃線となったJR三江線の線路付近から石州瓦の街並みを狙ってみた。

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